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ワシントンD.C.で一番見応えのある美術館【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2020年3月18日更新

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アメリカの首都、ワシントンD.C.にふさわしい国立美術館といえば、スミソニアン博物館&美術館が立ち並ぶモールにある【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】。とにかく広い!その中でも押さえるべき美術品をご紹介します。

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ナショナルギャラリーはスミソニアンにあるのに “スミソニアン” じゃない?!

「ワシントンD.C.の観光地と言ったらスミソニアン!」と言われますが、正確に言うと、「スミソニアン Smithsonian」とは、場所の名前でもなければ、1つの美術館のことを指しているのでもありません。

特定の美術館や博物館、動物園など複数のミュージアムをアメリカが国として管理しており、その機関の名前が「Smithsonian Institution スミソニアン協会」。その中でも世界的に人気のあるミュージアムが集まっているのが、ワシントンD.C.きっての観光地「モール」にあります。(モール以外にも点在しています)

でも「モール」と一言で言ってもとても広大で、ワシントン記念塔、リンカーン記念館、国会議事堂、様々な戦争慰霊碑など、様々な見所があることから、ミュージアムが集合しているエリアの代名詞が「スミソニアン」なのです。

今回ご紹介する【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】も、そんなスミソニアンに鎮座する、人気NO.3に入るメインの美術館なのですが、実は…

ナショナル・ギャラリーはスミソニアン協会に属していないんです!

「ナショナル・ギャラリー」すなわち「国立美術館」として由緒あるものの、スミソニアン協会とは異なる組織運営だからなんだそう。でも他のミュージアムと同じように入館料は「無料」!

素晴らしいコレクションがありながら「無料」

国立美術館として維持費は国から出ていますが、なんと!11万6,000点以上 あるコレクション全ては、アメリカ富豪者からの寄贈、もしくは寄付金で購入したものなんだそう!

収蔵品は13世紀から現代までの ヨーロッパの絵画や彫刻がメイン で、その質の高さは ルーブル美術館にも匹敵 すると言われるほど。

そんな素晴らしい作品がたくさん観賞できる美術館に、他のスミソニアン博物館や美術館と同じく、無料 で入れるなんて驚きです!

(寄贈によるナショナル・ギャラリーの誕生についてもっと詳しく知りたい方は記事末の「ナショナル・ギャラリーを産んだのは「メロン」さん」の段をご覧ください♪)

とにかく広いナショナル・ギャラリー!一番の見所は「西館」

ナショナル・ギャラリーには、西館・東館・彫刻庭園の3つのエリアがあります。

本館でもある 西館 は、ジェファーソン記念館もデザインしたホープさんによる建物で古典的。主に13〜19世紀のコレクションを観ることができます。

コレクションが本館に収容しきれなくなったことから、1978年に新しく建てられたのが 東館。ここでは、20世紀以降の現代美術や特別展示が観られます。建物自体も、西館のデザインとは異なり近代的。西館とは、地下コンコースで繋がっています。

彫刻庭園はその名の通り、モールの木々の合間に造られた “青空” 美術館です。小道を散歩しながら大きな彫刻を楽しめます。

もちろん東館も彫刻庭園も素晴らしいので、時間がた〜っぷりある方は2〜3日かけてじっくり周ると良いと思いますが、スミソニアンには他にも魅力的なミュージアムがいっぱい!旅行中に短時間でナショナル・ギャラリーの素晴らしさを感じたいのであれば、やっぱり 西館がオススメ!

今回は、その中でも見るべき作品のご紹介だけではなく、その作品の背景、画家の人生なども合わせてご紹介します。こういった事前知識が少しでもあると、絵画を見るのもより楽しくなると思います。

西館で押さえるべきフロアは【イタリア美術】

さすがアメリカ規模、西館だけでもかなり広いです。その中で一番人気があるのが【イタリア美術】。「イタリア国外であれば、最高のクオリティ」とまで言われるほどです。

レオナルド・ダ・ビンチの『Ginevra de' Bemch(ジネブラ・デ・ビンチの肖像)』

その中でも、上の写真、『モナ・リザ』で超有名な レオナルド・ダ・ビンチ『Ginevra de' Bemch(ジネブラ・デ・ビンチの肖像)』は必見!

実は、レオナルドの作品はヨーロッパ以外には、この1点以外、無いんです。と言うのも、『モナ・リザ』で有名になりましたが、レオナルドの完成作品自体は20点ほどしかありません(素描はたくさんあるそうですが)。

この肖像のモデルであるジネブラは、レオナルドと家族ぐるみで仲が良かったそう。彼女には相思相愛の相手がいたそうですが、認めてもらえず、別の男性と結婚させられることに…この絵は、その結婚直前の姿なのだそう。なんとも言えない哀愁が漂っていますね…。

フェッティの『The Veil of Veronica(ベロニカのベール)』

イタリアでは、16世紀に入ると、宗教画や肖像画のほかにも新しい描写が流行ってきました。その中の作品でぜひ観ていただきたいのが、フェッティの『The Veil of Veronica(ベロニカのベール)』。(上写真の右にある小さな作品)

キリストが十字架を背負って処刑に向かう時、憐れんだベロニカという女性が自分のベールでキリストの汗を拭ったら、キリストの顔がベールに浮かんだ…と言う逸話の作品です。

エル・グレコの『Virgen con el Nino y las santas Martina e Ines(聖母子と聖マルティーナ、聖アグネス)』

この独特な構図と、イラストのような描写が特徴的な絵を描いた エル・グレコ は、ギリシャで生まれ、イタリアとスペインで活躍した画家。「エル・グレコ」は本名ではなく、イタリア語でギリシャ人という意味の「グレコ」に、スペイン語の男性冠詞「el エル」が付いた、いわば芸名です。

イタリア美術はこの他にも、レオナルド・ダ・ビンチと並んで “最期ルネサンス(15世紀ごろ)の三大巨匠” と呼ばれる ラファエロミケランジェロ 、また『ヴィーナス誕生』で有名な ボッティチェリ の作品もあり、どれも見応えがあります。

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※この記事は2020年3月17日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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