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松林散策路
右手に初島の漁港を眺めながら、ぐんぐん歩いていくと、舗装路が途切れて、「え?こっち行っていいの?」と迷うようなコースに入ります。
安心してください!こちらは、ちゃあんと観光用に整備された松林散策路です。踏み慣らされた道の両脇には、アクセントとなるようにか、人よりも大きな石がゴロンゴロンと置いてあります。
松の葉の隙間から、陽光が柔らかく地面に落ちて、さっそく「スローな島時間」の気配がしてきました。
道はくねくねとしていて、ところどころ海に近づいたり、遠のいたりしています。波が磯辺にザブンザブンとぶつかる音が強まったと思ったら、急に視界が開けるところに出てきました。
海沿いの大きな岩々には、散策を一休みし、談笑している人々もいましたよ。
初島灯台
散策路を抜けて、またしばらく歩くと、通りを遮るようにポツンと小さな灯台が建っています。ここが初島灯台です。
初島灯台では、晴れた日には伊豆七島のうち、伊豆大島、三宅島、利島、新島、神津島の5島を眺めることができます。さらに、相模湾にかけては熱海、伊東、湯河原、小田原、江ノ島など全展望型で絶景を楽しめる場所なのです。
ここ初島灯台は、実はあることで日本でたった一つの灯台なのです。「外側に螺旋階段が付いた灯台」としては、日本でここだけ。確かに、外側に階段のついた灯台は見たことないかもしれません。
帰りは、日本でたった一つの階段を下って戻ります。
ついに来た!アジアンガーデン
さあ、灯台を抜けて、ついにやって来ました!アジアンガーデン。
アジアンガーデンは、とにかく「スローな島時間」なるものを満喫できる場所なんです。そのためにフェリーのチケットも、ここのセット券を購入したようなもの。
ご覧ください!通常、入園料は大人950円。セット券をあらかじめ購入しておけば、500円で入れてしまうんですねー。これは作戦勝ちであるとニヤニヤせざるを得ません。
受付で入場券を提示して、いよいよアジアンガーデンの中に入っていきましょう。
キター!!景色全面で放つスローな島時間の気配!ふかふかの芝生はこれでもかと鮮やかな緑色で、お世辞じゃなく、筆者の人生で見た中で一番きれいな緑色をしています。
大きな日よけの傘の下には、テーブルとベンチと、そして赤、青、黄と色とりどりのハンモックが設置されています。
ハンモックに寝そべってみると、おぉぉぉ。体が弾力のある布地にくるんと包まれて、意外なほど安心感があります。繭に包まれている蚕ってこんな気分なのかな・・・と、想像するほど。傘ごしに体に優しく差し込む陽光が、ぬくぬくと全身を暖めてくれて眠くなります。
これは・・・昼寝の究極の楽園であると認めざるを得ません!!耳を澄ませば、ところどころから小鳥のさえずりに交じって、人間のイビキが「クカー」「プスー」と聴こえてきます。わかります!
スローな島時間で、時間感覚をどこかへやってしまった人々の頭上を、大きな黒い蝶々が、くるくると楽しそうに旋回していました。風もなく、暑くも寒くもなく、ただただ心地いいだけの1日だと、なおさら心地よく過ごせますね。
ちなみに、ハンモックはなんとなく不安定な感じがしますが、慣れると寝返りも余裕で打てます。ただし、ハンモックから降りるときに、バランスを崩し、ハンモックごと縦に回転(土台がやや弓型なので、そのまま半円状に頭から崩れ落ちる)することもあるので、降りる際は注意してくださいね!
- アジアンガーデンR-Asia
- 熱海 / 公園 / インスタ映え
- 住所:熱海市初島1113地図で見る
- 電話:0557-67-2151
- Web:https://www.pica-resort.jp/hatsushima/special/rasi...
おわりに
いかがでしたか?世の中にこんなご褒美あったんだ!というくらいの至福の時間を過ごせる場所、初島。首都圏からあっという間に行けてしまう島なので、思い立ったらぜひ行ってみてくださいね!
- 初島
- 熱海 / 女子旅 / 子供が喜ぶ / 島・離島 / 遊び場
- 住所:静岡県熱海市初島地図で見る
- Web:http://www.hatsushima.jp/