オーストラリア
オーストラリア観光
日本の約22倍の広大な土地に広がる大自然

オーストラリアのクラフトビール 徹底比較!

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:36ヶ国

2018年12月5日更新

11,053view

お気に入り

この記事の目次表示

濃い色のエール

ダーク エール(Dark Ale)

ギネスに代表される濃い色のエールで、スタウト(Stout)とかポーター(Porter)と呼ばれることもあります。フルボディで、アルコール度数が高く、コーヒーやチョコレート、キャラメルのような香ばしさが特徴です。

  • 写真:Booboo56

オススメは上の写真右側(肌色のラベル)の、ホワイトラビット ダークエール(White Rabbit Dark Ale)です。キャラメル、トフィーの香り、リッチでシルキーな味わい、何杯飲んでも飽きない素晴らしいダークエールです。ホワイトラビットはオーストラリアでは珍しい白ビール(真ん中の黄色のラベル)もつくっています。

アンバーエール(Amber Ale)

Amberというのは琥珀色のことで、ダークエールとペールエールの中間で、ペールエールの味わいにキャラメルの香りが加わったような味わいです。オススメは4パインズのアメリカンアンバーエール(4Pines Brewing American Amber Ale)です。

  • 写真:Booboo56

上の写真が4パインズのラベル。アメリカンアンバーエールの他、ドイツスタイルのケルシュ(Kolsch)も美味しいですよ。

ゴールデンエール(Golden Ale)

アンバーエールより、ペールエールに近いビールで、アンバーエールよりはさっぱりした味が特徴です。

ラガータイプのビール

日本のビールと同じラガータイプのビールでも、小さな醸造所で造ったものはクラフトビールと呼ばれます。

ラガー(Lagar)の他、チェコのピルセン地域発祥のピルスナー(Pilsner)という名前をつけたものがそれに当たります。

  • 写真:Booboo56

最近よく目にするようになったイエンダ(Yenda)はNSWの片田舎にある小さな醸造所ですが、全国的に展開中です。グリーンのラベルがクリスプラガー、ブルーがペールエール、黄色がセッションラガーです。

自分好みのビールを見つけよう

オーストラリアのクラフトビールに特化したウエブサイトのリストによると、オーストラリアには585の醸造所があるそうです。それぞれ5,6種類のビールを作っているとすると、オーストラリアのクラフトビールは3,000以上!全部試すことはまず不可能ですが、色々試してみたいという人に、アドバイス。

Craft Beer Barで試す

最近の流行にあやかって、クラフトビアバー(Craft Beer Bar)というクラフトビールをたくさん扱うバーが増えてきました。Googleマップなどで、「Craft Beer Bar near me」で検索すると、あなたの近くのクラフトビアバーが探せます。

注文する前に試飲ができたり、100mlぐらいの小さなグラスで何種類か注文できたりするお店が多いので、クラフトビールに興味があれば、行ってみましょう。

醸造所で試す

全国に585もの醸造所があるわけですから、あなたの近くにもあるかもしれません。バーを併設し、目立つ醸造所もありますが、町工場のような醸造所もあります。これも「Micro Brewies near me」で検索してみてください。

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56

サンシャインコーストの街の外れの工場街にあるサンシャインブルワリー。こんなところですが、20年前クラフトビールがブームになる前からビールをつくり続けている老舗です。

サンシャインコースト ブルワリー
オーストラリア / 居酒屋・バー
住所:5/13 Endeavour Dr, Kunda Park QLD 4556地図で見る
電話:(07) 5476 6666
Web:http://sunshinecoastbrewery.com

酒屋さんのミックスパックで試す

酒屋さんでいろいろ買って、ウチ飲みもいいですね。ボトルショップ(街中の酒屋さん)やリカーショップ(郊外型の大型の酒屋さん)では数種類のクラフトビールを1パックにした商品を扱う店や、6本以上買うとMix and Matchと言ってディスカウントしてくれるお店もありますから、店内を注意深く見てみましょう。

パブで試す

わざわざ、クラフトビアバーや酒屋に行く時間がない。気楽にクラフトビールを試してみたいという人はパブに行ってみましょう。先にご紹介したマチルダ ベイ(Matilda Bay)とジェームス スクワイアー(James Squire)という醸造所は、大手ビールメーカーがオーナーなので、そのビールメーカーと関係があるパブに行くと、クラフトビールが試せます。瓶や缶でなく、生ビールが試せるのも魅力です。

パースの醸造所マチルダベイのビールは毛の長い水牛のような動物「ヤク(Yak)」がトレードマーク。ファットヤック(Fat Yak ペールエール)、レイジーヤック(Lazy Yak セッションエール)、ワイルドヤック(Wild Yak パシフィックエール)など、ビールの名前にもYakが使われています。

  • 写真:Booboo56
  • 写真:Booboo56

左の写真の水牛みたいなのがYakのトレードマークです。生ビールのタップ(右の写真)にこのマークを見つけたら、ぜひ注文してみてください。

ジェームス スクワイアーも本当にたくさんのビールをつくっています。普通のパブで生ビールとして飲めるのは先にご紹介したワンフィフティー ラッシース(One Fifty Lashes Pale Ale)ですが、クラフトビールに特化したパブだと、ペールエール以外の生ビールを見つけることもできますよ。

  • 写真:Booboo56これも可愛いネーミングの「ホップ泥棒」 アメリカンスタイルのペールエールです。 
  • 写真:Booboo56「ジャック・オブ・スペード」は、ポーター(黒ビール)です。

パブの使い方、注文の仕方については、こちらのオーストラリアのパブでビールを飲もう!パブ利用ガイドの記事を参考にしてくださいね。

オーストラリアのビールに関する関連記事はこちら
【オーストラリア】州別徹底比較!王道ビール8選

オーストラリアの旅行予約はこちら


オーストラリアのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

オーストラリアのホテルを探す

オーストラリアの航空券を探す

オーストラリアの現地アクティビティを探す

オーストラリアのWi-Fiレンタルを探す

オーストラリアのレンタカーを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【オーストラリア】テイクアウェイの定番フィッシュ&チップスの種類とオーダー方法

ファーストフードにもいろいろありますが、英国領だったオーストラリアでは、イギリス料理の「フィッシュ&チップス」と「ミートパイ」がファーストフードの代表格です。そ...


シドニーで絶品オイスターが食べられるお店3選

オーストラリアと言えば「オージービーフ」が有名ですが、海に囲まれた国ならではの新鮮なシーフードも外せません。今回はシドニーで定番の品種「シドニー・ロック・オイス...

【オーストラリア・パース】マーケットだけじゃない!平日のフリーマントルの楽しみ方モデルコース

パースに行ったら欠かせない観光地、港町フリーマントル。週末だけ開催されるフリーマントルマーケットが有名ですが、平日に当たってしまったらどう過ごして良いのか分から...

シドニーで食べたい!定番オーストラリアンフードとおすすめレストラン

オペラハウスなどの観光地やコアラやカンガルーなどの野生動物と違って、あまり馴染みのないオーストラリア料理ですが、実は美味しいものがたくさんあります。今回は在住者...

オーストラリアでこれ食べよ!国民食、ミートパイ

オーストラリアを代表する食べ物は、オージービーフやラムのバーベキュー、パンに塗って食べる真っ黒な「ベジマイト」だけではありません。今回は「これぞオーストラリア人...

この記事を書いたトラベルライター

頭の中は食べることばかり、元バックパッカー 
観光というより、暮らすように旅できるオーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコーストの魅力をお伝えしたくて、トラベルライターになりましたが、なかなか思うような記事ができず奮闘中。
旅行の目的は「食べること!」、旅行先で出会った美味しいものもご紹介していきたいと思っています。

【オーストラリア】定番から、2020年流行中まで!スーパーで買えるお菓子20選

今回のテーマは「オーストラリアのスーパーで買えるお菓子」。お土産として日本人に人気のお菓子に加え、地元民にとっての「これぞオーストラリア」な定番お菓子、そして2...


【オーストラリア】「これが地球?」の景色が広がる地下都市、クーバーペディ

荒涼とした景色が好きな人なら絶対気に入る「クーバーペディ」。オーストラリア内陸部にある人口3千人あまりの街です。ここの魅力は風景だけではありません。この記事を読...


スペイン行ったら、これ食べよ! バルのおすすめタパス8選

スペインのグルメ体験といえば「タパス」。タパスと言ってもいろいろあって、何を食べるか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか?そんなあなたのために、スペイ...

1日で立山黒部アルペンルートを通り抜けるモデルコース!紅葉シーズンにもおすすめ

世界でも有数の山岳観光ルート、立山黒部アルペンルート。季節によって、いろいろな楽しみ方がありますが、今回は紅葉を楽しみながら、長野県側で前泊し、富山県側に通り抜...

【オーストラリア】テイクアウェイの定番フィッシュ&チップスの種類とオーダー方法

ファーストフードにもいろいろありますが、英国領だったオーストラリアでは、イギリス料理の「フィッシュ&チップス」と「ミートパイ」がファーストフードの代表格です。そ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります