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濃い色のエール
ダーク エール(Dark Ale)
ギネスに代表される濃い色のエールで、スタウト(Stout)とかポーター(Porter)と呼ばれることもあります。フルボディで、アルコール度数が高く、コーヒーやチョコレート、キャラメルのような香ばしさが特徴です。
オススメは上の写真右側(肌色のラベル)の、ホワイトラビット ダークエール(White Rabbit Dark Ale)です。キャラメル、トフィーの香り、リッチでシルキーな味わい、何杯飲んでも飽きない素晴らしいダークエールです。ホワイトラビットはオーストラリアでは珍しい白ビール(真ん中の黄色のラベル)もつくっています。
アンバーエール(Amber Ale)
Amberというのは琥珀色のことで、ダークエールとペールエールの中間で、ペールエールの味わいにキャラメルの香りが加わったような味わいです。オススメは4パインズのアメリカンアンバーエール(4Pines Brewing American Amber Ale)です。
上の写真が4パインズのラベル。アメリカンアンバーエールの他、ドイツスタイルのケルシュ(Kolsch)も美味しいですよ。
ゴールデンエール(Golden Ale)
アンバーエールより、ペールエールに近いビールで、アンバーエールよりはさっぱりした味が特徴です。
ラガータイプのビール
日本のビールと同じラガータイプのビールでも、小さな醸造所で造ったものはクラフトビールと呼ばれます。
ラガー(Lagar)の他、チェコのピルセン地域発祥のピルスナー(Pilsner)という名前をつけたものがそれに当たります。
最近よく目にするようになったイエンダ(Yenda)はNSWの片田舎にある小さな醸造所ですが、全国的に展開中です。グリーンのラベルがクリスプラガー、ブルーがペールエール、黄色がセッションラガーです。
自分好みのビールを見つけよう
オーストラリアのクラフトビールに特化したウエブサイトのリストによると、オーストラリアには585の醸造所があるそうです。それぞれ5,6種類のビールを作っているとすると、オーストラリアのクラフトビールは3,000以上!全部試すことはまず不可能ですが、色々試してみたいという人に、アドバイス。
Craft Beer Barで試す
最近の流行にあやかって、クラフトビアバー(Craft Beer Bar)というクラフトビールをたくさん扱うバーが増えてきました。Googleマップなどで、「Craft Beer Bar near me」で検索すると、あなたの近くのクラフトビアバーが探せます。
注文する前に試飲ができたり、100mlぐらいの小さなグラスで何種類か注文できたりするお店が多いので、クラフトビールに興味があれば、行ってみましょう。
醸造所で試す
全国に585もの醸造所があるわけですから、あなたの近くにもあるかもしれません。バーを併設し、目立つ醸造所もありますが、町工場のような醸造所もあります。これも「Micro Brewies near me」で検索してみてください。
サンシャインコーストの街の外れの工場街にあるサンシャインブルワリー。こんなところですが、20年前クラフトビールがブームになる前からビールをつくり続けている老舗です。
- サンシャインコースト ブルワリー
- オーストラリア / 居酒屋・バー
- 住所:5/13 Endeavour Dr, Kunda Park QLD 4556地図で見る
- 電話:(07) 5476 6666
- Web:http://sunshinecoastbrewery.com
酒屋さんのミックスパックで試す
酒屋さんでいろいろ買って、ウチ飲みもいいですね。ボトルショップ(街中の酒屋さん)やリカーショップ(郊外型の大型の酒屋さん)では数種類のクラフトビールを1パックにした商品を扱う店や、6本以上買うとMix and Matchと言ってディスカウントしてくれるお店もありますから、店内を注意深く見てみましょう。
パブで試す
わざわざ、クラフトビアバーや酒屋に行く時間がない。気楽にクラフトビールを試してみたいという人はパブに行ってみましょう。先にご紹介したマチルダ ベイ(Matilda Bay)とジェームス スクワイアー(James Squire)という醸造所は、大手ビールメーカーがオーナーなので、そのビールメーカーと関係があるパブに行くと、クラフトビールが試せます。瓶や缶でなく、生ビールが試せるのも魅力です。
パースの醸造所マチルダベイのビールは毛の長い水牛のような動物「ヤク(Yak)」がトレードマーク。ファットヤック(Fat Yak ペールエール)、レイジーヤック(Lazy Yak セッションエール)、ワイルドヤック(Wild Yak パシフィックエール)など、ビールの名前にもYakが使われています。
左の写真の水牛みたいなのがYakのトレードマークです。生ビールのタップ(右の写真)にこのマークを見つけたら、ぜひ注文してみてください。
ジェームス スクワイアーも本当にたくさんのビールをつくっています。普通のパブで生ビールとして飲めるのは先にご紹介したワンフィフティー ラッシース(One Fifty Lashes Pale Ale)ですが、クラフトビールに特化したパブだと、ペールエール以外の生ビールを見つけることもできますよ。
パブの使い方、注文の仕方については、こちらのオーストラリアのパブでビールを飲もう!パブ利用ガイドの記事を参考にしてくださいね。