オーストラリアの文化でもある「ビール」。最近はクラフトビールが流行っているオーストラリアですが、訪れたらやはりまずは王道ビールを嗜みたいもの。この記事では、オーストラリア6つの州を代表するビールについてご紹介します。
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オーストラリアは各州を代表するビールがある
日本のビールの王道ブランドといえば、アサヒ、サッポロ、キリン、サントリー。どれも全国区ですよね。今回ご紹介するオーストラリアの王道ブランドも、全国どこでも飲めるのですが、実は「オリオンビールといえば沖縄」というように、各州を代表するビールがあり、「飲むなら絶対地元ブランド!」という人が多いのがオーストラリアの特徴です。
例えば、筆者の住んでいるクイーンズランド州で、「VB」というビールを注文すると、まあ冗談でしょうが、「クイーンズランド人だったらVBは飲まないよー」と言われたりするんですよ。
- 出典:www.flickr.comCairns Australia Beer Run , Photo by Terrazzo
ビクトリア州を代表するビール
Victoria Bitter(ビクトリア ビター)
- 出典:commons.wikimedia.orgPhoto by Simon Laird CC BY-SA 2.5 from Wikipedia Commons
メルボルンがあるビクトリア州を代表するこのビールは「VB(ヴィービー)」の名前で知られています。「オーストラリアのシェアーNo1」だそうですから、オーストラリアで一番有名なビールだと言ってもいいでしょう。
Carlton Draught(カールトン ドラフト)
- 出典:www.flickr.comCarlton - Carlton Draft , Photo by Sam Cavenagh
「ドラフト(生ビールの意味)」の他にいろいろな種類のビールがある「カールトン」ブランドですが、一番人気はこれ。このビールを製造販売する会社は国内最大のシェアーを持つビールの会社で、前に挙げた「VB」もこの会社が製造販売しています。
ニューサウスウェールズ州を代表するビール
Tooheys New(トゥーイーズ ニュー)
- 出典:www.flickr.comTooheys New , Photo by puyol5
シドニーで人気の「トゥーイーズ」ブランド。この「New(ニュー)」はラガータイプですが、「TED (テッド)」と呼ばれる「Tooheys Extra Dry (エクストラドライ)」や「Old(オールド」と呼ばれる黒ビールなど、他の種類のビールも美味しいです。
Hahn Super Dry(ハーン スーパードライ)
- 出典:www.flickr.comHahn - Super Dry , Photo by Sam Cavenagh
この「ハーン」ブランドもいろいろな種類のビールがありますが、筆者の好みでこの「スーパードライ」をオススメします。甘みがなく、キリッとした味が特徴です。
クイーンズランド州を代表するビール
XXXX Gold(フォーエックス ゴールド)
クイーンズランドのビールと言ったらこの「XXXX(フォーエックス)」。ゴールドとビターの2種類がありますが、人気があるのはこのゴールドです。
このゴールドの人気の秘密は味だけでなく、アルコール度数にあるのかもしれません。オーストラリアでは血中アルコール濃度が0.05%までは飲酒運転が認められているのですが、このゴールドのアルコール度数は3.5%と低く、ゴールドを1時間に1缶の割合で飲んでいれば、飲酒運転にはならないということで、このビールを選ぶ人が多いようです。「大都会じゃなければ、車以外に移動方法がないオーストラリアならではだなあ〜」と感じます。