「龍安寺」とその周辺にある人気名所「金閣寺」「北野天満宮」「仁和寺」「妙心寺」を1日でめぐる観光モデルコースをご紹介!ランチ&午後の一休みタイムにも周辺の人気店を訪れる、おすすめプランです。
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午前:雲龍図が見どころの「妙心寺」、世界文化遺産「仁和寺」へ
まずは雲龍図や梵鐘をはじめとする見どころ豊富な「妙心寺」へ。続いて皇族が代々住職を務め「仁和寺」を訪れてみましょう。
日本最大の禅寺「妙心寺」(拝観所要時間:1時間)
「妙心寺」は、敷地内に46もの塔頭が立ち並ぶ、日本最大の禅寺。1342年(暦応5年・康永元年)、花園天皇によって創建されました。
見どころは多数ありますが、特に見逃せないのが妙心寺法堂の天井に描かれた『雲龍図』。江戸時代の絵師・狩野探幽によるもので、どの角度から見上げても龍と目が合うように描かれていることから「八方睨みの龍」とも呼ばれています。
また同じく法堂に収められている、698年(文武2)鋳造の日本最古の梵鐘も必見です。
- 妙心寺
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺
- 住所:京都府京都市右京区花園妙心寺町64地図で見る
- 電話:075-461-5226
- Web:http://www.myoshinji.or.jp/
世界文化遺産「仁和寺」(拝観所要時間:1時間)
妙心寺の拝観を終えたら、続いて金閣寺と並んで世界文化遺産に登録された「仁和寺(にんなじ)」へと移動しましょう。妙心寺から1.3km、徒歩の場合20分ほどの移動時間です。
仁和寺は平安時代、光孝天皇(こうこうてんのう)の命で着工したのが始まりで、仁和4年(888年)、宇多天皇が遺志を継いで寺院を完成させました。退位後、出家して修行に励み、明治維新まで皇族が代々住職を務めたことから「御室御所(おむろごしょ)」とも呼ばれています。
また美しい庭園も仁和寺の見どころの一つ。なかでも宸殿(しんでん)には白川砂を敷きつめた南庭、そして池を配した北庭があり、庭の奥には、仁和寺のシンボル「五重塔」も見ることができます。
- 仁和寺
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺 / 紅葉 / パワースポット / 桜の名所 / 世界遺産 / 庭園の名所 / 観光名所
- 住所:京都府京都市右京区御室大内33 地図で見る
- 電話:075-461-1155
- Web:http://www.ninnaji.jp/
ランチ:龍安寺境内にある「西源院」で湯豆腐・精進料理をいただこう
仁和寺へ参拝した後は、距離にして1km、徒歩の場合は12分ほどの「龍安寺」へと移動しましょう。
龍安寺拝観の前に、境内にある「西源院」でランチがおすすめ。西源院は湯豆腐と精進料理の専門店で、風情ある庭園を眺めながら食事をいただけます。
- 西源院
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 龍安寺境内地図で見る
- Web:https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=612...
午後:石庭が有名な「龍安寺」、美しく輝く「金閣寺」、学問の神様「北野天満宮」へ
西源院でのランチの後は、いよいよ「龍安寺」を参拝しましょう。龍安寺拝観のあとは「金閣寺」「北野天満宮」の順にめぐってみて。途中、粟餅が人気の専門店「粟餅所・澤屋」で一休みもおすすめです。
15個の石を配した石庭が見どころの「龍安寺」(拝観所要時間:40分)
「龍安寺」は室町幕府で活躍した守護大名・細川勝元によって創建された、臨済宗の寺院。
有名な石庭は、三方を囲まれた幅25m、奥行き10mあまりの長方形の白砂に15個の石を配したシンプルな名園です。この15個の石は5、2、3、2、3と配置されていますが、どの角度から眺めても必ず1個の石は他の石の影にかくれ、15個の石すべてを一度に見ることができないと言われています。
秋には石庭越しの紅葉が美しく、庫裏の石段の紅葉トンネルもまた見どころ。
- 龍安寺
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺 / 一人旅 / 観光名所 / 紅葉 / 世界遺産 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13地図で見る
- 電話:075-463-2216
- Web:http://www.ryoanji.jp/smph/
池に映る姿も美しい「金閣寺」(拝観所要時間:40分)
龍安寺から約1.6km、徒歩の場合は約20分でたどり着ける「金閣寺」。正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」ですが、金閣寺の愛称で広く知られています。建物の中と外に金箔を貼った舎利殿を金閣といい、舎利殿を含めた寺院全体を金閣寺と呼びます。
現在の金閣寺は昭和25年(1950年)の火災で焼失したものを再建したもの。昭和62年(1987年)には金箔の張り替えが行われ、美しく輝く金閣寺が姿を現しました。
境内の半分以上を占める庭園は特別史跡・特別名勝に指定されており、鏡湖池(きょうこち)に映る金閣寺の姿は一見の価値があります。
- 金閣寺
- 今出川・北大路・北野 / 寺 / 世界遺産 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市北区金閣寺町1地図で見る
- 電話:075-461-0013
- Web:http://www.shokoku-ji.jp/k_about.html
「粟餅所・澤屋」の素朴な粟餅で一休み
金閣寺の拝観を終えたら、続いて約1.1kmほど離れた「北野天満宮」へと移動しましょう。参拝する前に、北野天満宮の一の鳥居の前に佇む「粟餅所・澤屋」で一休みはいかがでしょうか。
澤屋は創業した天和2年(1682年)から粟餅を作り続ける老舗。素朴な粟餅は、餡で包んだものと、きな粉をまぶしたものの2種類あり、店内でお茶とともにいただけます。また夏には粟餅が入ったかき氷も人気です。
牛の像を撫でると身体が良くなる「北野天満宮」(拝観所要時間:30分)
澤屋の粟餅で一息ついた後は、「北野天満宮」へお参りしましょう。菅原道真をお祀りする北野天満宮は、通称「北野の天神さん」とも呼ばれ、古くから学問の神様として信仰されてきた神社です。
境内には天神様の使いとして親しまれている「牛の像」があり、気になる箇所をなでると身体が良くなるといわれています。また本殿の奥には「牛舎(ぎゅうしゃ)」があり、祀られている「一願成就のお牛さん」をなでると、ひとつだけ願いが叶います。
境内には約300本のもみじが植えられた「史跡 御土居のもみじ苑」、50種類の梅の木が約1,500本植えられた「梅苑」を併設しており、それぞれ見頃の時期には、普段以上に多くの参拝客が訪れています。
なおもみじ苑、梅苑も見学する場合には、拝観所要時間は1時間ほど見ておくと良いでしょう。
- 北野天満宮
- 今出川・北大路・北野 / 神社 / 紅葉 / 梅の名所
- 住所:京都府京都市上京区馬喰町地図で見る
- 電話:075-461-0005
- Web:http://www.kitanotenmangu.or.jp/