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村田商人やましょう記念館
紅花や生糸の取引、味噌・醤油の製造販売、金融業などで富を築き、町有数の豪商であった「やましょう」ですが、現在は記念館として、無料で蔵や屋敷が公開されています。白と黒のコントラストが際立つなまこ壁に、立派な薬医門や電話番号表札、外からも豪商ぶりは十分伺えますが、中に入るとまた驚き。
広い帳場には、とてつもなく大きな金庫が鎮座しており、居室も奥へ続きます。豊かな経済力を背景に、領主に貸付まで行っていたというのも納得です。離れ座敷には、家主の友人だった作曲者・古賀政男氏も宿泊したことがあるそうです。
- 村田商人やましょう記念館
- 宮城 / 博物館 / 穴場観光スポット
- 住所:宮城県柴田郡村田町村田字町191地図で見る
- 電話:0224-83-6211(蔵の観光案内所)
かねしょう商店
やましょう3代目の弟さんが分家して、天保12年(1841年)に、文具や雑貨を取り扱う店を創業したのが、かねしょう商店。2階をかねしょうの時館(商いと暮らしの博物館)として公開しています。建物は大正3年建築です。
明治時代に本屋さんをしていたそうで、教科書なども大量に保存されています。生活雑貨が当時の値札をつけて並んでいるのも、時代が感じられます。奥様が、古いオルガンで演奏をして下さることも。
大沼酒造店
正徳2年(1712年)より、村田で酒造りをしている大沼酒造店は、300年余の歴史ある蔵元です。初代店主は、江戸時代、 仙台藩の「御国産問屋商人」に任ぜられ、商人として異例の名字帯刀を許されたという歴史があります。手間ひまはかかりますが、麹造りからすべて手造りにこだわっているそうです。特別純米辛口の「乾坤一(けんこんいち)」が有名です。
- 大沼酒造店
- 宮城 / 酒蔵 / 日本酒
- 住所:宮城県柴田郡村田町字町56-1地図で見る
- 電話:0224-83-2025
- Web:https://miyagisake.jp/kuramoto/onuma/
村田でランチなら「麹ダイニング藍」【閉店】
日本酒や味噌、納豆の製造元が並ぶ「発酵文化」の高い町で「蔵の町を観て、発酵文化を味わってもらう」というコンセプトで、平成30年3月20日(火)に、オープンしたのがこちら。空き蔵を活用したお店で、甘酒と糀料理を提供しています。美味しいだけではなく、健康と美容に良い麹料理ですから、嬉しいですね。
今回頂いたのは、この日のランチメニューの中から、チーズリゾットと伊達男の2品。伊達男は、大沼酒造店の乾坤一の酒粕などに漬け込んだ豚肉を炒めたものです。どちらも、深いコクと旨味を感じるメニューです。
- 【閉店】麹ダイニング藍
- 宮城 / その他レストラン
- 住所:宮城県柴田郡村田町大字村田字町187地図で見る
- 電話:090-4048-6990
村田町歴史みらい館
村田の町並みから、車で3分ほどの場所で無料で見学ができます。村田の原始から古代を紹介するコーナーでは、町内で出土した石器や土器などが展示され、街道と人々の関わりや村田商人の活躍を紹介するコーナーなど、村田町の歴史を知ることができる施設です。
- 村田町歴史みらい館
- 宮城 / 博物館
- 住所:宮城県柴田郡村田町大字村田字迫85 地図で見る
- 電話:0224-83-6822
- Web:http://www.town.murata.miyagi.jp/kosodate/miraikan...
道の駅村田
村田町歴史みらい館に隣接している道の駅で、町内の特産品やお土産、地元の朝採り新鮮野菜を扱うほか、レストランも併設しています。春に販売される特産品のそら豆が有名です。1袋¥600ほどと格安!素焼きでホクホクの美味しさなので、ぜひお土産に。
- 道の駅 村田
- 宮城 / 道の駅・サービスエリア / ドライブスポット / おみやげ屋
- 住所:宮城県柴田郡村田町村田北塩内41地図で見る
- 電話:0224-83-5505
- Web:http://muratamachi.info/
この記事を書いたライターから一言
村田の町は、お買い物ができるお店や、飲食店が少ないので、発展途上ではありますが、その分、観光客も少なく、じっくりのんびり見学できます。お近くにお越しの際は、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。(Olive)