小田原市

【神奈川】難攻不落の城「小田原城」の見所と御城印

取材・写真・文:

神奈川在住

2021年1月26日更新

1,987view

お気に入り

写真:絶景@日本

東海道新幹線の停車駅でもあり、日本有数の観光地である箱根への玄関口でもある小田原には、駅から徒歩10分の所に難攻不落の城と言われた小田原城があります。今回は、小田原城の見所をご紹介します。

この記事の目次表示

小田原城と場内の様子

北条氏の居城として広く知られている小田原城は、上杉謙信や武田信玄の攻撃にも耐え、難攻不落の城と言われたお城で、江戸時代には小田原藩の藩庁が置かれ関東の重要拠点とされました。

  • 写真:絶景@日本

2020年現在、5階建ての天守閣内には、数多くの美術品や写真などが展示されており、北条氏が治めていた時代や江戸時代、近年までの復興の様子など、各時代の様子を知る事ができます。

  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本

また、天守閣5階からは小田原の街並みだけでなく、目の前に広がる相模湾や三浦半島、伊豆半島など360度の景色を楽しむ事ができます。

  • 写真:絶景@日本天守閣から見た箱根方面
  • 写真:絶景@日本天守閣から見た相模湾と伊豆半島
  • 写真:絶景@日本天守閣から見た小田原駅

なお、天守閣の開館時間などは以下のようになっています。

【開館時間】
9:00~17:00(最終入館は16:30)
*祭り期間中や夏季など開館時間延長の場合あり

【休館日】
12月第2水曜日、12月31日~1月1日

【入館料】
一般 510円、小・中学生 200円

小田原城の公式HPはコチラ

日本100名城と北条氏愛用の2つのスタンプ

小田原城は日本100名城(*)の1つである為、日本100名城の記念スタンプがあります。また、小田原城の城主として、小田原の地を治めていた北条氏の2代氏綱から5代氏直までの歴代当主が用いていたという虎朱印もあります。登城の記念に是非、押してみては如何でしょうか。

  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本

*日本100名城とは、観光地としての知名度や文化財や歴史上の重要性等から審査され選ばれたお城の事を言います。

常盤木門SAMURAI館

小田原城本丸の正門にあたり、重要な防御拠点であった常盤木門の2階では、武士の精神性や武具の美術性にスポットを当てた甲冑や刀剣などの展示が行われている「SAMURAI館」があります。

甲冑は戦の時に命を守る為の防具ですが、機能性だけでなく、装飾性も併せ持った美術品としての一面も備えている事がわかります。

  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本

なお、SAMURAI館の開館時間などは以下のようになっていますが、常盤木門1階では9:30~16:00の時間で中学生以上500円、小学生以下300円で甲冑着付け体験ができますので(最終貸出しは15:30)、是非、そちらも利用してみては如何でしょうか。

【開館時間】及び【休館日】
天守閣の開館時間、休館日に順じます。

【入館料】
一般 200円、小・中学生 60円
*天守閣との2館共通券は一般 610円、小・中学生 220円
常盤木門SAMURAI館
小田原市 / 美術館
住所:小田原城址公園内本丸広場 常盤木門2階展示室地図で見る
Web:https://odawaracastle.com/castlepark/SAMURAI/

小田原城 NINJA館

かつて歴史見聞館だった所は近年「NINJA館」としてリニューアルされましたが、「NINJA館」は、北条氏に仕えた風魔忍者にスポットを当てた施設として、8つの忍術が体験できる体験ゾーンと敵の忍者に戦いを挑む実践ゾーンがある体験型施設です。

忍術の中には、体験ゾーンにあるからくり屋敷からヒントを探す事で得られる忍術もあるので、小さなお子さんも宝探しのように楽しむ事ができます。なお、「NINJA館」の開館時間、休館日はSAMURAI館同様に天守閣に順じ、入館料は一般300円、小・中学生100円です。

  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本忍術体験ゾーン
  • 写真:絶景@日本実践ゾーン
小田原城歴史見聞館/NINJA館
小田原市 / 博物館 / 雨の日観光
住所:神奈川県小田原市城内3番71号地図で見る
電話:0465-23-1373
Web:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawarac...

平日は3館共通券がお得です!

今回ご紹介した、天守閣、SAMURAI館、NINJA館の3館に入館する場合、天守閣とSAMURAI館の2館共通券(一般620円)を利用しても920円しますが、平日の場合は3館共通券が一般800円、小・中学生300円とお得に利用できます。平日に行かれる方は是非、この3館共通券でお楽しみ下さい!

小田原城の御城印帳と2つの御城印

近年は、お城の御朱印と呼ばれる「御城印(ごじょういん)」を目にする機会が増えましたが、御城印は御朱印のように半紙(和紙)の中央に城名が書かれ、更に城主の家紋が朱印されているもので、お城によっては、「お城御朱印」、「登閣記念証」などと呼ばれています。

小田原城では、小田原城下の小田原城址公園が桜の名所100選に選定されている程、桜の名所になっている事と、小田原市の市花が梅であることから、桜と梅の花でデザインされた御城印帳(税込2,300円)が販売されています。

  • 写真:絶景@日本小田原城の御城印帳(表)
  • 写真:絶景@日本小田原城の御城印帳(裏)

御城印は御朱印と異なり、ほとんどが紙の書置きになっていることから、小田原城の御城印帳は蛇腹タイプの片側がポケットファイル式になっています。

小田原城の御城印は、小田原城の城名と北条氏の家紋が朱印されている北条版と、江戸時代に城主であった大久保氏の家紋である朱印と、歴代から崇敬された摩利支天の梵字があしらわれた江戸時代版の2種類(各300円)があります。

  • 写真:絶景@日本小田原城の御城印(北条版(右)と江戸時代版(左))

なお、この御城印帳の裏側はポケットファイルが付いてない半紙(和紙)ですので、先に紹介した記念のスタンプ等を押す事も可能です。

小田原城を彩る花たち

小田原城城下の城址公園区域では2月頃の梅に始まり、桜、藤、つつじ、花菖蒲、紫陽花、ハスと8月頃まで季節の花を楽しむ事ができます。花の時期にはライトアップなどのイベントが開催される事もありますので、こちらと合わせて小田原城にお出掛けするのもお勧めです。

  • 写真:絶景@日本小田原城址に咲く桜と学橋
  • 写真:絶景@日本
  • 写真:絶景@日本

楽しみ方色々な小田原城に足を運んでみては如何ですか?

小田原城では、数多くの美術品や写真などからその時代を感じるだけでなく、子供も大人も楽しめる忍者体験が出来たり、梅や桜などの季節の花を鑑賞するなど、色々な楽しみ方ができます。立地も小田原駅から徒歩10分程と近く、旅の記念に御城印を頂くこともできますので是非足を運んでみては如何ですか?

小田原城
小田原市 / 城 / 観光名所
住所:神奈川県小田原市城内6番1号地図で見る
電話:0465-23-1373
Web:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawarac...

次のページを読む

小田原市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


関東のおすすめドライブスポット・コース22選!日帰りでお出かけしよう

景色が楽しめる絶好のドライブルートや、都市部から少し離れた自然豊かな景勝地や観光スポットなど、日帰りでのお出かけ先にぴったりな関東のおすすめドライブスポット・コ...


神奈川デートに!カップルにおすすめのデートスポット42選

ロマンチックな夜景が眺められる名所や海の見える公園、2人で思いっきり楽しめるレジャースポットに、絶景が魅力の観光スポットまで、カップルで行きたい神奈川のおすすめ...

小田原のおすすめドライブスポット13選!車で行きたい絶景スポット&名所特集

新鮮な海鮮料理が食べられる小田原漁港や、天守閣からのパノラマビューも楽しめる小田原城、建築と一体になった美術作品が鑑賞できる江之浦測候所など、車で行くのにぴった...

【神奈川】大人が遊べる!穴場のおもしろスポット10選

ユニークな水槽で魚が泳いでいる「横浜開運水族館」や、ゴールド免許を意識したゴールド神社がある「亀ヶ池八幡宮」、写真撮影も楽しい「岡本太郎美術館」など、大人が遊べ...

3月の国内おすすめ旅行先12選!春を感じる旅行へ出かけよう

3月は各地で桜や菜の花が咲き始め、沖縄では海開きが始まるなど、春の訪れを全国各地で感じられる季節。春休みや週末旅行など、3月のお休みにおすすめの国内旅行先をご紹...

この記事を書いたトラベルライター

駆け出しのトラベルライター
アラフォー男子
新宿、小田原、川崎を起点に
お得なフリー切符を活用して
都内近郊を中心に大切な人と出掛けています

それぞれの時期に咲く花を見に行き、
それぞれの土地で美味しいものを食べ、
それぞれの季節の風景を楽しむ

そんな気持ちが記事から伝わり、
読んでくれた方の参考になれば幸いです

写真は大切な人です☆
https://zekkei-japan.com/

【都内から1万円旅】餃子も楽しむ宇都宮日帰り観光プラン

宇都宮には、約2000年前に火山灰や軽石が堆積して生まれた大谷石の採掘場だった大谷資料館があります。宇都宮観光の人気スポットの1つである大谷資料館や、宇都宮餃子...


【神奈川】江戸情緒溢れる「小田原新城下町」も注目の駅前新スポット「ミナカ小田原」

城下町や東海道の宿場町として栄えていた小田原。この小田原駅前に2020年12月、飲食店を中心とした商業施設「ミナカ小田原」が誕生しました。今回は、この新スポット...


【みさきまぐろきっぷ】で楽しめる、おすすめ食事処3選

京急電鉄には、まぐろ料理が楽しめる「みさきまぐろきっぷ」がありますが、今回はこの「みさきまぐろきっぷ」で利用できる32店舗の中で、実際に筆者が訪れてお勧めする3...

お得な【みさきまぐろきっぷ】で巡る三浦海岸の河津桜と三崎のマグロ

例年2月になると、花が咲いている期間が約1ヶ月と比較的長い特徴を持つ、早咲きの河津桜が開花します。河津桜と言うと伊豆の河津町が有名ですが、春に咲く桜と同じように...

夏涼しく、冬暖かい!都内にある秘境「日原鍾乳洞」

日本各地に秘境と呼ばれるスポットはいくつもありますが、石灰岩が地表水や地下水などによって浸食されてできた洞窟(鍾乳洞)が奥多摩にあります。今回は奥多摩にある「日...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります