台湾の道を歩いていると「永和豆漿」や、それと似た名前の看板をよく見かけます。日本人の間でも朝ごはん屋さんとして親しまれているお店ですが、実は夜に営業を開始して、お昼近くまで開いているお店が多いってご存知ですか?しかもお店によってメニューや値段が少しずつ異なるので、地域ごとにおいしい永和豆漿を発掘するのも楽しいんです。今回は、地方都市新店にある人気のお店「永和大世界豆漿大王」を例にとって、お店の特徴やおすすめメニュー等をご紹介します♪
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台湾の至る所で発見!「永和豆漿」ってどんなお店?
「永和豆漿」という名前の付くお店は、台湾の至る所で目にします。道を歩いている時に見かけたり、泊まったホテルの近くにあったという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
「こんなにたくさんあるってことは、チェーン店なのかな?」と思われるかもしれませんが、実はチェーン店というわけではなく、それぞれは全く別のお店になります。そのため、メニューや値段設定もお店によって少しずつ異なります。
とはいっても豆漿(豆乳)や蛋餅(卵巻き)、小籠包などの定番メニューはだいたいどこの永和豆漿にもそろっているように思います。日本人に人気の鹹豆漿(台湾風豆乳スープ)も、ほとんどのお店で提供されているはずです!
「永和大世界豆漿大王」の営業時間やメニュー
こちらは地方都市「新店」にある「永和大世界豆漿大王」のメニューです。MRT七張駅から歩いて15~20分ほどのこのお店は、地元の方でいつも賑わっています。
メニュー看板には営業時間も書かれていますが、なんとこのお店は夜の7時から翌日の午前11時まで営業していると書かれています。朝ご飯だけではなく、夜遅くにちょっと何か食べたいな、という時にもぴったりです。
メニューを眺めてみると、さすが地元密着のお店だけあって、リーズナブルな価格設定です。鹹豆漿だってたったの20元(日本円で72円程度)、小籠包は1つのセイロに8個入って60元(日本円で216円程度)でいただくことができます。これだけ安いと、ついつい頼みすぎてしまいそうです。(※レートは2017年1月現在)
また、こちらのお店は豆漿(豆乳)メニューが充実しており、冷たいものと温かいものが選べるのはもちろん、黒豆漿といっためずらしい豆漿もあります。
日本人の口にも合う食べ物ばかり
永和豆漿で提供されているメニューは、日本人の口にも合うものばかりです。価格設定が手ごろなので、気になるものはどんどん試してみましょう。
写真の左上の燒餅という揚げパンは、中に自分の好きな具をはさんでもらうことができます。すこしあっさりしたものが食べたい時には、サラダが包まれている燒餅素菜沙拉がおすすめ。大きくてボリュームたっぷりでありながらも、中は野菜なのでヘルシーです。高麗菜包(キャベツまん)は、お肉よりも野菜が包まれた蒸し物が食べたいという時にぴったり。
右上の、もちもちした皮に卵焼きをサンドした食べ物は、蛋餅といって台湾の定番メニューです。卵焼きと一緒に挟むトッピングは、チーズやコーン、台湾バジルなどの好きな具を選べるお店がほとんど。中でもおすすめはチーズで、もちもちした生地ととろ~りチーズの相性が抜群です。
一番下の鹹豆漿は、あたたかいおぼろ豆腐のようなメニューで、中に一口サイズに切られた油条等の具が入っています。しょっぱいような酸っぱいようなソースと豆腐のハーモニーが、日本人の口に合うことでしょう。鹹豆漿はどのお店でいただいても大体おいしいので、永和豆漿に出かけたらぜひ注文していただきたいメニューの一つです。
おわりに
「永和豆漿」は朝ごはんとしての利用はもちろん、夜にちょっと小腹がすいたなという時にもぴったりのお店です。夜市は人が多すぎてちょっと・・・という時には、この「永和豆漿」に足を運んでみるのはいかがでしょうか。きっと大満足の夜食タイムになりますよ。