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【8】宇都宮焼きそば
栃木県宇都宮市といえば餃子が有名ですが、餃子に次ぐご当地グルメとして人気なのが「宇都宮焼きそば」です。かつてはコンビニチェーンの「ローソン」でも販売していたほどの人気。
宇都宮やきそば会によると、太い麺を使用し、醤油ベースのだし汁で蒸し焼き、そしてソースは後がけが宇都宮流だそう。そのほか野菜は短冊切りで、ハムやキャベツ、目玉焼きをトッピングするのが多いようです。宇都宮市のサービスエリアや駅のお土産屋さんでは、自宅でも味わえる「宇都宮焼きそば」を販売しています。
宇都宮焼きそばのおすすめ店:石田屋やきそば店(宇都宮市)
- 出典:tripnote.jp
東武宇都宮駅から歩いて8分ほどの場所にある「石田屋やきそば店」は、宇都宮焼きそばを語る上でまず名前が挙がる老舗です。昔ながらの店構えで、なんだか懐かしい雰囲気。もちもちの太麺に、目玉焼きの黄身や石田屋オリジナルのソースをからめて食べる焼きそばは、素朴ながらも絶品です。
【9】ポテト入りやきそば
栃木県足利市で食べられているご当地焼きそば。ソース焼きそばに一口大の蒸したじゃがいもが入っているもので、この辺りの地域では焼きそばにじゃがいもを入れるのは当たり前だそう。
起源は大正初期にまでさかのぼります。栃木県南部ではじゃがいもがたくさん収穫され、よく食べられていました。長ねぎとじゃがいものしょうゆ炒めは子供のおやつとして定番で、ある時しょうゆの代わりにソースをかけたら好評となり、それ以来ソースで食べるのが主流になりました。そして戦後、麺を加えるようになり「ポテト入り焼きそば」が誕生しました。
「ポテト入り焼きそばをひろめる会」が発行しているポテト入り焼きそばマップは、こちらで見ることができます。
【10】ビルマ汁
益子焼で有名な益子町に伝わる「ビルマ汁」。ビルマとは現在のミャンマーのことで、太平洋戦争でビルマに出征した飯塚潤一さんが、ビルマで食べたスープが美味しかったと、帰国後に再現したのがはじまりです。それが近所の人に伝わり、夏の定番料理として広まりました。
トマトやナス、いんげんなどの夏野菜に、じゃがいもやニンジン、玉ねぎなどを和風の出汁で煮込み、唐辛子とカレー粉で味付けした料理です。トマトの酸味と唐辛子の辛味、そしてカレーの風味がベストマッチしたスープはさっぱりと飲みやすく、特に夏に食べたくなる味わいです。
益子町の飲食店では夏季限定で「ビルマ汁」を提供しています。提供期間はお店ごとに異なりますが、ビルマ汁を提供しているお店はこちらで確認できます。
【11】鮎めし
海なし県である栃木県は、じつは淡水魚の鮎の漁獲量が全国でもトップクラス!夏には県内各地の「やな」で鮎料理を楽しむことができます。そんな鮎料理のひとつが「鮎めし」です。お米と一緒に生の鮎または素焼きの鮎を炊き込んだ料理で、旬の時期には道の駅でも「鮎めし」を販売することがあります。
栃木県でもとくに、さくら市の喜連川地区は鮎の生産が盛んで、その量は東日本一。さくら市の「喜連川水産株式会社」が製造する「鮎めしの素」は、鮎がまるごと入っており、お米と一緒に炊くだけで自宅で鮎めしが味わえるとあり、お土産に人気です。
【12】ソースカツ丼
福井県や群馬県、長野県の駒ヶ根など、ソースカツ丼が名物の地域は全国にいくつかありますが、栃木県の足利市もソースカツ丼が名物になっています。足利市はソースカツ丼発祥の地をうたっており、足利市でカツ丼と言えばソースカツ丼のこと。白いご飯の上に、千切りのキャベツと、ソースが絡んだ一口大のヒレカツを乗せるのが特徴となっています。
【13】けんちん汁
鎌倉の建長寺が発祥と言われている「けんちん汁」。全国的に食べられていますが、栃木県の郷土料理でもあり、地元の味と言われています。
精進料理として生まれた「けんちん汁」は、肉を使わず、里芋や大根など秋から冬にかけて収穫される野菜をたっぷり使うのが定番。もちろん春、夏が旬の野菜でもおいしくいただくことができ、野菜を油で炒めるのが大きな特徴です。
現在ではうどんを入れた「けんちんうどん」も食べられており、那須高原エリアでは「けんちんうどん」を提供するお店もあります。
【14】レモン牛乳
- 出典:tripnote.jp※レモン牛乳クッキーです
栃木県のご当地ドリンクとしてメジャーな「レモン牛乳」。戦後間もない頃に栃木の企業が発売した歴史ある飲み物で、栃木県内のスーパーや道の駅、サービスエリアなどはもちろん、学校の自販機でも売られています。正式名称は「関東・栃木レモン」と言い、栃木県産の生乳に砂糖やレモン香料などを加えたレモン色をした乳飲料です。レモン果汁を入れると牛乳が固まってしまうため、果汁は入っていません。
近年は飲み物としてだけでなく、レモン牛乳を使った「レモン牛乳クッキー」や「レモン牛乳まんじゅう」、さらには文房具などのグッズと、幅広く展開し人気を集めています。
【15】ぱんじゅう(岡田のパンヂュウ)
ぱんじゅうとは今川焼きから派生したお菓子で、北海道の小樽市、三重県の伊勢市でも銘菓として親しまれています。栃木県では足利市のソウルフードとして知られており、栃木県での元祖は「岡田屋」。たこ焼きよりは大きく、今川焼きよりは少し小さめな生地の中、たっぷりの餡子がつまっています。
ぱんじゅうのおすすめ店:岡田のパンヂュウ(足利市)
- 出典:tripnote.jp
足利市旭町にある御嶽神社の境内脇で、移動式屋台にて販売しています。行列ができているので、すぐにわかるでしょう。雨の日以外は基本的に出店していますが、不定休なので食べられない日もあるかもしれません。3個で100円とリーズナブルに味わえますよ。