霊山寺や国分寺、大麻比古神社などをはじめとする徳島県の神社・お寺の中から、トリップノートの5万人の旅行好きトラベラー会員(2019年11月現在)が実際に行っている徳島の人気寺社ランキングをご紹介します!
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1位:竺和山 霊山寺
「霊山寺(りょうぜんじ)」は、全行程1,460kmにもおよぶ四国八十八ヶ所霊場を巡るお遍路旅の始まりとなる寺です。天平時代に、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開きました。こちらのお寺の納経所では、霊場巡りへの準備を整えるため、納経帳や白装束など、お遍路グッズ一式が販売されています。
敷地内の見どころは、600年近い歴史を持つ「多宝塔」や「縁結び観音」。縁結びに関しては男女の関係だけでなく、健康、仕事、幸せなど様々な縁結びにご利益があるとされています。
2位:薬王山 国分寺
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「国分寺」は聖武天皇の勅願で、全国に置かれた国分寺・国分尼寺のうちの一つ。四国八十八カ所霊場の第15番札所にあたります。創建当時は、広大な寺領を持って隆盛を極めましたが、戦国時代に焼失してしまいました。現在でも境内にはいくつかの遺跡が残っており、往時の栄華を想像することができます。
境内での見どころは、国指定の名勝庭園。本堂東側にある「枯池式庭園」と、四周に石組を配した「築山式枯山水庭園」の2つの庭で構成されています。江戸時代後期に大改修されたとされる豪快な石組造形は、日本屈指の庭園の一つとして人気を集めています。
3位:大麻比古神社
地元では「大麻さん」「おわさはん」とも呼ばれる徳島一の大社「大麻比古(おおあさひこ)神社」。かつて阿波国の「一宮(いちのみや)=地域の中で最も格式の高いとされる神社」として崇められた神社で、大麻比古大神(おおあさひこおおかみ)と猿田彦大神(さるたひこおおかみ)をお祀りしています。
創建の年代は不詳ですが、延喜5年(905)に編纂された『延喜式』に大麻比古神社の名が記されていることから、少なくとも1,100年以上の歴史を持つ古社となっています。初詣の人出も徳島一で、三が日で約25万人の人が参拝に訪れます。
- 大麻比古神社
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- 住所:徳島県鳴門市大麻町板東広塚13地図で見る
- 電話:088-689-1212
- Web:http://www.ooasahikojinja.jp/
4位:得度山 切幡寺
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四国八十八カ所霊場の第10番札所にあたる「切幡寺(きりはたじ)」。標高155メートルという山腹に本堂があるため、参拝するには約800m・333段にわたって続く石段を上って行く必要があります。
国の重要文化財にも指定されている「切幡寺大塔」は絶景スポットとしても人気で、ここからの景色は、参拝までの苦労を吹き飛ばしてくれるはず。眼下には雄大な吉野川が流れ、前方には四国山脈が生み出すスケールの大きな山なりを望むことができます。
5位:金剛山 藤井寺
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四国八十八カ所霊場の第11番札所にあたる「藤井寺(ふじいでら)」。大師がこのお寺で修行を行なった後に藤を植えたことが寺の名前のゆかりとなっており、現在でも4月下旬から5月上旬にかけて、古木の木に藤の花が咲き誇る様子を目にすることができます。
本尊の薬師如来は、創建以来二度の火災に遭いながらも難を逃れ続けていることから「厄除け薬師」として信仰を集めており、国の重要文化財にも指定されています。また、本堂の天井には30畳ほどの面積に渡って迫力抜群の巨大な雲龍の天井画が描かれており、こちらも見逃せません。
6位:母養山 恩山寺
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かつては女人禁制だった、四国八十八カ所霊場の第18番札所「恩山寺(おんざんじ)」。修行中の大師に会いに来た母を迎え入れるため、大師は山門近くにある瀧に7日間うたれるという祈願を行ない、晴れて女人解禁を成就させたと言われています。
そんな大師の母、玉依御前(たまよりごぜん)はその後このお寺で出家。その際に剃髪した髪は、大師堂の手前にあるお堂「大師御母公剃髪所」に祀られています。
7位:橋池山 立江寺
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四国八十八カ所霊場の第19番札所「立江寺(たつえじ)」は、行基が光明皇后の安産を祈願したことからはじまったとされるお寺です。四国霊場にある4つの「関所寺(せきしょでら)= 大師の審判を受ける場所」の一つで、悪事を行なった者は改心しないと山門からその先に歩みを進めることができず、天罰がくだると言われています。
邪悪な心を裁くとして恐れられている一方、元々の寺の始まりが安産祈願に由来していることから「子安の地蔵尊」としても親しまれています。また、本堂の天井画も見どころの一つ。東京芸術大学の教授等によって花鳥風月などが描かれており、観音堂の絵天井とともに、昭和の日本画を代表する文化財として高く評価されています。
8位:霊鷲山 鶴山寺
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標高475mの鷲が尾の山頂に建つ、四国八十八カ所霊場の第20番札所「鶴山寺(かくりんじ)」。弘法大師がこのお寺で修行を行なっていた際、雄雌2羽の鶴が黄金の地蔵を運んできたと言われていることが、お寺の名前の由来となっています。
山裾から続く幽寂かつ急勾配な坂道を約4km登ることで、ようやく山門に辿りつくことから、八十八カ所巡りの中でも難所の一つとして知られています。
9位:医王山 薬王寺
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「薬王寺(やくおうじ)」は、美波町にある高野山真言宗の寺院です。四国八十八カ所霊場の第二十三番札所であり、山号は医王山です。御本尊は薬師如来で、厄除けの寺として知られ、多くの参詣者を集めています。
昭和39年に建立された高さ29mの瑜祇塔(ゆぎとう)は、薬王寺のシンボル。瑜祇塔からは、日和佐の街が一望できます。また、こちらでは薬師如来とのご縁を結ぶことができる「戒壇巡り」もできます。
10位:雲辺寺
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四国山脈の山頂にあるお寺「雲辺寺(うんぺんじ)」は、四国八十八所の中で最も標高が高い所にあるお寺です。高所と険しい山道を登らなければならなかったことから「遍路ころがし」と呼ばれ、霊場巡りの中でも難所とされていました。また、学僧が集まる学問道場として栄えたことから「四国高野」とも呼ばれていたそうです。
そんなかつての難所も、現代は日本最大級のロープウェイが建設されており、山頂まで7分で到着することができます!お寺の境内・周辺には500本のモミジやイチョウが自生しており、紅葉の名所としても知られています。
- 雲辺寺
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- 住所:徳島県三好市池田町白地ノロウチ763-2地図で見る
- 電話:0883-74-0066
- Web:http://www.88shikokuhenro.jp/kagawa/66unpenji/
※本記事のランキングは、トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータ(2019年11月時点)を元に算出しています。