鳥取県東部の因幡地方でしか栽培されていない、日本一甘い柿と言われている「花御所柿」。その美味しさは「一度食べたら忘れられない」と言われているほどです。今回は、地元ではもちろんのこと、全国的にも高く評価されている「花御所柿」と、その花御所柿を満喫できる「物産館みかど」についてご紹介します。
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花御所柿とは?
花御所柿(はなごしょがき)は、鳥取県東部の因幡地方でのみ栽培されている甘柿です。
約200年前の天明年間に、旧郡家町花の野田五郎助翁が、大和の国から枝を持ち返り、庭先の木に接ぎ木したのが始まりと伝えられています。
明治42年に、農林省園芸試験場長の恩田鉄弥博士がその風味を褒め称え、「花」という地名から「花御所柿」と命名されました。
五郎助翁が残した花御所柿は、今では鳥取県八頭郡八頭町を代表する特産品となり、日本一の甘柿として全国的に高く評価されています。
「物産館みかど」で花御所柿を満喫しよう!
「一度食べたら忘れられない」と称賛される花御所柿はどこで食べられるか、オススメの直売所をご紹介します。
花御所柿の食べ頃である11月下旬から12月中旬にかけ、八頭町を中心に鳥取東部の農産物直売所などで販売されますが、オススメは花御所柿の果樹園も営む「物産館みかど」です。
物産館みかどは、鳥取市から南に10km程向かった国道29号沿いにある特産品直売所で、大きな柿が目印です。
店内では花御所柿以外にも、地元の野菜や季節のフルーツ、手作りの加工品も販売されています。
また、販売されている花御所柿以外にも、ぜひチェックしてほしいのがお店周辺の景色です。
この時期になると、花御所柿があちらこちらで実り、辺り一帯を柿色に染めます。
特に国道29号線沿いの隼駅辺りから物産館みかどまでの道のりの景色は大変きれいです。
花御所柿を食べて楽しむのはもちろんのこと、ぜひ見ても楽しんでみて下さいね。
毎年期間限定!「花御所祭り」で花御所柿食べ放題を楽しもう!
日本一甘い柿・花御所柿は、旬になると農産物直売所やスーパーなどでもお手頃な価格で購入することができますが、オススメは物産館みかどで毎年11月下旬に開催されている「花御所柿祭り」です。2日間限定のイベントとなりますが、タイミングが合えば足を運んでみることをおすすめします。
なんと、この「花御所祭り」では立派な花御所柿が破格のお値段で販売されている他に、花御所柿の食べ放題コーナーが設けられているのです。
花御所柿がお好きな方はもちろん、初めての方は試食も兼ねて食べることができます。
筆者も今回初めて頂いたのですが、想像を上回る甘さがあり驚きました。一口目から上品な甘さが口いっぱいに広がります。
熟し具合にもよるかと思いますが、試食で頂いた花御所柿は適度なかたさがあり、シャキシャキとした食感に近かったです。「一度食べると忘れられない」と讃えられていることがよく判ります。
また、日本一の甘い柿が無料でいくらでも食べられる他にも、このお祭りでは、袋単位やケース単位で大変お得に花御所柿を購入することもできます。
1袋300円で、お1人様10袋限定で販売されている花御所柿販売コーナーは特に人気で、長い列が何本もできていました。
地元民をはじめ、県外からも多くの方々が訪れる大盛況のお祭りなので、毎年の開催情報をぜひチェックしてみて下さいね!
- 2018年の開催は11月25日・26日
おわりに
鳥取県東部の因幡地方でのみ栽培されている日本一甘い柿「花御所柿」や、その花御所柿を堪能できる「物産館みかど」はいかがだったでしょうか?
11月下旬から12月中旬までと旬は短いですが、本当に「一度食べたら忘れられない」美味しさがあります!
鳥取県東部のスーパーや農産物直売所で販売されている以外にも、物産館みかどのホームページから購入することもできるので、ぜひ、一度召し上がってみて下さいね。