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③仙谷コース1/10~5/10
仙谷コース1/10~5/10までは、杉林と沢沿いを登っていきます。
沢を渡ったかと思えば杉林、杉林を出たかと思えばまた沢といったコースを繰り返しながら標高を上げていきます。
仙谷は狭く急峻な谷の道が続き、岩石を踏みしめながら慎重に登っていく直登コースです。
沢には登山道といった明確な道がないので、道標や枝などに巻かれたピンクの印を見落とさないように注意して進んでいきましょう。
『次はどっち?』と思うような場面も多々ありますが、少し先に目印があったり、道脇に「対岸へ」と行ったような看板があるので、それらを頼りにして進めば初めての方でも道が判るかと思います。
沢の石や苔むした岩はかなり滑るので要注意です。また足の置き場も慎重に選定して下さい。
頑丈そうに見える石や岩もいざ体重をかけてみると揺らぐものや崩れたものがたくさんあったので、気を付けて先を目指して下さいね!
④仙谷コース6/10~7/10
5/10を過ぎると、コースは次第に沢から離れていき、6/10~7/10の間に鎖場が2つほどあります。
鎖場と言っても大したことはなく、鎖を補助に使う程度で足元に注意して登れば難なく登れます。
鎖場というと構える方も多いかもしれませんが、難所というほどのものではないので安心して下さいね。
⑤仙谷コース8/10(氷ノ越登山道合流地点)
鎖場を越え、7/10から8/10までの道は、ブナ林の尾根道が続きます。
傾斜は次第にきつくなり、張りだしたブナの根を頼りに急登していくと、氷ノ越登山道との合流地点である8/10に到着です。
標高は1,380m、山頂まで約0.5kmです。
ここからは初心者にオススメのコースとして知られている「氷ノ越コース」と全く同じ道を行くので、少しを気を楽にしてラストスパートを歩ききりましょう!
⑥仙谷コース9/10~氷ノ山山頂
山頂目前の9/10の道のりは、見晴らしがかなり良く、足場も整います。
丸太の道を進み、木の板で作られた道の先にはもう山頂小屋が目の前です。
最後の丸太を登り切ると、ゴール地点の氷ノ山山頂に到着です!
- 出典:tripnote.jp
- 写真:SaoRi
晴れてる日の氷ノ山山頂からの景色はとても素晴らしく、中国地方の最高峰である大山や六甲山々など、360度の大パノラマを楽しむことができます。
三ノ丸コース方面に行けばお手洗いもあるので、ゆっくりと過ごすことができます。
シーズン中は氷ノ越コースは混みあいますが、そちらに比べてマイナーな仙谷コースは空いているので、自分のペースでサクサクと登りたい方にもオススメです。
心行くまで氷ノ山山頂を満喫したら、気を付けて下山して下さいね♪
おわりに
登山中上級者向けといわれている氷ノ山・仙谷コースのご紹介はいかがだったでしょうか?
中上級者向けと言われていますが、滑る場所や足場の悪いところにさえ注意して登れば、そこまでの難所もなく、沢や鎖場などのバラエティに富んだコースを楽しめます。
氷ノ山の定番コースである「氷ノ越コース」を登ったことがある方も、また別な魅力を楽しめるので、ぜひ仙谷コースにもチャレンジしてみて下さいね!