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装備と覚悟を!山頂までの道のりと見所3選
天球丸巻石垣展望所を過ぎて階段を上っていくと、道は一気に険しくなります。
写真にあるように、整備されていたこれまでの道とは違い、危険な場所も増えます。
標高263mと小さな山なので、高度な登山技術などは必要ありませんが、最低限の動きやすい服装や靴、水分、そして覚悟を持って挑みましょう。
山頂までの道のりをザックリと!
山上ノ丸がある山頂までの道には、そこまでの史跡はなく、山登りに専念できるかと思います。
二合目付近で既に足場が非常に悪くなっているので、最初から注意して進みましょう。
三合目を過ぎる辺りには、木の根が張り巡り、危険を知らせる看板が増えてきます。足元や頭上への注意はもちろん、野生動物や蜂などにも気を付けましょう。
五合目と六合目の間には、簡易的な休憩広場があります。
頂上までの間で休める場所はここだけなので、休憩が必要な方はここでしっかりと休んでおきましょう。
休憩場所を通り過ぎ、もうしばらく険しい道を進むと、八合目、九合目が見えてきます。
九合目を過ぎる頃には足場も大分落ち着きます。ここまで来れば、山上ノ丸の見所は、もう目前です。
山頂の見所その1:本陣山
山上ノ丸跡からは、秀吉が天正9年に鳥取城を兵糧攻めした際に本陣を構えた本陣山を見ることができます。
本陣部分には巨大な土塁や空堀が当時のまま残されており、戦いの際に築かれた臨時的な土の城としては、日本最大級とされています。
山頂の見所その2:車井戸
本丸の中央部には、池田長吉が慶長7年からの城内大改築の時に掘ったといわれる車井戸があります。
囲いの中にあるものの、間近で見ることができるので登頂した際にはぜひ見てみて下さい。
山頂の見所その3:天守櫓跡
久松山の頂上にある天守櫓跡は、まさに鳥取城跡巡りのゴールにふさわしい場所です。
平面上に切り開かれた地には、草花が咲いており、登山の汗に気持ち良い爽やかな風が吹いています。
そして、頂上ならではの景色が待っています。
南を見れば鳥取市街を一望でき、西を見れば日本一大きな池の湖山池があります。
北には鳥取砂丘の一部と日本海が見え、遠くまでよく見渡せます。
登頂の達成感と眼下に広がる絶景の中で、鳥取城の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
おわりに
久松山の山麓から山頂までの鳥取城跡の見所ガイドはいかがだったでしょう?
久松公園として整備が進む鳥取城跡周辺は桜の名所としても有名で、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。
春に観光に行かれる際は、お花見も楽しめてオススメですよ。
鳥取城跡を訪れる際には、ぜひ参考にして下さいね。