マレーシア
マレーシア観光
歴史的な町並みと近代的な建物にビーチリゾートも満喫

マラッカの歴史と文化とカワイイを巡る完全ガイド

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:30ヶ国

2018年8月28日更新

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写真:jihen2

多民族国家マレーシア中でも特にその特徴が出ている街がマラッカ。街全体が世界遺産に登録されており、クアラルンプールやリゾート地ランカウイやボルネオにも負けない素敵な街です。異文化交流の歴史が生み出す素敵な文化とかわいさ溢れる街を徹底的にご紹介!

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【はじめに】マラッカへの行き方

マラッカはマレー半島の南西部にある港湾都市で、東南アジアを経由する貿易の要衝として栄えた街です。15世紀には中国の明が寄港地にし、16世紀にはポルトガルが、17世紀にはオランダが、18世紀にはイギリスがそれぞれ領地として支配しました。1957年に独立したのち、2008年にはその西洋諸国による発展の歴史が残る街として、世界文化遺産に登録されています。

クアラルンプールからは高速バスで2時間程、片道10〜13RM(約271〜352円)で行くことができます。安い!バス会社は複数あり値段やルートが微妙に違いますが、オススメはKKKLDELIMAの2社。車内もキレイで安全です。

  • 写真:jihen2

クアラルンプールでのバスの発着地はTBSという大きなバスターミナルで、鉄道のBadar Tasik Selatan駅と接続しています。Badar Tasik Selatan駅へはKLセントラル駅からRapidKLという電車で30分弱。ターミナルに行くのもバスチケットをゲットするのもそれほど難しくなく安価なので、日帰りでも気楽に向かうことができます。

【1】オランダ広場周辺で世界遺産に触れよう

マラッカに到着したら、まずはメインエリアへ!高速バスが着くマラッカ・セントラルバスターミナルから観光スポットに行くには、タクシーか普通のバスに乗ります。タクシーも便利ですが、バスは1.5RM(約40円)とこれまた安いのでお得です。時間通りに出発しないのが難点ですが、20分程でオランダ広場に到着します。

マラッカ・セントラル・バスターミナル
マレーシア / 駅・空港・ターミナル
住所:Malacca Sentral Bus Terminal Malacca Malaysia地図で見る

オランダ広場

  • 写真:jihen2

マラッカのシンボルになっているエリア。名前のとおりオランダ統治時代の1650年頃につくられた総督府や教会が、すべて赤茶色の壁で統一されています。これぞ異国!という雰囲気でカワイイですよね。

  • 写真:jihen2

ここはとにかく各国から来た観光客の写真スポットになっていて、常に人で溢れています。しっかり良い写真を撮るなら、ちょっと高い位置から見下ろすのがオススメです。

そんな写真映えする賑やかな広場が、かつては東京の霞ヶ関のような政治の中心地だったことを考えると、時代の変遷を実感するのではないでしょうか。

オランダ広場
マレーシア / 公園・動植物園 / 広場
住所:Dutch Square, Melaka, Malaysia地図で見る

セント・ポール教会

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

旧総督府の建物の裏の道を登った丘の上にある教会で、ポルトガル統治時代の1521年につくられたもの。現在はほぼ外壁のみですが、ここで布教活動をし、殉教後も遺体が安置されていたフランシスコ・ザビエルの右手首のない像が印象的です。

内部には信者のお墓が並び、キリスト教の重要な地であったことがありありと感じられる、マラッカ観光には欠かせない場所の一つです。

セント・ポール教会
マレーシア / 社寺・教会 / 教会
住所:Jalan Kota, Bandar Hilir, 75000 Malacca地図で見る

サンチャゴ砦/ファモサ要塞跡

セント・ポール教会から広場と反対方向へ下りたところにあります。現存するのはポルトガル時代につくられ、オランダ時代に再建された門だけ。各国がマラッカを拠点として守るために使われてきた、マラッカの歴史を物語るスポットです。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

マラッカの定番スポットは写真撮影にもぴったりな雰囲気ある風景で、それぞれに歴史の深い場所。マラッカの歴史を感じながら、回ってみてください。

サンチャゴ砦 / ファモサ要塞跡
マレーシア / 遺跡・史跡
住所:Jalan Kota | Bandar Hilir, Melaka 75000, Malaysia地図で見る

【2】メインストリートでカワイイ探しへ

マラッカ観光のメインストリートといえばジョンカー・ストリート。オランダ広場から川を渡ったところにあります。アジアとヨーロッパの雰囲気が混じった街並みがとても魅力的で、建物を見て回るのも楽しみの一つです。そんなジョンカー・ストリートと、1本隣のヒーレン・ストリートでは、カワイイものに次々出会えます!

THE DAILY FIX

  • 写真:jihen2

ジョンカー・ストリートにあるカフェ。通りに面した雑貨屋の店内を抜けた奥にあります。パスタやサンドイッチも充実していますが、ここはパンケーキがオススメ!日本で流行っている大きくてクリームがのったものではなく、小さめでしっかりした味のもの。味をいろいろ選べて、抹茶味もあります。

  • 写真:jihen2solted egg yolk pancake(16.8RM/約456円)
  • 写真:jihen2

パンケーキに添えられているsolted egg yolk は、塩風味カスタードのようなソース。日本では出会わない味でとってもおいしいです。入口はヨーロッパのカフェ風、奥は東南アジアの家のようになっていて、凝った内装がとってもカワイイのも見どころです。

THE DAILY FIX
マレーシア / カフェ・喫茶店
住所:55 Jalan Hang Jebat, Melaka 75200, Malaysia地図で見る

鵬志堂(マラッカ・ハウス)

  • 写真:jihen2

一見すると骨董商のような雰囲気のお店。中はとても広く、家具や調度品など様々な商品が並びます。その一角がアクセサリーや小物のコーナーになっていて、お買い物にはぴったりの場所です。

マラッカらしいちょっとしたお土産ながら、かつマグネットや置き物のような「ザ・定番」のものとも違うオリジナリティとかわいさをゲットできます。

  • 写真:jihen2マラッカモチーフのタイル/1枚8RM(約217円)/4枚買うと1枚サービス
  • 写真:jihen2
鵬志堂
マレーシア / 雑貨・インテリア
住所:Jalan Tun Tan Cheng Lock, 75200 Malacca, Malaysia地図で見る

カラー・ビーズ

鵬志堂の近くにある靴屋さん。看板も店内もカラフルで、靴もみんなかわいい!ビーズを使った小物が特徴のプラナカン文化のデザインで種類も豊富。ウィンドウショッピングでも楽しめます。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

この他にも、周辺にはカワイイお店がたくさん!自分だけのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

カラー・ビーズ
マレーシア / おみやげ屋
住所:84, Jalan Tun Tan Cheng Lock, Melaka地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
instagramでの発信に力を入れているのでぜひチェックして下さい。

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