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【楽しみ方6】ポットホールに入ってみる
ポットホールとは別名・甌穴(おうけつ)とも呼ばれ、いわば自然が創り出した彫刻作品と言えるものです。
急流で運ばれてきた硬い石が、水の力で回転しながら周囲の柔らかい岩壁に食い込み、その部分がすり鉢状に削られ、出来上がった穴なのだとか。長い年月を感じさせます。
高津戸峡では、実際にこの貴重なポットホールに触れることができます。想像していたよりも大ぶりな穴で、中にある石は成人男性が座ることが出来るくらいの大きさでした。
遊歩道からは少し脇道に逸れて寄り道をするかたちになりますが、自然が創り出すものの威力に感動できるポイントなので、見学を強くおすすめします。
【楽しみ方7】高津戸ダムを鑑賞する
遊歩道を進み「はねたき橋」が見えてきたら、高津戸ダムが近付いています。
高津戸ダムは1973年、県内29番目のダムとして完成。水力発電専用のダムで、電気を供給する施設となっているそうです。
【楽しみ方8】はねたき橋から渡良瀬川を一望する
はねたき橋とは、白くて三角形をした橋です。
花や鳥が描かれたタイルが至るところに埋め込んであり、可愛らしい雰囲気を感じることができます。
上の写真にある展望ポイントから眺める渡良瀬川は、絶景です。
【楽しみ方9】大間々神明宮で参拝する
はねたき橋を渡り終え、すぐ左手に曲がると、大間々神明宮の敷地に入ることができます。
しばらく落ち着いた雰囲気の竹やぶを歩くと、いくつか社が見えてきます。天王様(八坂神社)、稲荷様と書かれていました。
その先には大間々神明宮がありますので、お参りができます。すっきりとした境内で、散策しやすいです。
ここまでくれば、出発地点にしていた「ながめ公園」駐車場のすぐ近くです。鳥居を潜り抜けると駐車場がありますので、散策は終了となります。
おまけ
ここまで関東の耶馬渓と称される高津戸峡をご紹介してきました。本場の耶馬渓については以下の記事で解説していますのでご覧下さい。
また、島根県にも耶馬渓と似たような奇岩群がありますのでご興味ある方はチェックしてみて下さい。
この記事を書いたトラベルライターから一言
筆者はゆっくり写真を撮ったり、川を眺めたりして、じっくり散策した方だと思いますが、それでも1時間弱でめぐり終えることが出来ました。見ごたえある風景の連続で、十分に大自然を感じられつつも、駅チカかつ遊歩道も歩きやすく、程よいハイキングが叶ってしまう点が高津戸峡の魅力です。今回は冬に訪れましたが、次回はどの季節に行こうかな~。(菊地早秋)