関東の耶馬渓とも称される「高津戸峡(たかつどきょう)」は、じっくり見ても1時間程度で散策可能な、お手軽ネイチャースポットです。奇岩群に囲まれた渓谷に一歩足を踏み入れれば、雄大な自然に包まれます。この記事では高津戸峡での楽しみ方を9つに分けてご紹介中です。
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高津戸峡(たかつどきょう)とは?
一年を通し大自然を堪能できる景勝地
高津戸峡は、群馬県みどり市にある渓谷です。渡良瀬川(わたらせがわ)と呼ばれる川が渓谷を流れ、その両脇には見事な奇岩群がそそり立ちます。
初夏~紅葉シーズンでは特に人気のスポットになるようですが、筆者は真冬の2月に訪れました。冬だと草木が生い茂る程ではありませんが、それでも十分渓谷の良さを堪能することができます。
ハイキングコースもきちんと整備されているため、足元も歩きやすく、四季を問わず大自然を満喫できるネイチャースポットとなっています。
アクセス方法
最寄駅は、トロッコ列車で有名なわたらせ渓谷鐵道の大間々駅(おおままえき)です。高津戸峡は大間々駅から徒歩約5分で到着します。
お車で行かれる際は、大間々神明宮のすぐ隣にある「ながめ公園」駐車場を目指しましょう。広い駐車場が用意されていますので、そちらに停車し、散策を開始します。
ご注意頂きたいのは、大間々神明宮から最も近い駐車場(無料)を選ぶことです。この近辺にはいくつかの駐車場がありますが、遊歩道の順路の都合上、神社に近いところが最もおすすめです。
お手洗いもありますので、済ませてから遊歩道に向かいましょう。
高津戸橋方面に向かって歩き出すと、遊歩道(ハイキングコース)の案内板がすぐ見えてきますので、そこから散策スタートです。
それでは以下より高津戸峡の楽しみ方をご紹介していきたいと思います!
- 高津戸峡
- みどり市 / 自然・景勝地 / 絶景 / 紅葉 / ハイキング
- 住所:群馬県みどり市大間々町高津戸地図で見る
- Web:https://16106midori.jp/spot/play/8/
【楽しみ方1】高津戸橋から渓谷を眺める
「ながめ公園」駐車場から徒歩すぐのところには、赤くて立派な高津戸橋がかかっています。
遊歩道の入口へ到着する前に通る橋なので、まずはここから渓谷の様子を眺めます。早速見えてくる奇岩群に目を奪われてしまいますよ。
【楽しみ方2】遊歩道を歩く
高津戸橋を少し進むと、遊歩道へといざなう案内板が。こちらに従い遊歩道へ入っていきます。
橋で見るよりも、より渓谷が近くに感じられる位置に遊歩道は設置されています。木の板などで歩きやすく整えられているので安心です。
遊歩道の途中で、いくつかスリリングな吊り橋を渡ることも。割と高いところから下を覗き込む姿勢になりますので、若干ヒヤッとします。
【楽しみ方3】滝を鑑賞する
遊歩道を入ってすぐの見どころは滝です。木々の合間から勢いよく流れ落ちる滝は圧巻!
【楽しみ方4】水の美しさに注目する
散策を始めてすぐ気が付くと思うのですが、高津戸峡を流れている川(渡良瀬川)は透明度が高く、とても美しいです。
ところによりエメラルドブルーに見えますので、水の素晴らしい色に注目しながら進むと、一層わくわくすることができます。
【楽しみ方5】ゴリラ岩を見つける
なんとも衝撃的な名称ですが、散策途中、ゴリラの頭に似た岩が出現します。遊歩道とは反対側の岩壁に視点を移すと、まさにゴリラが見えますよ。
このゴリラ岩からは1958年、コノドント化石が発見されたそうです。コノドント(conodont)とはラテン語で「円錐状の歯」という意味で、カンブリア紀~三畳紀(6億年前~1億8千万年前)の海に生息した生き物なのだとか。
ちなみにゴリラ岩で発見された化石は、高津戸峡と同じみどり市内の「コノドント館」に展示されています。