牡鹿半島で1番人気の観光地といえば、船で渡っていくパワースポット、金華山黄金山神社。鮎川港から向かう際には、周辺に立ち寄りたいスポットや走りたいドライブルートがあるので、そのまま帰らず、絶景と半島グルメを堪能して下さい。
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【1】金華山黄金山(きんかさんこがねやま)神社
牡鹿(おしか)半島北端の女川(おながわ)港、または南に位置する鮎川(あゆかわ)港から船に乗り、お詣りするようになる金華山黄金山神社。3年お詣りするとお金に困らないという言い伝えもあり、ご利益もあると評判の神社です。
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- 金華山 黄金山神社
- 宮城 / 神社 / パワースポット / 穴場観光スポット / 桜の名所 / ハイキング
- 住所:宮城県石巻市鮎川浜金華山5番地地図で見る
- 電話:(0225)45-2301
- Web:http://kinkasan.jp/
【2】おしかのれん街
東日本大震災後の2011年11月にオープンした、牡鹿地区の仮設商店街です。被災した商店などが16店舗入っています。生鮮を扱う商店などの他、寿司店やラーメン店なども入っているので、ぜひのぞいてみましょう。変わったところでは、クジラの歯を使った伝統工芸品などを扱っているお店もあります。
- おしかのれん街
- 宮城 / 商店街
- 住所:石巻市鮎川浜湊川1-12地図で見る
- 電話:0225-45-3456
- Web:https://www.facebook.com/oshikanorengai/
【3】Rin Café(リンカフェ)
おしかのれん街の前に建つRin Caféは、隣にコンビニが併設されており、カフェの飲食はもちろん、コンビニで購入したものも店内で食べられます。こちらでのお勧めは、石巻焼きそばとご当地バーガー。
石巻焼きそばの特徴は、2度蒸し焼きそばを使用していることです。調理前から茶色い麺で、食べるときに好みのソースをかけるもの。半熟卵が嬉しい、香ばしくて美味しい焼きそばです。
ご当地バーガーは、米粉に藻を練りこんで焼かれたほんのり緑色のパンで、パテはクジラの竜田揚げか、石巻のブランドサバである金華(きんか)サバフライから選べます。もっちりパンにジューシーなクジラの竜田揚げが美味しく、サイドメニューにもう一品追加してしまう美味しさでした。
【4】おしか御番所(ごばんしょ)公園
鎖国政策が強化された江戸時代に、伊達藩が外国船を警戒するため、番所を建てたことが公園の名前の由来です。標高180mの山頂に造られている公園で、遊具、広場、遊歩道、公衆トイレなどが整備されており、無料で開放されています。公園からは360度の絶景が広がり、網地島(あじしま)や、最近では猫の島として有名な田代島も見えます。
かつては女人禁制で、牡鹿半島から拝むことしかできなかった金華山も見えます。当時の女性たちも、この景色をみて手を合わせたのでしょう。
【5】牡鹿コバルトライン
牡鹿コバルトラインとは、半島を縦断する県道220号線のことで、1971年に有料道路として開通しましたが、1996年に全線無料化となりました。金華山への入り口・鮎川と女川を結ぶ、全長およそ30kmの道のりです。標高が高いため、景色も素晴らしく快適なドライブが楽しめます。
【6】支倉常長の像
1613年、仙台藩主・伊達政宗の命を受け、使節団180人がヨーロッパへと出航したのが、月浦(つきのうら)の入り江でした。日本人で初めて太平洋を渡った慶長遣欧使節(けいちょうけんおうしせつ)の一人、支倉常長(はせくら つねなが)の努力や苦労の歴史は、ご存知の方も多いでしょう。入り江の高台からは、支倉常長の像が今日も青い海を見つめています。
【7】宮城県慶長使節船ミュージアム / サン・ファン館【現在リニューアル工事中】
前項の遣欧使節団が乗船した船が、サン・ファン・バウティスタ号でした。残された資料をもとに、忠実に復元された船が係留されています。館内は、関連する歴史や使節団の偉業を知ることができるミュージアムとなっています。2020年2月現在、船の老朽化により、乗船及びドックへの立ち入りはできませんが、近くから見学するだけでも、当時の木造船技術の高さを伺い知ることができます。
また、館内のサン・ファンシアターでは、大型スクリーンでの乗船ツアー体験などもできます。太平洋を一望できる高台に建てられたミュージアムは、景色も素晴らしく、サン・ファン・バウティスタ・パークとして、広場や遊歩道が整備されています。中央の広場は、支倉常長らが見たイタリアの広場をイメージして作られているそうです。
- サン・ファン館
- 宮城 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:宮城県石巻市渡波字大森30番地2地図で見る
- 電話:0225-24-2210
- Web:http://www.santjuan.or.jp/
【8】蛤浜(はまぐりはま)のツリーハウス
石巻(いしのまき)市から鮎川(あゆかわ)方面に県道2号線(石巻鮎川線)を進むと、風越トンネルを抜けて間もなく、「蛤浜」のバス停があり、その後ろに可愛らしいツリーハウスがあります。
これは、震災後、コピーライターでもあり株式会社ほぼ日の代表取締役でもある糸井重里氏が、東北に100のツリーハウスをつくろうと動き出し、3番目に作られたのが「No.3 KAMEYAMA SABURO」、蛤浜のツリーハウスです。
バス停の眼下にひろがる蛤浜には、カフェ「浜の暮らしのはまぐり堂」があるのですが、こちらのオーナーとスタッフ、多くのボランティアの手によってこのツリーハウスが完成しました。
実際に登ってみると、子供なら3人ぐらいは入れそうなスペースに、椅子もちょこん♪と置かれています。子供の頃の憧れが現実になったような楽しい気分になります。ちなみに古民家を改装したカフェ「浜の暮らしのはまぐり堂は、完全予約制のランチが大人気なので予約を忘れずに!カフェには、バス停から300mほど進んで右折、道なりに下ると到着します。
- 浜の暮らしのはまぐり堂
- 宮城 / カフェ・喫茶店
- 住所:宮城県石巻市桃浦字蛤浜18地図で見る
- 電話:0225-90-2909
- Web:https://www.hamaguridou.com
【9】牡鹿半島のWhite Deer「Oshika」(ホワイトディア 牡鹿)
2017年と2019年に石巻市や牡鹿半島で開催されたアート&音楽&食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival(リボーン アート フェスティバル) 」。その際にシンボル的存在となり、イベント後も大人気となっているのが、現代美術家・名和晃平(なわ こうへい)氏が2017年に作成した白い鹿「White Deer(Oshika)」です。
港から山道を歩くこと7分。プライベートビーチのような小さく穏やかな萩浜(おぎのはま)に立つ白い鹿は幻想的で、神々しささえ感じます。
開催期間以外は小さな案内しかなく、付近が工事中であるため、通路も随時変更され、大変見つけにくくなっています。石巻から向かった場合、2号線から右折するのは、左手に公共トイレがある周辺です。
駐車場の住所か、宮城県漁業協同組合石巻地区支所荻野浜出張所(宮城県石巻市荻浜横浜山44)を目指して、海岸沿いに進むと突き当りが駐車場になっています。途中、漁業者の方、工事の方が作業をしているので、配慮が必要ですし、夜間の入場などは禁止されています。作品展示は2027年までの予定となっています。
- ホワイトディア オシカ
- 宮城 / モニュメント
- 住所:宮城県石巻市荻浜横浜山地図で見る
- ホワイトディア オシカの駐車場
- 宮城 / 駐車場
- 住所:宮城県石巻市荻浜横浜山25−1地図で見る
【10】牡鹿半島の「淡(あわ)」
牡鹿半島の桃浦(もものうら)漁港の一角にあるオブジェ。Reborn-Art Festivalの作品の一つでアーティスト久住 有生(くすみ なおき)氏作成。儚さをあらわす彫刻だそうです。桃浦の海が見える高台にあり、周辺には大小の球体が散らばっています。