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【宮城】2021年朝ドラの舞台で注目!気仙沼おすすめスポット8選

取材・写真・文:

宮城在住
訪問エリア:32都道府県

2024年3月14日更新

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写真:dory

2021年5月から放送される連続テレビ小説『おかえりモネ』のロケ地となり、盛り上がりを見せる気仙沼。漁師町ならではの料理や素晴らしい景色など、見どころたっぷりな港町のおすすめスポットをご紹介します。

この記事の目次表示

1.気仙沼大島大橋

東北最大の離島である気仙沼大島と本土を繋ぐ気仙沼大島大橋(鶴亀橋)は、2019年4月に開通しました。橋脚間の長さは297メートルとアーチ橋としては東日本最大の大きさです。

それまでは長年フェリーが住民の交通手段として用いられてきましたが、東日本大震災時には大島も気仙沼港も深刻な被害を受けました。住民が長期間孤立状態を余儀なくされたことから必要性が認識され、災害時にも対応できるように、震災後に着工し完成しました。

本土からのアクセスがよくなったことで、以前よりも気軽に行けるようになり多くの人が大島へ訪れるようになりました。この橋を渡って大島へと足を延ばしてみましょう。

2.気仙沼大島ウェルカム・ターミナル/野杜海(のどか)

気仙沼大島ウェルカム・ターミナルと野杜海は、大島を訪れて一番最初に通るポイントです。ウェルカム・ターミナルは、橋ができる前に気仙沼本土との間をつないでいたフェリーターミナルの目の前という、素晴らしい景色が広がる場所に建っています。

  • 写真:doryウェルカムターミナルから見る気仙沼湾

大島観光案内所があり、地元の名産品も置いてあるので、着いてすぐ、そして帰りにも寄っておくべき場所です。また野杜海にはカフェやお食事処も並んでおり、こちらで食事をするのもオススメ。

  • 写真:dory筆者のオススメは向かって右端のお店のミルクが濃厚なのソフトクリーム

ちなみに2021年朝ドラ『おかえりモネ』では、主人公モネが生まれ育った島のシーンは、この大島で撮影されたようで、オフショットにはこのウェルカム・ターミナルも映っていました。大島でロケ地巡りのスポットの一つとして行ってみるのもいいですね。

気仙沼大島ウェルカム・ターミナル
宮城 / 観光案内所・ビジターセンター / おみやげ屋
住所:〒988-0605 宮城県気仙沼市浦の浜151−2地図で見る
Web:https://kesennuma-kanko.jp/oshima-welcome-treminal...
野杜海
宮城 / カフェ・喫茶店 / ランチ / 魚介・海鮮料理
住所:〒988-0605 宮城県気仙沼市浦の浜地図で見る
Web:https://kesennuma-nodoka.com/

3.気仙沼 「海の市」

さてここからは大島を離れ、本土のご紹介をしていきます。「海の市」は魚市場に隣接した観光物産施設で、「シャークミュージアム」や「氷の水族館」と言った観光施設の他、新鮮な魚介類を販売店や、気仙沼で水揚げされた魚を使った飲食店が入っています。他では見かけない地元グルメで夏が旬の「マンボウ」も副菜として提供されていたり、漁師町ならではの体験もできます。

  • 写真:dory中央上部の白いものがマンボウ。酢味噌と一緒にいただくのが定番。
気仙沼海の市
宮城 / ショッピングモール・デパート / 観光案内所・ビジターセンター
住所:宮城県気仙沼市魚市場前7-13地図で見る
電話:0226-24-5755
Web:http://www.uminoichi.com/index.html

4.迎 ムカエル

気仙沼の顔であった内湾地区に活気戻すため、観光集客拠点となる商業施設としてオープンしました。サメ革専門店や衣料品、レストラン、カフェなどが入っており、海側に設けられたテラスから気仙沼湾が一望できる場所です。

  • 写真:doryテラス席でゆったりできる

気仙沼湾を周遊するフェリーの発着場の目の前ですので、フェリーの待ち時間にも使えます。また、道路向かいにある商業施設「結(ユワエル)」、「拓(ヒラケル)」もでき、内湾エリアはより活気を戻しています。

迎 ムカエル
宮城 / ショッピングモール
住所:〒988-0018 宮城県気仙沼市南町海岸1−14地図で見る
Web:https://www.kesennuma-naiwan.jp/

5.BLACK TIDE BREWING

内湾地区の商業施設「拓(ヒラケル)」には、近年日本でもブームのクラフトビールのブリュワリーが誕生しました。「クラフトビールによるコミュニティーづくり」をキーワードに2020年3月から醸造を開始。当初から話題で人気も高く、国内各地のクラフトビールを扱うバーなどで味わえるようになりつつあります。

  • 写真:dory醸造所の隣にある常設のタップルーム

小ロットの限定生産が多く、発売してすぐに完売になってしまうものもたくさんあります。また、気仙沼ならではのコラボも多く、人気キャラのホヤボーヤや老舗酒造の男山とのコラボも話題です。

  • 写真:doryタップルームで購入して外で飲むのは格別
  • 写真:dory左:気仙沼の椿をあしらったデザイン、右:男山酒造とのコラボ

ラベルには気仙沼や海をモチーフにしたものも多く、思わずジャケ買いしてしまいます。ブルワリーには併設されているタップルームもあり、海を眺めながらのビールは最高です。

ブラック タイド ブルーイング
宮城 / クラフトビール
住所:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町3丁目2−5地図で見る
Web:https://blacktidebrewing.com/

6.男山本店

1912年に港町気仙沼に創業した、酒蔵の男山本店。昭和初期に建てられた男山本店魚町店舗は、国登録有形文化財で長きにわたり気仙沼・内湾エリアのランドマークとして親しまれていましたが、2011年に被災し3階部分を残して倒壊してしまいました。残されたパーツで100年前の建物を再建することは困難を極めましたが、9年4ヶ月を経た2020年7月に同じ場所に見事再建。そんな男山本店・魚町店舗では、試飲販売とギャラリー見学ができます。

魚町店舗から徒歩3分のところには、男山本店酒蔵があります。1932年に建てられ、国登録有形文化財となっている木造平屋の「客座敷」も隣接しており、予約制で酒蔵見学も行っています。英語でのツアーもあり、海外からのお客様にも人気です。

  • 写真:dory重要文化財の男山本店

代表商品で漁師町らしい辛口の「気仙沼 男山」や、魚料理に合う、少し柔らかい味の「蒼天伝(そうてんでん)」、春夏秋冬で味を変えている「美禄」の日本酒3本柱を中心に、商品を展開しています。クラフトビールとのコラボなど新しい挑戦も行いつつ、老舗の看板を守り続ける酒蔵です。

男山本店
宮城 / 酒蔵 / 酒蔵見学 / 日本酒
住所:〒988-0013 宮城県気仙沼市魚町2丁目2−13地図で見る
Web:https://www.kesennuma.co.jp/

7.赤坂公衆園

日本各地にあるあじさい園。6月頃になると季節の風物詩を楽しもうと多くの人が訪れますが、赤坂公衆園は元々は杉山であった場所を個人が整備し、徐々に紫陽花の数を増やしてきたあじさい園です。入場料は無料で、今や多くの見物客が訪れるスポットとなりました。

  • 写真:dory斜面一面に紫陽花が咲く光景は圧巻

個人で造成したものとは考えられないくらい広大で、斜面一面を上から下まで青、水色、紫に染め上げています。斜面の頂点あたりから遠くに気仙沼湾を望む景色は一見の価値ありです。

赤坂公衆園
宮城 / 花畑(6月) / 花畑(7月) / 花畑
住所:〒988-0152 宮城県気仙沼市松崎外ヶ沢208地図で見る

8.気仙沼漁港

世界最大漁場の一つである三陸沖を総業域にしている大きな水揚げ漁港で、日本の遠洋漁業(主にマグロ)の基地の一つでもあります。カツオ、サメ類、サンマ、カジキなどで日本有数の水揚げ量を誇っており、特産品のフカヒレの生産量は日本一です。

  • 写真:dory所狭しと漁船が並ぶ
  • 写真:dory出港に向けて各地から入稿する漁船

そんな気仙沼漁港は漁船が停泊している港のすぐ真横が一般道になっており、カツオやサンマ、遠洋マグロのシーズンになると各地から船がやってきて漁港にズラリと並んでいる光景を見ることができます。その姿は圧巻でカッコいいの一言です。

大漁旗をなびかせて家族に見送られながら遠洋船が出港する様子はテレビで見かけますが、こんなにも間近で見られる光景はなかなか出会えません。漁の時期に合わせて訪ねてみるのもいいですね。

気仙沼漁港
宮城 / 漁港
住所:〒988-0021 宮城県気仙沼市港町508−3地図で見る
Web:http://www.kesennuma-gyokyou.or.jp/

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この記事を書いたトラベルライター

まだ知らないイロドリミドリな世界へ
元海外在住、元外資系豪華客船員ライター。学生時代からふつふつとしていた旅欲を満たすため、年々フットワークが軽くなり国内外問わずあちらこちらにすぐ顔出します!定番から少しだけ外れてるけど、マニアック過ぎない、いつもより少し旅を楽しくするノウハウお伝えします!
http://irodorimidori.blogspot.jp

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