【あわくら温泉 元湯】は外見こそ年季がありますが、中に入るとそこは別世界!おもちゃがいっぱいで子供がきゃっきゃと走り回り、木をふんだんに使ったおしゃれな空間には本や雑誌もたくさんあり、まるで子供も楽しめるカフェのよう。川のせせらぎをBGMに、温泉も、食事も、ドリンクも、子供の遊び場としても、他にはない体験がきっとできます。
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「村」として生き残る道を選んだ【西粟倉村】とは?
【あわくら温泉 元湯】をご紹介するにあたって欠かせないのは、この温泉がある【西粟倉村】のコト。
岡山県と鳥取県の県境あたりにある【西粟倉村】は、かつて政府主導で行われた “平成の大合併” とも言われる市町村合併を拒否、「村」として生き残る道を選んだ稀有な村です。
そのワケの1つが、西粟倉村の森林や水といった豊富な資源。面白いことに、人口1,600人ほどのこの小さな村に、豊富な資源を活用しよう!という人や、 ローカルベンチャー を立ち上げたいという若い人たちが集まってきているんです。
【あわくら温泉 元湯】も、そんなエネルギッシュな若い村人が多く関わっています!
温泉・カフェ・ゲストハウス!3つの楽しみ方がある【あわくら温泉 元湯】
「元湯」は 良質なラジウム温泉で、もともとは地元の人に長年愛されてきた公営温泉でした。なので外見は年季がありますが、2015年春にリニューアルオープンして以来、温泉だけではなく、カフェ、ゲストハウスとしても楽しめるようになったのです。
温泉の利用は日帰りでもOK!カフェの雰囲気や、ゲストハウスの利用方法、また美味しいご飯や、ここの温泉の面白いことなど、いろいろな視点でご紹介します!
子供から大人まで楽しめる【カフェ空間】
岡山県の田舎の小さな村の温泉…そんなイメージで行くと、良い意味で裏切られると思います。
「元湯」の玄関に足を踏み入れると「え?!ここは温泉施設?!」と目を疑うような素敵な空間が。木をふんだんに使った内装で温かみがありつつも、照明や雑誌、アクセントカラーがうまく使われて洗練された空間です。
入口の左にはテーブルや椅子が置かれているのですが、1つ1つ形が違ったり、テーブルも自然の木の形を生かされた作りなど、どの席も素敵。
西粟倉村でローカルベンチャーを立ち上げた人たちが作ったモノも販売していて、お土産探しも楽しめます。
「カフェ&レストラン」だけでもOK!
この空間は「カフェ&レストラン」でもあり、温泉に入らなくても利用OK!“Farm to Table” をコンセプトにした産地直送の美味しい素材を使った料理が楽しめます。またドリンクも種類が豊富。
神戸フレンチレストラン「Matsushima」シェフ監修のおいしいご飯
「元湯」のご飯は、神戸でも有名なフレンチレストラン「Matsushima」のシェフが監修しているんです!もちろん、地元の食材を大切にした料理で、ほっこり心が温まるようなご飯です。
こだわりのお酒たち
お支払いカウンターの上にはオススメのビールなども貼られているのでお見逃しなく!
筆者オススメのビールは「タルマーリー」。「元湯」から車で20分ほどの 智頭(鳥取県) にある、自家製酵母を使ったパン屋さんの地ビールです。(タルマーリーHP)
美味しい日本酒もありますヨ。日本酒の仕入れは同じ西粟倉村にある「酒うらら」という酒屋さんから。酒屋の店主も若い女性で、まさに西粟倉村でローカルベンチャーを立ち上げた一人です。
子供も大満足!絵本やおもちゃがいっぱい
元湯のHPに「子どもの笑顔が真ん中にある大きな家」とある通り、「元湯」は子供も笑顔になれる空間。大将と女将さんにも2人の小さな子供がいらっしゃるので、子連れファミリーにとっても理解があるんです。
カフェスペースを、子供用の乗り物でガシガシ走っても全然OK!
おもちゃや絵本がいっぱいある部屋は、全面、落書きできる黒板!
「こどもばんだい」なんてのも。