尾道
尾道観光
坂の町、映画の町、そして猫の町

【広島】懐かしいけど新しい!温故知新をおしゃれに仕立てる街「尾道」

2018年5月4日更新

2,086view

お気に入り

映画の舞台として、また猫好きに人気の「猫の細道」でも話題の坂の町「尾道」ですが、ユニークな空き家再生の成功事例としても全国的に注目を集めています。もともと瀬戸内海に面した港町で古くから栄えていたため、商店街を中心に、狭い斜面に多くの住宅が建てられていた尾道。建て替えが困難な古い物件が多く残されていた事と合わせて、地元美術大学の学生やアーティストたちの自由な発想を受け入れやすいといった背景があるようです。そんな尾道ならではの“レトロ楽しい”魅力をご紹介します。

2007年に始まった空き家再生プロジェクト

尾道に限らず、全国的に問題になっている空き家問題。所有者が不明だったり、解体にもお金がかかるため、危険な状態で放置されているケースも…。そこで立ち上ったのが空き家再生プロジェクトでした。

第1号物件は「旧和泉家別邸(通称:尾道ガウディハウス)」

様々な文化が行き交う港町には、昔から海外の洋館を真似たハイカラな建物が多く建てられました。

尾道のわずか10坪の急斜面に残されていた旧和泉家別邸(通称:尾道ガウディハウス)も、昭和初期の日本では珍しかった装飾やデザインがあちらこちらに見られ、異国情緒と大工さんのこだわりが感じられる建物。

25年間放置され、解体の危機にあったこの建物を「何とかして残したい」との想いが、2007年に空き家再生プロジェクトが立ち上がったきっかけとなっています。

  • 出典:www.ononavi.jpガウディハウスという通称は「いつ完成するか分からない」ザグラダファミリア教会のようとの意味合いもある
旧和泉家別邸
尾道 / 建造物
住所:広島県尾道市三軒家町9-17
Web:http://www.onomichisaisei.com/bukken.php?itemid=18...

懐かしさの中に新鮮さを発見できる「三軒家アパートメント」

まるでおばあちゃん家のような懐かしい雰囲気を壊さず、洗練されたデザインセンスをプラスすることで、全く新しい感覚のおしゃれな物件に生まれ変わらせる。空き家再生プロジェクトでは、そんなリノベーションを次々と仕掛けています。中でも代表的なのが三軒家アパートメント

  • 廃材を使って手作りされたベンチがいい感じの中庭
  • 居住目的ではなく、創作活動の場

尾道駅徒歩3分の好立地にあって、時代に取り残された古いアパートを入居者の自由な発想で再生させた物件で、空き家に残されていたデッドストックや古い電化製品を扱うお店やカフェ、ブティック、雑貨屋、卓球場、ギャラリーなど建物の古さや構造を上手く利用した、10部屋それぞれ個性的で楽しい場所です。定期的にワークショップやイベントも行われています。

  • 空き家から救出された様々な物が売られている101号室の古物屋
  • 昔のデザインなのに新鮮に感じられるのはなぜだろう?(101号室)
  • 救出された古物を再生する工作室もある(101号室)
  • 56cafe(102号室)
  • アラビア通り(空きP蚤の市)
  • 空き家はもしかしたら宝の山かもしれない(アラビア通り)
  • 天狗プレイ場(卓球:1台30分300円、漫画:1時間100円、30日間フリーパス券:1,200円)
  • こちらは天狗プレイ場の読書スペース。なんだかとても落ち着く
  • 2階にある雑貨と本とお菓子の店「ホホホ座 コウガメ」
  • 中の飲み物もレトロな雰囲気のものをチョイス(ホホホ座 コウガメ)
三軒家アパートメント
尾道 / その他スポット
住所:広島県尾道市三軒家町3−26
Web:https://sangenya-apartment.jimdo.com/

ゲストハウスの先駆け「あなごのねどこ」

間口が狭く奥に長い町屋づくりの古民家を利用して、空き家再生プロジェクトにより作られたゲストハウス、その名もあなごのねどこ。尾道本通り商店街の中央街にあり、畳敷きにちゃぶ台と座布団という純和風の室内は、日本好きの外国人にはヨダレもの。大人気だそうです。

併設のあくびカフェは旅と学校がテーマ。黒板があったり、給食をイメージしたメニューを揃えた喫茶スペースになっていて、懐かしさに浸れます。

あなごのねどこ
尾道 / ホステル
住所:広島県尾道市 土堂2ー4ー9
電話:0848-38-1005(宿泊予約電話)
Web:http://anago.onomichisaisei.com/
あくびカフェー
尾道 / カフェ・喫茶店
住所:広島県尾道市土堂2丁目4−9
Web:http://anago.onomichisaisei.com/?page_id=446

さらに奥には秘密のお店「紙片」

あなごのねどこの廊下をずーっと入った奥にあるのが、本と音楽「紙片」。こちらは空き家再生プロジェクトの建物ではありませんが、誰にも教えたくない、こっそり独り占めしておきたいような隠れ家的ステキショップ。ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメです。

紙片
尾道 / 雑貨・インテリア
住所:広島県尾道市土堂2丁目4−9 あなごのねどこの庭の奥
Web:https://www.facebook.com/shihen.onomichi/

千光寺近くにあるゲストハウス「みはらし亭」

尾道の有名観光スポットである千光寺のすぐ下に大正10年に建てられた別荘で、昭和40年代には「みはらし亭」という旅館として営業していましたが、その後何十年も放置されていた物件です。空き家再生プロジェクトの手によって、2016年春にゲストハウスとしてオープンしました。

みはらし亭
尾道 / ホステル
住所:広島県尾道市東土堂町15−7
電話:0848-23-3864
Web:http://miharashi.onomichisaisei.com/

次のページを読む

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年7月22日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事

レトロ可愛い!尾道女子旅のおすすめスポット15選

なんだか懐かしくて美しい坂の街、広島県の尾道。フォトジェニックなスポットや絶景スポット、可愛いカフェ、レトロな建物が点在し、女子旅にぴったりの街です。観光も、可...

【広島】ファン目線で巡る♪ポルノグラフィティゆかりの島「因島」スポット4選

瀬戸内海に浮かぶ島といえば、淡路島や小豆島を思い浮かべる方が多いかと思います。今回紹介する、広島県と愛媛県を結ぶしまなみ海道にある「因島(いんのしま)」は、ポル...


【広島】ポルノグラフィティ聖地巡礼7選!因島・尾道編

広島県尾道市(旧因島市)出身のポルノグラフィティ。特に2018年は、地元の高校の卒業式にサプライズ登場をしたり、9月には尾道でライブが開催される等、因島や尾道に...

猫の街・尾道で"ねこ"を感じる、お勧めグルメ&お散歩スポット5選

広島県・尾道市は、坂の街、文学の街、映画の街、猫の街、様々な呼ばれ方をしている、実に見所の多い街です。その中でも最も親しみが湧く”猫の街”という呼び名ですが、そ...


1日で満喫できる!尾道・しまなみ海道【生口島】のおすすめ観光プラン

しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐ全長約60キロメートルに及ぶ西瀬戸自動車道の愛称です。瀬戸内海にある6つの島を9本の橋で結び、美しい景観やグルメ...

この記事を書いたトラベルライター

東京育ちの帰国子女>田舎暮らし満喫中のデザイナー
東京育ちの帰国子女。紆余曲折あってなぜか今は佐賀県在住。小さい頃からどこへでもひとりで出かける冒険家の一面を持つ。海外でも事前に収集した情報をもとに積極的に自力で目的地に向かっていく傾向がある。モットーは「旅先の予定外は想定内、トラブルは学びの種」。絶景はもちろん、面白いこと、文化、グルメまで幅広く欲張りな旅をします。
http://adonoan.info/

一生行かないなんてもったいない!知られざる佐賀の魅力16選

福岡と長崎に挟まれ「一生行くことがない県」と言われる佐賀。「佐賀県」と聞いて頭に浮かぶのは、大多数の方が「がばいばぁちゃん」や、佐賀県をテーマにした芸人はなわの...

【広島】人気の街「尾道」でオススメのお土産10選

昔から坂の町、映画の町として有名な尾道ですが、最近はすっかり猫の町として、またレトロかわいい物に出会えるリノベーションの町として、たくさんの観光客が訪れる人気の...


宮古島のシンボル「まもる君」に出会うドライブ旅

宮古島と周辺の島々を結び、エメラルドグリーンの海の上をどこまでも一直線に伸びる橋。宮古島はただ車でドライブをするだけでも魅力的な島です。そんな島をさらに魅力的に...

LCCを乗り継いでお得に行く欲張りソウル&ベトナム3都市周遊旅

女子に大人気のベトナム。でも、ツアーとか意外と高くて、ダナンにもホイアンにも行きたい!しかも格安で…そんな欲張りな女子の夢を叶える旅ができる方法があったんです!...


【佐賀】20周年を迎える九州佐賀国際空港の実はココがすごい!

「佐賀に空港あったんだ」と言われてしまうくらい、九州の中でも認知度が低い佐賀空港。愛称を「九州佐賀国際空港」に変更したものの、国際線の定期便は上海とソウルのみ。...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?