パリ
パリ観光
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【パリ】息を飲む美しさ!サント・シャペル教会のステンドグラス

取材・写真・文:

大阪在住
訪問エリア:4ヶ国

2019年5月10日更新

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ヨーロッパには数多くの素晴らしい教会が存在しますが、その中でも特にお勧めしたいのがパリにあるサント・シャペル教会。裁判所の敷地内にひっそりと佇む姿からは想像もつかない、必見のステンドグラスをぜひ体感してください。

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サント・シャペル教会へのアクセス

  • 写真:ムラサキサント・シャペル教会外観。外側からではステンドグラスの色味は全くわかりませんが聳え立つ窓の大きさに圧倒されます。

ノートルダム大聖堂と同じく、セーヌ河岸にあるシテ島に位置しています。実は、サント・シャペル教会があるのは現在の裁判所の敷地内であるため、見学するにはボディチェックに加え空港のようなX線検査を通過しなくてはなりません。

この検査のために、観光ハイシーズンには平日でも30分以上も敷地外の行列に並ばなくてはいけないことも。土日の日中も言わずもがなの行列です。そのため、少しでも並ばずに見たい!ということであれば午前中(9時〜10時)に訪れることをお勧めします。

教会内部(下層)

  • 写真:ムラサキ

サント・シャペル教会は二階層に分かれていて、エントランスから入場すると、まず見えるのは地上階にある下層の礼拝堂。こちらは元々王宮の使用人達たちの信仰のためのもので天井も低く、どちらかというと厳かな雰囲気が漂います。

現在はこちらの礼拝堂のほかに、入口から入って左手に小さなギフトショップが並んでいます。ポストカードやマグネットといった定番のものから絵本やトランプ、中世のカードゲームなど珍しいアイテムも並んでいるので覗いてみるのも楽しいですよ!

上層は王や側近、ミサを執り行う聖職者のみが出入りし聖遺物を展示していたという特別な場所。上層へ行くにはエントランスに向かって右側にある螺旋階段を登る必要があります(左側は降り専用なのでご注意を)。

教会内部(上層)

  • 出典:www.flickr.comSaint Chapelle , paris, France photo by Bradley Weber

くるくると幅の狭い階段を登りきると現れるのは、赤と青を基調とした荘厳なステンドグラスの数々。聖堂自体はそこまで広いわけではありませんが、20mの高さをもつ天井と、壁一面を彩る13〜15mのステンドグラスが空間を最大限に大きく壮大に見せています。

多くの教会はステンドグラスの間を太い柱や壁で隔てているものですが、サント・シャペルの教会ではそれぞれを隔てるのは細い柱のみ。総面積640㎡にも及ぶステンドグラスは太陽の光を受け、まるで万華鏡のような光の競演を生み出しているのです。

  • 写真:ムラサキ
  • 写真:ムラサキ

ステンドグラスに描かれたストーリー

北側

  • 写真:ムラサキ

創世記からキリストの復活までの人類の歴史をモチーフに、1,100を超える場面が15のガラス窓に描かれています。

  • 写真:ムラサキ

南側

  • 写真:ムラサキ

旧約聖書のエピソードが描かれています。左から右、下から上へ向けてストーリーが展開されています。

  • 写真:ムラサキ

聖遺物を収めた祭壇の背後

  • 写真:ムラサキ

祭壇の背後のステンドグラスにはキリストの受難(Passion du Christ)が描かれています。

  • 写真:ムラサキ

バラ窓

  • 写真:ムラサキ

キリストの受難の真正面、つまり教会の反対側に作られたバラ窓に描かれているのはヨハネの黙示録。ステンドグラス中央には生者と死者の審判のために戻ってきたキリストが表されています。

  • 出典:www.flickr.comSaint Chapelle, paris,France photo by Mitch Barrie

チケット購入方法

先述の通り、サント・シャペルはとても人気の高い観光スポットであると同時に、裁判所敷地内にあるため厳しい荷物チェックがあります。せっかくの観光を待ち時間で潰したくない!という人も多いはず。

そんな人には事前のチケット購入を強くお勧めします。下記のチケットを事前に購入していれば、優先入場レーンから教会に入場することが可能です。

公式サイトから

公式サイト(英語/フランス語/スペイン語)から定価の10ユーロ(約1,270円)でオンライン購入が可能です。利用可能なクレジットカードはVISA、Mastercard(JCBも可能ですがカードによってはエラーとなる場合もあるようです)。

決済後にメールで送られてくるpdfチケットをプリントアウト、またはスマートフォン上でQRコードを表示して係員に提示すれば、入場することが出来ます。

GET YOUR RIDE

世界中の様々な世界遺産や施設の入場チケットをオンライン決済出来るサイトです。こちらのサイトには日本語表記があるので、言葉に不安がある方でも問題なくチケットを購入できます。こちらからの購入の場合も、金額は定価の10ユーロ(約1,270円)です。

ミュージアムパス

パリの入場可能な施設を好きなだけ見学可能な美術館の共通フリーパスです。こちらにサント・シャペル 教会も含まれています。ミュージアムパスは連続した2日間、4日間、6日間のいずれかのチケットが用意されているので滞在日程に合わせたチケットの購入が可能。

ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム大聖堂にヴェルサイユ宮殿等、パリ観光では外せないスポットが網羅されているため、チケット代金は少し高めの6,900円からですが、効率よく複数のスポットを巡りたい人には損のないチケットです。

ミュージアムパス:http://www.parismuseumpass-japon.com/

最後に

並ぶこと必至のサント・シャペル教会。ノートルダム大聖堂と同じくシテ島にある教会ですが、2019年4月に起こったノートルダムの火災の影響により、今後数年はノートルダム大聖堂に代わってパリの観光地としてさらに注目されることが予想されます。事前購入のチケットなどをうまく利用して、行列を回避しつつ必見のサント・シャペル教会を堪能してくださいね。

サント・シャペル教会
パリ / 社寺・教会 / 観光名所 / 教会
住所:8 Boulevard du Palais, 75001 Paris, フランス地図で見る
Web:http://www.sainte-chapelle.fr/en/

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