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ムチムチ密集!【オタリア】
岩の上の鳥から少し視点を変えて、海辺にも目をやってみましょう。
この島にも浜辺のような場所があるのですが…よーーく目を凝らして見てください。なんだか凸凹の…岩?
と思いきや、岩ではありません。アシカ科の 【Otaria Byronia オタリア】 が、ムチムチと浜辺を埋め尽くしているんです!よく見ると、産毛に覆われた赤ちゃんオタリアがいっぱい。
別の場所にも、強烈な数のオタリアを目にすることができます。
ガイドさん曰く、オタリアは一夫多妻、オスの周りにたくさんのメスや生まれたばかりの赤ちゃんが群がっているんだそう。時には咬みつきあうオスの格闘なんかも見ることができます。
岩場で遊んでいるのが可愛い【オットセイ】
オタリアより少し小柄で、岸壁を上手に登り降りしているのは、【Arctocephalus Australis ミナミアメリカオットセイ】。
オットセイはわりと人間慣れしているんでしょうか、ボートが近寄っても全然逃げず、悠然と過ごしています。そんなオットセイの性格を知ってか、ボートもオットセイがいる岩場にかなり寄せてくれます。赤ちゃんと戯れる親子は本当に可愛いです。
重要!ボートの運行時間は? 料金は? 持ち物は?
先ほども少しご紹介した通り、【バジェスタス島】を巡るボートツアーは【Ele Chaco エル・チャコ港】からしか出ていません。ボートで30分ほどで到着し、2時間ほど巡りますが、1日2回のみの出港。
時間は午前中の 8時 or 10時 です。午後になると海風や波が強くなるからだそう。天候にもよりますが、8時より10時の方が波が荒いので、船酔いが心配な方は8時の方が良いと思います。
ボートツアーのみの参加であれば、料金はHPでも確認できますが、50ソル(約2,000円)です。
また、HPの「What to bring to the Ballestas Islands?」という項目にもあるとおり、ジャケットとサングラスは必須!ペルーの街を日中巡っていると暑いのですが、朝晩はぐっと冷え込みます。このツアーは8時か10時なのでその寒さが残っている上に、寒流の海をゆくので冷たい風が吹き寒い!寒さ対策に、脱ぎ着ができるウィンドウブレーカーなどをお持ちください。
しかも、ツアーの最中、日が照ってくるととても眩しくなります。海からの照り返しも厳しいので、サングラスもあると良いと思います。
港でビールやセビーチェなどいかがでしょう?
8時からのボートツアーでも、エル・チャコ港に戻ってくる頃には飲食店、お土産やさんがオープンしていて、港町らしくにぎわっています。しかも陸に戻ると暑い!
そんな暑い時にはビールが美味しいですヨ♪ ぜひ、ペルーの代表的ビール「CUSQUENA クスケーニャ」をお楽しみください。日本のビールに似ていて、暑い気候にぴったりのスッキリした味わいです。
ビールを頼むと、おつまみに出してくれる豆のようなものは トウモロコシ の一種、「choclo チョクロ」。ペルーでは一般的に食べられている、白っぽいジャイアントコーンです。
また、せっかく港町にきたのであれば、新鮮な魚介類を使った Ceviche セビーチェ がおすすめ!南米の定番料理ですが、やはり港町で食べると魚の鮮度の違いでしょうか、とても美味しいです。セビーチェを食べられるお店はたくさんありますが、だいたいどこも25ソル(約1,000円)ほどです。
最後に
バジェスタス島のある「パラカス」という街は、ペルーのリゾート地としても有名で、ツアーも各種あります。日本の旅行代理店に手配をお願いするのもよし、現地でもペルーの首都「リマ」のホテルでツアーを申し込むこともできると思います。もし個人旅行で行かれるのであれば、バジェスタス島ツアーのHP で事前に予約しておくと良いと思います。
ちなみに筆者はWEBで現地のツアーを申し込みました。会話は英語かスペイン語になりますが、ガイドさんはみんな親切でとても頼りになります。
ペルーというと、マチュピチュ、クスコ、ナスカの地上絵などが有名ですが、このバジェスタス島はナスカの地上絵から割と近くにあるので、ぜひ早起きしてボートツアーを楽しんでみてくださいね。
- バジェスタス島
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- 住所:Ballestas Islands National Reserve地図で見る
- Web:https://www.peruhop.com/tours/ballestas-islands/