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【ペルー・バジェスタス島】ボートツアーで野生動物の楽園を見に行こう!

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2018年8月30日更新

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写真:まき子

【Islas Ballestas(バジェスタス島)】は、人間が足を踏み入れることは禁止されている、複数の島からなる海獣と海鳥の楽園。自然のまま野生の動物たちが生きているので「リトル・ガラパゴス」とも言われています。そんな島に近くまで寄れるボートツアーや、ボート発着所の【パラカス】での過ごし方をご紹介します。

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「リトル・ガラパゴス」と呼ばれる【Islas Ballestas バジェスタス島】ってどんなとこ?

  • 写真:まき子

日本の携帯電話「ガラケー」という言葉でお馴染みの「ガラパゴス」、本来は外環に影響されず独自進化を遂げてきた生物が住むエクアドルの「ガラパゴス諸島」のことですが、「リトル・ガラパゴス」と言われる諸島もペルーにあるのです。それが【Islas Ballestas バジェスタス島】

ペルーの首都「リマ」から車で3時間ほどで行けるビーチリゾート【Paracas パラカス】近くにあるのですが、自然保護区域で一般人が降り立つことは禁じられているため、ボートでしか近寄れません。

でもボートからでも、この島の “特異” な光景を見ることができます!岩の上を埋め尽くすペリカンやペンギン、海岸沿いを埋め尽くすオタリオ。ここに生存する動物の中には絶滅危惧種も。そんな【バジェスタス島】を巡るボートツアーをご紹介します!

ボートは【パラカス】にある【エル・チャコ港】から出港

【バジェスタス島】を巡るボートは【El Chaco エル・チャコ港】から発着しています。乗り場の近くは港町らしくお店が連なっていますが、ボートの出港時間は 8時 or 10時 。筆者が8時のツアーに参加した時は、まだほとんどのお店が閉まっていました。(時間や料金の詳細は後述します)

また日中は暑いペルーですが、ここは寒くてびっくり!!これがペルーの気候の特徴なのでしょうか、朝晩はぐっと冷え込みます。さらにこの近辺の海は 寒流 。ボートで海に出ると、もっと冷えるので 防寒具は必須です!

なお、ペルーにおいては時間に対してルーズなのはご愛嬌(笑)。ボートツアーのHP には、ツアーは8時、10時と明記されていますが、30分くらい遅れることは当たり前。時間が過ぎてもシーンとしていると不安になるかもしれませんが、気長に待ちましょう。

エル・チャコ港
ペルー / 駅・空港・ターミナル
住所:El Chaco, Peru地図で見る

いざ!「El Chaco エル・チャコ港」から出発!

  • 写真:まき子

全員ライフジャケットを着て乗り込みます。1つのボートに対してガイドさんは一人。かなり高速でぶっ飛ばして行きます。バジェスタス島までは約30分。

  • 写真:まき子

残念ながら、ガイドさんが喋られるのはスペイン語と英語だけで日本語はありません。しかも、スペイン語で解説してから同じ内容の話を英語で解説するので、ものすごい早口!ボートのエンジン音もあって、しっかり聞くのは難しいですが、そこに何があるか分かるくらい、わかりやすい島です。またボートに座ったお隣さん同士、「今ガイドさんなんて言ったの?」とお互い聞き合ったりするのも楽しいですヨ。

岩の彫刻!【Candelabro(カンデラブロ)= キャンドルツリー】へ

  • 写真:まき子

ボートは、エル・チャコ港を出港すると、パラカス半島に沿って北にあるバジェスタス島に向かいますが、その途中、パラカス半島の北端にある【Candelabro カンデラブロ】と呼ばれる、まるでナスカの地上絵のような大きなラインが見られるポイントを通ります。

  • 写真:まき子

遠目で見ると “砂漠に描かれた絵” に見えますが、実際は岩に1mくらいの深さ で刻まれたラインで、なんと 全長は189m!

「Paracas パラカス」はケチュア語で「砂の雨」を意味するという、その名の通り、この辺りは強い海風が吹いているため、その風が砂を運んでくるんだそう。岩に刻まれたラインの上に砂がかぶさって、砂漠に描かれているように見えるのですね。

現代人が名付けた「カンデラブロ」とは日本語でいうなら「キャンドルツリー」という意味ですが、実際にこれが何を意味しているのか…何のために描かれたのかはミステリーです。

空にも陸にもたくさんの鳥!鳥!鳥!

  • 写真:まき子

いよいよ バジェスタス島 が近づいてくると、まず「クァー!クァー!」とけたたましい音が聞こえてきて、空を覆うかのようなたくさんの鳥を目にします。そして バジェスタス島 に目をやると、陸の上が黒い…?!

  • 写真:まき子

でもこれ、陸が黒いのではなく、岩場に多くの鳥が居るんです。これらの鳥たちは、ペルーペリカン(Pelecanus thagus)、ペルーカツオドリ(Sula variegata)、グアナイ鵜(Phalacrocorax bougainvillii)、インカアジサシ(Larosterna inca)などの海鳥たち。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

ペルーペリカン はとても大きいので、目視でも十分に見られると思います。

  • 写真:まき子

グアナイ鵜も大きい!こんなに大量の鳥たちを見ることは、そうそうありません。

化石化された鳥の排泄物【グアノ】こそがこの島には必要!

  • 写真:まき子

バジェスタス島 に近寄ると、島を覆っている 白い雪のようなもの にすぐに気がつくと思います。これは野生動物たちの排泄物が、長い間にわたって堆積し化石化した「guano グアノ」と呼ばれるもの。「グアノ」は、野生の鳥たちが卵を産み育てるのにとても大切な環境なんだそう。

乱獲されたグアノ、だから立ち入り禁止になった!

  • 写真:まき子

実はこの「グアノ」は高級肥料として希少価値がとても高く、近年まで人によって削り取られていたんだそう。「グアノ」の乱獲がこの島の環境破壊につながっていることが判明して以来、一般人の上陸が禁止されています。先にも書きましたが、ボートツアーでも上陸はできません。

絶滅危惧種【フンボルトペンギン】もいっぱい!

  • 写真:まき子

「グアノ」乱獲で、出産数が少なくなってしまったのが【Spheniscus humboldti フンボルトペンギン】。絶滅危惧種に指定されています。

  • 写真:まき子

なんで南国のペルーにペンギンが?!と思うかもしれませんが、先ほどもご紹介した通り、ここは 寒流の海。南極からの冷たい フンボルト海流 が流れ込むので、ペンギンでも生息できるのですね。

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※この記事は2018年8月29日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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