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【ポーランド】世界遺産!彫刻からシャンデリアまで塩!「ヴィエリチカ岩塩坑」

取材・写真・文:

東京在住

2017年12月11日更新

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ポーランドには岩塩鉱がいくつかあり、現在廃坑になっているものも、未だ現役のものもあります。今回は、現在廃坑になっている岩塩鉱のうちで世界最古の、ヴィエリチカ岩塩坑をご紹介します。岩塩鉱、といって侮るなかれ!!世界遺産にも登録されている立派な場所なのです。ここでは岩塩の採掘の仕方を学べるのはもちろん、塩で作られたあんなすごいものやこんなすごいものも見ることができるのです…!

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ヴィエリチカ岩塩坑とは?

  • 出典:www.flickr.comEntrance to the Wieliczka Salt Mine is through this building by Bogdan Migulski

ポーランドの旧首都クラクフから南東に10kmほどの、マウォポルスカ県にある岩塩の採掘坑です。

その歴史はとても古く、その昔、ハンガリーからポーランド王家に嫁ぐことになっていたキンガ姫が、ポーランドに来る前にその結婚に嫌気がさし、婚約指輪を投げ捨てたところ、その指輪がヴィエリチカの小さな岩塩鉱で発見され、その小さな岩塩鉱を掘り進めると大きな岩塩床が見つかった、という伝説が残されています。

岩塩の採掘は700年以上にわたって続けられ、「白い金」と呼ばれるくらい上質なヴィエリチカの岩塩によってポーランドの豊かな経済は支えられてきました。

坑道の総延長は約300km、最深部は327mに達する広大な地下採鉱場となりましたが、1996年に坑内での洪水の危険性から商業採掘は中止され、現在では観光名所になっています。

観光客向けには深さ135mまでしか公開されていませんが、ヴィエリチカ岩塩坑のすごさを十分に堪能できます。この岩塩鉱を見学するためにはガイドツアーへの参加が必須です。

ガイドツアーのハイライト

1)まずは地下64メートルまで階段で下る!

  • 写真:Emily

岩塩鉱のツアーはいきなり体力勝負。地下64メートルまで階段378段をひたすら降りて行きます。写真のような階段をずーっとずーっとグルグルグルグル下っていくので、目が回ってしまうのではないかと思うほど!

  • 写真:Emily

ようやく階段が終わると「地下64メートル」の表示が。大きな達成感を感じられます。

2)岩塩採掘の歴史を学ぶ

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

岩塩採掘がその昔どのように行われていたか、採掘作業の様子を再現したマネキンが置かれています。動くものもあって、とてもリアリティーがあります。坑内は薄暗いので、本当に人が動いているのか、と思うほど…!!

3)実際に舐めてみる

  • 写真:Emily

ふと、ガイドさんに「壁を見て!」と言われ見てみると壁から白く噴き出した物が。これ、塩なのです。実際になめてみると当たり前ですが、しょっぱい!その後も壁に注目してみるとかなりの量の塩が噴き出た箇所もあります。

  • 写真:Emily

また、液状になった塩(濃い塩水)が流れているところもあり、これも味見できます。

4)岩塩で作られた彫刻

  • 写真:Emily

坑内には様々な巨大彫刻がありますが、全て岩塩で作られたもの。そして、芸術家ではなく坑夫が作ったものだそうです。大きさにもビックリですが、とてもよく作られていて、普段塩を掘っている人たちは芸術的に彫ることも上手になるのかしら、と感心。

コペルニクスやショパン、キュリー夫人などポーランドの偉人や、先述のキンガ姫の指輪伝説をモチーフにした彫刻もあります。

  • 写真:Emily

5)岩塩で作られた礼拝所

  • 写真:Emily

とても広く、ダンスホールのような広い場所。実は岩塩鉱で働いていた人々の安全を守るための礼拝所です。驚くべきは、壁はもちろん、床、シャンデリア、祭壇、レリーフに至るまで塩でできていることです。

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

特にシャンデリアはクリスタルかガラスでできているのでは?と勘違いするくらいの美しさです。

  • 写真:Emily

6)ポーランド版「7人の小人」!?

  • 写真:Emily

よく知られている白雪姫のお話に出てくる7人の小人は炭坑で働いていましたが、こちらの岩塩鉱でも小人たちが働いていたようです。(7人ではありませんが…)こちらの小人さんたちは、夜になると起き、協力して採掘を進めていたという伝説があるようです。小人たちが働いている様子も再現されています。

7)ピアノの詩人「ショパン」の曲に合わせたライトショー

  • 写真:Emily

ツアーの最後には岩塩鉱内の地底湖(もちろん、塩湖!)でのライトショーが見られます。岩塩鉱内の壁にライトが当てられ、水にその光が反射してとてもきれいです。光に合わせた音楽はポーランド出身のピアニスト・ショパンの曲。幻想的な光景に感動です。

2時間ほど見学しながら歩き、気が付けば地下135メートルの深さに。ここでツアーは終了です。帰りは地上までエレベーターで戻ります。

注意

ヴィエリチカ岩塩坑のガイドツアーに参加する上で、いくつか注意があります。

1)岩塩鉱内は寒い

冬でも夏でも、かなりの寒さですので、上に羽織るものを持って行きましょう。

2)床は滑りやすい

岩塩鉱内は滑りやすいので、滑りにくい靴で行きましょう。

  • 写真:Emily

また岩塩鉱内は薄暗いので、足元に気を付けながら進んでいきましょう。

3)自由行動は原則禁止

広い岩塩鉱ですので、迷ってしまうと大変。ガイドさんとはぐれないようにしましょう。

最後に

  • 出典:www.flickr.comWieliczka Salt Mine - UNESCO World Heritage Site Sightseeing Tour from Krakow by Viator.com

以上、ヴィエリチカ岩塩坑についてご紹介しました。島国である日本にいる私たちにとっては岩塩鉱はあまり身近なものではありませんが、その分、岩塩鉱という存在に驚き、そしてこの岩塩鉱内部の彫刻などの展示に感動すること間違いないでしょう。ぜひ訪れてみてください。

ヴィエリチカ岩塩坑
ポーランド / 観光名所 / 遺跡・史跡
住所:Daniłowicza 10, 32-020 Wieliczka地図で見る
電話:+48 12 278 73 02
Web:https://www.kopalnia.pl/

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※この記事は2017年12月5日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

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