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【16:00】オープンカフェで軽食
リベイラ広場周辺を歩き、西日も強くなってくる頃、広場の近くにあるオープンテラスで一息つきましょう。ポルトガルでは、地元の人たちは朝昼晩の3食に加えて、2回ほどお茶・軽食の時間を取ることが一般的です。
特にランチやディナーの時間が日本よりも遅く、街のレストランが混み合うのも少し遅くなってからとなるかもしれません。午後4時頃には、地元の人々に混ざって、タパスやナチョスなどのつまみを食べながら、一杯サングリアなどを飲んでみたいものです。
リベイラ広場のオープンテラスのバーBotequim Nostalgicでは、冬であっても晴れた日であれば、西日にあたりながら外で気持ち良く飲み食いすることができます。川辺りで演奏される音楽に耳を傾けながら一杯傾けるのが、温暖なポルトガルならではの屋外での楽しみ方です。
- Botequim Nostalgic
- ポルトガル / カフェ・喫茶店
- 住所:Portugal, Praça Ribeira, 4050-513 Porto, Portugal地図で見る
【18:00】夜景を堪能!
ポルトは、ドゥエロ川を隔てて南北に見所エリアが分かれています。川の南側は、もともとポルトワイン工場が集中している地域で、北側が旧市街となっており、建物も密に隣接しています。なので、夜景を見るときには、南側へ行って、対岸との架け橋となっているドン・ルイス・1世橋や北側の旧市街を遠景から眺めるのをお勧めします。
南側地区も傾斜のある丘となっており、ポルトの街の奥行きを感じられる夜景を楽しむことができますよ。もちろん、昼間にいたリベイラ広場に戻って、川の目線から両側の街や橋を見上げるのも良い夜景の楽しみ方となることでしょう。
【19:00】ファドに耳を傾ける
ファドは、伝統的な民族歌謡で、スペインにとってのフラメンコ、ブラジルにとってのサンバ、イタリアのカンツォーネなどのように、人々のアイデンティティが組み込まれた文化の一つです。
ポルトガルでは、ファドはファドハウスやレストランなどで歌われ、主にポルトガルギターで伴奏されます。哀愁漂う物悲しい旋律の曲やパッション溢れる力強い曲調、軽快で明るい曲など様々な種類の歌が披露されています。
ファドが始まる場所や曜日、時間は限られているのですが、リーズナブルな価格で参加しやすい時間帯でやっており、ポルト中心地からもアクセスしやすいのがA Casa do Fadoというファドハウスです。
こちらは、1人15ユーロ(約1,890円)でポルトワイン付きでファドを楽しむことができ、開催日には地元の名手がファドの歌を披露します。石造りで地下の洞窟のような雰囲気のところで行われるので、音響もよく、素敵な雰囲気で堪能でき、旅の良き思い出の一つとなること間違いありません。
- A Casa do Fado
- ポルトガル / その他レストラン
- 住所:Rua do Infante D. Henrique 85, 4050-297 Porto, Portugal地図で見る
【21:00】海の幸・ポルトガル料理を堪能!
力強くも繊細なファドの音色に耳をすませたら、ポルトの夜を締めくくるため、ぜひ海の幸を堪能しにディナーに行きましょう。ポルトの地元の名物料理が自慢のレストランAbadia do Portoでは、とにかく海鮮を試したいものです。
タコは、スプーンで切れるほどの柔らかさで、味付けも程よい塩味で日本人の味覚にもぴったり合います。イワシの炭火焼も塩味がちょうどよく、白米が欲しくなって日本が懐かしくなるような安心する味。ポルトガルでは、お米もよく食べられており、海の幸とお米の煮込み料理「アローシュ・デ・マリスコス」はぜひいただきたいところです。
- Abadia do Porto
- ポルトガル
- 住所:R. do Ateneu Comercial do Porto 22, 4000-380 Porto, Portugal地図で見る
まとめ
いかがでしたか?
食や伝統文化はもちろん、景色に歴史、建築・アートと多様に楽しめるポルトガルの人気都市・ポルト。坂の街なので街歩きに体力は使うものの、その分、高台や川沿いから見上げる街並みはとびきり美しく、どんな路地を通っても新たな街の魅力を発見できる、見どころたっぷりな都市となっています。
駆け足の観光ではなく、ボヘミアンな現地の空気感に身を委ねて、ゆったりと一息入れながら無理なく街歩きを楽しみたいものです。