ポルトガル
ポルトガル観光
ユーラシア大陸最西端の国で見たい美しい町並み

【ポルトガル】ポルトの1日観光モデルルート!

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:35ヶ国

2020年12月7日更新

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写真:aka-region

ポルトガルの第2の街「ポルト(Porto)」。ポルトワインの生産地としても名高い古都は、旧市街が世界遺産にも登録され、見所いっぱいの街です。今回は、ポルトの魅力を1日で満喫するモデルコースをご紹介します。

この記事の目次表示

ポルトガルのポルト(Porto)とは?

  • 写真:aka-regionリベイラ広場(Praça Ribeira)には、昔ながらの建物が並び風情がある

ヨーロッパの西端・ポルトガルの首都リスボンから、北へ電車またはバスで約3時間強の所にあるのが古都ポルトです。ポルトガルの第2の都市で、聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂などを含む旧市街地がユネスコの世界遺産に登録されています。

  • 写真:aka-regionポルトの街角

大航海時代に繁栄したポルトガルが垣間見える、趣ある建物群が特徴の旧市街。街歩きをしながら楽しめる、とっておきのカフェやレストラン、哀愁漂うファドが楽しめるスポットなど、今回は1日丸ごとポルトを楽しめるモデルルートをご紹介します。

  • 写真:aka-regionポルトでの食事はシンプルに塩焼きした海鮮が日本人の口に非常に合う。

【9:00】ポルトのサン・ベント駅(São Bento)に到着

  • 写真:aka-regionポルトの玄関口、サン・ベント駅の美しいアズレージョの壁・天井。

リスボンから電車で来るとサン・ベント(São Bento)駅に到着します。この駅舎、電車を使わない観光客さえも立ち寄りたくなるほど、美しい壁面アートで有名な駅です。

白地にライトブルーの色で描かれた幾何学模様の「アズレージョ」は美しい装飾タイルで、駅舎の壁や外壁にも施されています。その緻密な模様で覆われた空間は圧巻!完成度の高い作品が飾られた博物館のようになっており、まずはじめにじっくりと見てみたいスポットです。

  • 写真:aka-region駅舎とは思えないくらい芸術品の一部のようなポルトの駅。
サン・ベント駅
ポルトガル / 駅 / インスタ映え
住所:Praça de Almeida Garrett, 4000-069 Porto地図で見る

【10:00】ポルトで一番高い建物「クレリゴスの塔」から街の全景を眺める!

世界遺産に登録された旧市街の建物の中でも、ひときわ背の高い建物がクレリゴスの塔です。1750年にイタリア人芸術家ニッコロ・ナッソーニによって建てられた、バロック様式のクレリゴス教会に付属する塔で、街のシンボル的存在となっています。

塔は76メートルの高さで丘の上に位置していることもあり、塔に登ると、ドゥエロ川に沿って赤瓦の家々が連なる360度の大パノラマを見下ろすことができます。人がギリギリすれ違えるくらいの狭い螺旋状の石段225段を登るしか方法はありませんが、上からの眺めを考えると登り甲斐がある塔です。

  • 写真:aka-regionクレリゴスの塔の上からの眺め
クレリゴスの塔
ポルトガル / 展望・景観 / 教会
住所:R. de São Filipe de Nery, 4050-546 Porto, ポルトガル地図で見る

【12:00】カフェでポルトガルスイーツを軽食にいただく

  • 写真:aka-regionMuralhas Olivalで一息

ポルトガルには、卵黄をたっぷりと使ったスイーツがたくさんあります。日本にもすっかりと根付いているカステラは、もともとポルトガルの「パン・デ・ロー」が原型とも言われています。このパン・デ・ローは、日本で数年前に流行した生カステラに非常によく似ており、甘いスポンジ部分の中心には、ねっとりとした卵黄クリーム入り。甘いけれども、病みつきになるスイーツです。

そんなカステラの原型のほか、ポルトガル独特の卵黄スイーツを食べられるところは、街のカフェなど至るところにあります。今回はクレリゴス教会にほど近い、地元っ子御用達のカフェMuralhas Olivalへ行ってみましょう。

ガラスケースの中に数十種類ものスイーツやパンが並べられており、カフェオレと一緒に軽食を楽しみたいですね。クレリゴスの塔に登って小腹が空いたあとは、尚更美味しく感じる、素朴なポルトガルスイーツです。

  • 写真:aka-region卵黄たっぷりのポルトガルのお菓子(値段不明)

その他に、老舗のカフェに立ち寄りたい場合は、Majestic Café(マジェスティック・カフェ)がおすすすめ。1921年創業で、当時から文化人が集うカフェとして名高く、現在でもその趣や優美さを昔のままに残しつつ、営業しています。マジェスティック名物のフレンチトースト(ポルトワイン付きで11ユーロ/約1,400円)は、是非食べたい逸品です。

また、このカフェがあるBolhão(ボリャオン)地区は、ポルト随一のショッピングストリートサンタ・カタリーナ通りもあるので、ウィンドウショッピングも楽しいですよ。

  • 写真:aka-regionMajestic Caféでのカフェタイム
Muralhas Olival
ポルトガル / パン・サンドイッチ / カフェ・喫茶店
住所:Campo dos Mártires da Pátria 117, 4050-367 Porto地図で見る
マジェスティック・カフェ
ポルトガル / カフェ・喫茶店
住所:Rua de Santa Catarina, 112 4000-450 Porto地図で見る
Web:https://www.cafemajestic.com/en/Utilities/Homepage...

【14:00】リベイラ広場(Praça Ribeira)

  • 写真:aka-regionポルトのリベイラ広場(Praça Ribeira)

リベイラ広場はドゥエロ川の川岸にある広場で、ポルトでも歴史があり、かつ活気のある地区のひとつです。かつて中世には、ポルトの商業拠点として栄え、この広場の周りにパン屋、肉屋、魚屋といったお店が集中していました。現在でも古い建物を改装したバーやレストラン、選りすぐりのお土産や手工芸、アートを展示・販売するギャラリーが数多く集中しています。

対岸にかかるドン・ルイス・1世橋も間近で見ることができ、緩やかでボヘミアンな空気が流れている広場です。昼間には、大道芸人やミュージシャンたちが生パフォーマンスや生演奏を繰り広げ活気がありますが、夜になると夜景を楽しむスポットともなり、静かでゆったりとした時間を堪能することができます。リベイラ広場を中心に路地散歩などもして、小さなお土産ショップなどにも立ち寄ってみたいですね。

  • 写真:aka-region小さなショップで買えるサルディン(イワシ)の缶詰(値段不明)
リベイラ広場
ポルトガル / 広場
住所:Praça Ribeira, Porto, Portugal地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

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