この記事の目次表示
【6】おじさん?おじいちゃん?シュールな壁画と記念撮影!
こちらの壁画は何がテーマなのかよく分かりませんが、なんだかとってもシュールですね。
こちらは正直どのようなポーズをしたら良いのか筆者も分かりませんが(笑)。せっかく面白い壁画なので、一緒に記念撮影をしてみてください。
- バイクに乗ったおじさんの壁画
- ソウル / その他スポット
- 住所:서울시 종로구 이화동 이화동 벽화마을地図で見る
【7】大きな鳥と車と一緒に記念撮影!
こちらも【6】で紹介した壁画のように、何をテーマにしたものなのか不明です(笑)。
ですが、シュールで面白いと思いませんか?隣に立って一緒に撮影を楽しんでくださいね。
- 大きな鳥と車と人の壁画
- ソウル / その他スポット
- 住所:서울시 종로구 이화동 이화동 벽화마을地図で見る
【8】椅子に座っているように写真撮影!
こちらの壁画は椅子が描かれています。
少し剥がれかかってしまっているのは残念ですが、こちらの壁画では、座っているようなポーズをとって写真撮影をするのがおすすめです。トリックアートみたいですね!
【9】うさぎと一緒に記念撮影!
こちらはうさぎをメインとした壁画で、奥には猫もいます。
右側のうさぎのように手を合わせてみたり、手を挙げてみたり…。ちょうど階段になっていますので、人がいなければ座って写真撮影をしても楽しいと思います。
【10】可愛い男の子と一緒に撮影をしよう!
こちらはなんとも可愛らしい男の子の壁画。
写真撮影の仕方としては、左側の男の子と写真を撮るなら、手を握るように、右側の男の子と写真を撮るなら、風船を持つようにポーズをとってみてはいかがでしょうか。きっと可愛い写真になるはずです。
こちらの絵がある周辺は基本的に住宅地が入り組んでおり、この絵を含む様々な絵が住宅の壁に描かれています。この壁画は、【4】の壁画より東側、【8】と【9】の近くにありますので、住宅地を歩きながら、探してみてくださいね。
壁画以外のオブジェも要チェック!
上記で紹介したように、沢山の壁画ありますが、実は壁画以外にもオブジェがあります。例えばこちら。
これはロボットと自転車あるいはバイクでしょうか。このような面白いオブジェが実は沢山あります。アート散策と合わせてオブジェ探しもしてみてください。なかなか楽しいですよ!
「梨花洞壁画村」見学における注意事項
可愛らしいアート作品を目的に沢山の観光客が訪れるようになった「梨花洞壁画村」。大成功したように見えますが、街のアート化による弊害も起きています。ここからは壁画村の「影」の部分をお伝えしようと思います。観光地化は「光」だけではないことを皆さんにも知って頂きたいです。
先述したようにここはもともとタルトンネと呼ばれる地域です。今でもここで暮らしている人たちがいます。それゆえ、観光客による夜遅くに大声で話す、ゴミを捨てて帰るなどといった迷惑な行動に困っている住民も沢山います。
壁画村内には、このような看板があります。
「이 곳은 주인둘이 거주하는 지역입니다 조용히 해주세요」と韓国語で書かれていますが、一番下には日本語で「ここは住民地域です静かにしてください」とあります。
散策しているとこのような看板が数カ所ではなく、ありとあらゆるところにあります。それだけ住民の方が迷惑をしていると言っていいでしょう。皆さんもこちらへ訪れたら、住民の方に迷惑とならないよう静かにアート散策をしましょう。
人知れず消された人気の壁画
ガイドブックにも掲載され、今やソウル定番の観光地となった壁画村ですが、2016年4月15日と23日についに事件が起きてしまいます。
大勢の観光客が訪れたことによって、プライバシーの侵害、生活圏が脅かされたことに徐々に不満をもった住民たちが、人知れず壁画を消してしまったのです。消された壁画は2つ。
階段に描かれた鯉が泳いでいるような絵と花の絵。どちらも人気の作品で、観光客はこれを撮影するために訪れていたほどです。
鯉の絵が描かれていた階段(2018年12月現在)
ちなみに階段横にある黒の柵も昔はなく、ピンク色の壁のところで撮影を楽しんでいた観光客も多いようです。
花の絵が描かれていた階段(2018年12月現在)
このように現在は、2つとも何もない階段となっています。
壁画を消した住民たちを在宅起訴へ
これらの絵が消されただけで事態が収束することはありませんでした。ソウル恵化警察署が、壁画村に描かれたアート2点を毀損したとして、絵を無断で消した住民たちを財物損壊の疑いで在宅起訴としたのです。
警察の調査の結果、住民たちは観光客による騒音や落書きに悩まされており、文化観光部にどうにかしてほしいと相談していたのだそう。しかし、何も対処してくれなかったため、絵を塗り潰したとのこと。
この事件をきっかけに鍾路区庁が「静粛観光キャンペーン」を行い、観光客に対して住民に配慮するよう呼びかけました。
しかし、現在でも撤去を求める一部住民、壁画村の存続を求める近隣のお店など、根本的な問題の解決には至っていません。壁画を消した住民を起訴するような悲しい事件がまた起きないよう、私たち観光客が住民に対して配慮をしなければならないと思います。事件にまで発展してしまったのは、言うまでもなく私たち観光客の迷惑行為が原因なのですから。