日本海とアートの街・島根県益田市を巡る1日モデルルート！

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• 島根県益田市はどこ？
• 11時：隠れた名店・自販機うどんで腹ごしらえ
• 12時：グラントワで芸術鑑賞
• 15時：新鮮なフルーツたっぷりのパフェをフルーツパーラー「Cafe moritani」で堪能
• 18時：海に沈むサンセットと食事が楽しめる「ダイニングカフェ柿の木」で夕食
• 宿泊：温泉も楽しめるアートなお宿「Mascos Hotel」で1日の疲れを癒す
• いかがでしたか？

島根県益田市はどこ？

島根県益田市は、島根県西部に位置する石見地方の主要都市です。横長に長い島根県の県庁所在地の松江からは車で3時間かかりますが、他の県、例えば広島市からは2時間強、山口県萩市からは1時間強の所に位置しています。

益田市の人口は2万人ほどですが、街の中心には日本一の清流・高津川と益田川が豊かな山間をぬって流れ出て、海岸線には美しい白い砂浜が伸びています。

• 写真：aka-region益田は市内からでも海へのアクセスは10分程度。

また、今からおよそ800年前、中世の時代に栄えた史跡や面影が数多く見られます。現代では、石見地方の芸術・文化の発信地「グラントワ（島根県立石見美術館および島根県立いわみ芸術劇場）」があり、アートの面でも存在感を示しています。

今回は、中でも益田の豊かな自然や食、そしてアートを体験出来る場所を中心にご紹介します。

11時：隠れた名店・自販機うどんで腹ごしらえ

自販機コーナーオアシスは、高津川沿いにある自販機コーナーで、車で移動する地元の人たちのみならず、観光客やライダーにも人気のスポットです。72時間定点観測をし、人々の動きと思いを映すNHKの人気番組でも舞台になった場所なのです。

• 写真：aka-region自販機コーナーオアシスにはいろいろな種類の自販機がある

自販機うどんは簡素で、あまり美味しくないのでわざわざ行くのも・・・と筆者は思っていましたが、ここの自販機うどんは絶品！美味しく味付けされた肉が乗った肉うどん、エビ天が乗った天ぷらうどん、肉や天ぷら、ゆで卵など全ての具材が乗ったスタミナうどんのほか、肉そば、ラーメンもあります（450円）。

• 写真：aka-region自販機コーナーオアシスのスタミナうどん450円
• 写真：aka-region自販機コーナーオアシスの肉うどん450円

とろろ昆布で旨味の出たおつゆも美味しく、益田名物の柚子が生でほんの少し入っているのが香り高く、食欲をそそります。

萩・石見空港、JR益田駅からそれぞれ車で10分のところにあるため、まずは話題のこの自販機うどんで腹ごしらえしてみてはいかがでしょうか。

• 写真：aka-region自販機コーナーオアシスの販売機

12時：グラントワで芸術鑑賞

グラントワは、島根県立石見美術館と島根県立いわみ芸術劇場からなり、様々な美術展、演劇、音楽コンサート等が催されています。

• 写真：aka-regionグラントワの中庭

グラントワの建物は、壁から屋根に至るまで、石見地方の工芸品である石州瓦で覆われていて、瓦独特のツヤのある建物となっています。建物の周りは芝生に石見神楽がテーマの石の作品があったり、まず建物に入る前からアート観賞が始まります。

• 写真：aka-regionロビーのライブラリースペースが美しい

美術館と劇場が融合したモダンな建物で、中庭には水盤が美しい空間となっています。そんな美しいグラントワで、お目当ての展覧会やコンサートがあるといいですね！

• 写真：aka-regionグラントワの建物内部

15時：新鮮なフルーツたっぷりのパフェをフルーツパーラー「Cafe moritani」で堪能

古くから益田でフルーツギフト店を営むフルーツ屋さんが、店舗に併設する形で運営しているのがCafe moritaniです。白と木を基調にした優しい雰囲気の店内では、旬の極上フルーツを1個から購入できるほか、ギフト用のフルーツセット、自慢のフルーツを使った焼き菓子、フルーツサンドや大福のような生菓子、すぐに食べられる旬のカットフルーツ等幅広い商品のラインナップとなっています。

• 写真：aka-regionCafe moritani店舗内部

中でも人気なのが、お店のカフェコーナーで味わう、季節の美味しいフルーツをふんだんに使ったパフェです。10種類フルーツを使ったフルーツパフェ(2,900円)、いちじくパフェ、マンゴーパフェ、メロンパフェ、パイナップルパフェ、バナナパフェなど、どれも豪華で贅沢にフルーツを食べることができます。

• 写真：aka-regionCafe moritaniのフルーツパフェ

18時：海に沈むサンセットと食事が楽しめる「ダイニングカフェ柿の木」で夕食

益田市内から車で10分ほど、日本海に向かって車を走らせると、どこまでも続く海岸線と白い砂浜を眺められるカフェダイニングカフェ柿の木にたどり着きます。こちらでは、日没近くになると店内やテラス席から、日本海に沈む夕日を眺めながら食事をすることができます。メニューは、ハンバーグやとんかつ、ステーキ、鶏南蛮など、幅広い和洋食を堪能することができます。

• 写真：aka-regionダイニングカフェ柿の木のとんかつ定食（値段不明）

日本海のずっと向こうの地平線に沈む夕日を眺めながら、晴れた日はテラス席で海の眼の前で食事ができる理想的な立地と、そんな景色にも負けない美味しい食事をぜひお楽しみください。

• 写真：aka-regionダイニングカフェ柿の木の店内

宿泊：温泉も楽しめるアートなお宿「Mascos Hotel」で1日の疲れを癒す

• 写真：aka-region夜のmascot hotelも良い雰囲気

益田の自然や食、アートを楽しんだ1日を締めくくるのは、益田温泉を擁する駅近ホテルのMascos Hotelでの滞在です。 益田駅から徒歩5分ほどの駅近にありながら、源泉100%の天然温泉を大浴場で楽しめ、旅の疲れが癒されます。

コンセプトは「クラフトホテル」で、空間デザインやインテリア、器など、ホテルで使用するものの多くに地場産業と共同で開発したものを使っています。

• 写真：aka-region受付ロビー
• 写真：aka-regionお部屋のアメニティも素敵

お部屋は幾つかのタイプがありますが、セミダブルベッドやダブルベッドが主流です。大浴場があるので、部屋はユニットバスですが、木の家具とシンプルな壁の落ち着いたお部屋となっています。また、各階のエレベーターロビーにはホテルが厳選した本が置かれていて、部屋で自由に読むことができます。

• 写真：aka-regionmascot hotelのミニマムな客室

1階のレストラン&バーエリアでは、宿泊者限定でハッピーアワー割引もあります。夜はろうそくが焚かれ、日中とはまた雰囲気のグレードが上がった素敵な空間となります。

• 写真：aka-region朝食ビュッフェも手作り
• 写真：aka-regionダイニングとバー

最大の目玉である、地下から湧き出る益田温泉を擁する大浴場です。源泉掛け流しの本格的な温泉で、炭酸水素ナトリウムの泉質らしくとろんとした柔らかい肌触りのお湯が格別です。男女ともにサウナもあり、細長く大きな湯船との行き来をしているとあっという間に疲れも取れるように感じられます。

いかがでしたか？

島根県の知られざる地方都市・益田。市内には歴史的な街並みが残るエリアも多く、一方でおしゃれなイマドキのカフェも多く点在します。また、益田市から車で40分もすると、山陰の小京都と呼ばれる津和野町へも足を延ばすことができるほか、古くから港町として栄えた浜田市、世界遺産・石見銀山の大田市、三瓶山エリアへの旅も楽々です。益田に滞在しながら、島根県の石見地方の新たな魅力を見つけてみてください。