島根
島根観光
全国から信仰を集める出雲大社や、世界遺産・石見銀山が有名

【島根】1日で全部回れる!松江市のおすすめ観光スポット15選&ざっくりタイムスケジュール

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2020年12月21日更新

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【12】16:40 宍道湖夕日鑑賞スポット「とるぱ」

宍道湖は、松江市と出雲市にまたがる湖です。東西約17キロメートル、南北約6キロメートル、周囲長47キロメートルで、湖面積の約半分が水深5メートル以上です。

地面は水平になっているところがほとんどです。お隣にある湖・中海(なかうみ)や、川を介して海と繋がっています。そのため淡水湖ではなく、汽水湖(海水と淡水が入り混じっていること)となっています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi淡水と海水が混じった汽水湖(きすいこ)

夕暮れ時の宍道湖は、素晴らしい景色です。これぞ島根!というお写真を撮りたい方や絶景を見たい方は、夕日鑑賞スポット「とるぱ」という場所がおすすめです。「とるぱ」とは、湖沿いを歩ける遊歩道や、夕日鑑賞にぴったりな腰掛けがあるスポットです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi「とるぱ」へと続く宍道湖沿いの道
  • 写真:Sosyu Kikuchi「とるぱ」から撮影した宍道湖の夕日

宍道湖に浮かぶ小さな島・嫁ヶ島(よめがしま)がよく見えます。湖畔に佇むお地蔵さま・袖師地蔵(そでしじぞう)も人気があります。夕方になると「とるぱ」一帯は、三脚をたてた本格的なフォトグラファーでいっぱいになります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi嫁ケ島(写真左)
  • 写真:Sosyu Kikuchi袖師地蔵(そでしじぞう)

日の入り前~日の入り後まで空の色、湖に反射した光の様子が同じことはなく、一瞬一瞬のすべてが違う表情で、美しい眺めです。筆者は11月上旬に訪問しましたが、16時45分~17時10分の間で、日の入りを見届けました。季節によって日の入りの時刻が異なりますので、事前に要チェックです。

宍道湖
島根 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 絶景 / インスタ映え / 女子旅 / 一人旅 / ハイキング
住所:島根県松江市、出雲市地図で見る
宍道湖夕日スポット
島根 / 自然・景勝地 / 絶景 / インスタ映え
住所:島根県松江市袖師町地図で見る
電話:0852-27-5843

【13】18:00 郷土料理の店「川京」

松江市街地でおすすめのディナーといえば、「川京(かわきょう)」です。地酒と郷土料理のお店で、ご家族経営をされています。皆さんの人柄がとてもユニークで、楽しくお食事の説明をしてくれます。

食べログ評価も非常に高く、2018年11月現在「トップ5000」入りを果たしています。カウンター席が数席しかないため、数週間前には予約必須です。店内は、アットホームなあたたかい雰囲気となっています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi「川京」外観
  • 写真:Sosyu Kikuchiカウンター席のみの店内

おすすめは「おまかせ郷土料理Bコース」(3,980円税抜き/1人)です。宍道湖で採れる季節の食材をふんだんに使用した充実のコース内容となっています。

  • 写真:Sosyu Kikuchiメニュー表の一部(おすすめはBコース)

川京名物「うなぎのタタキ」、「おたすけシジミ」もコース内に盛り込まれています。鰻をかば焼き以外で頂けるのは、大変珍しいのではないでしょうか。ほどよい歯ごたえと、生姜の香りがマッチして、贅沢な一品です。シジミ料理は宍道湖で採れたものです。甘辛いあんと絡み合ったシジミは、臭みも全くなく、普段苦手な方でも抵抗なく口に運べる美味しさです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi名物「おたすけシジミ」は甘辛い味付けで食べやすい
  • 写真:Sosyu Kikuchi「うなぎのタタキ」は歯ごたえがあって美味

お酒類も豊富です。筆者が訪問した日には、入荷したての「奥出雲のどぶろく」(600円税抜き/1杯)がありました。ほんのり甘く、お米の粒々感がたまらないどぶろくです。地元産焼酎「いそっこ」(600円税抜き/1杯)は、海藻の香りがする焼酎ということで、大変珍しいお酒です。海苔をおともに頂くのが、おすすめなのだとか。大人な味です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi奥出雲のどぶろく
  • 写真:Sosyu Kikuchi海藻焼酎「いそっこ」

極め付けは、川京特製「宍道湖のしじみ割焼酎」(600円税抜き/1杯)です。しじみエキスとシジミで割るあたたかい焼酎です。シジミ独特の香りが焼酎と合わさって、渋いお味に仕上がっていました。少し濁っています。シジミは肝臓を労わる栄養素が入っているため、ありがたいお酒ですね。

  • 写真:Sosyu Kikuchiしじみ割焼酎にはしじみエキスが入っているそうです
  • 写真:Sosyu Kikuchiお刺身は津和野産の柚子胡椒で頂きます
川京
島根 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理
住所:島根県松江市末次本町65地図で見る
電話:0852-22-1312

【14】20:00 おでん「やまいち」

本格おでんのお店です。2018年11月現在、食べログで3.58という高評価を獲得されています。店内は、レトロな雰囲気で、カウンター席とお座席と分かれています。元気のよい女性陣たちが、威勢よく注文を取ってくれたり、お料理を作ってくださいます。人気店のため、事前予約をしてからの訪問が確実です。

  • 写真:Sosyu Kikuchiレトロな店内

おでんは様々な具材があり、好きなものを好きなだけチョイスできる仕組みです。つゆは、ダシの香りがよく効いていて、ほんのり塩っぽさがあるだけで、本格的なおでんであることを感じさせます。

筆者は、キスのつみれ、大根、お豆腐、春菊、巾着を注文しました。特におすすめなのが、巾着です。しめじ、エノキ、タコ等の具材がぎっしり詰まっています。外側は、ふわんふわんの厚揚げで、かんぴょうで閉じてあります。

  • 写真:Sosyu Kikuchiダシの味が本格的なおでん
  • 写真:Sosyu Kikuchi必ず食べて欲しい「巾着」

メニュー表がなく、壁にかかっているメニューにも金額の表記がないので、明確にひとつひとつの値段は分かりませんでした。筆者はおでんの他、納豆茶漬けも頂いて、ちょうど2,000円でした。ご参考にしてみて下さい。納豆茶漬けは、ひきわり納豆がたっぷりとのっていて、周囲には海藻が添えられています。しょうゆとダシの味が体にしみる一品でした。

  • 写真:Sosyu Kikuchiメニューの一部(お値段表記がないです)
  • 写真:Sosyu Kikuchi締めには納豆茶漬け
やまいち
島根 / 和食 / ご当地グルメ・名物料理 / おでん
住所:島根県松江市東本町4-1地図で見る
電話:0852-23-0223

【15】21:00 パスタファクトリー「オルタッジョ」

松江京店商店街」に位置するイタリアンのお店です。お酒だけ飲んで、一日を締めたいという方にもぴったりな雰囲気です。もちろんパスタやピザなどのお食事類も豊富です。

店内は洋風なデザインで、カウンター席とテーブル席があります。筆者はマルゲリータ(1,300円/26センチMサイズ)を注文しました。手作りの生地を高温窯で焼き上げたというピザは、ふわふわの耳が特徴で、中央にはたっぷりのトマトソースが使われています。

  • 写真:Sosyu Kikuchiマルゲリータ

しっとりとした店内で、一日の振り返りをしてみるのもいいかもしれません。営業時間に関して、月~土曜は22時30分までですが、日曜祝日は21時までとなります。ご注意ください。

  • 写真:Sosyu Kikuchi洋風でおしゃれな店内
  • 写真:Sosyu Kikuchiメニューの一部

ちなみにオルタッジョがある「松江京店商店街」とは、お宿、飲食店、雑貨店などが立ち並ぶ商店街で、おしゃれな雰囲気のお店が多いです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi夜の松江京店商店街

同じ道沿いには「茶町商店街」もあります。

「茶町商店街」の名前の由来は、松江城築城の時代にまでさかのぼります。築城の際に、巨石を引き上げた場所が、今の商店街あたりだったそうです。工事で働く人々を励ますために、餅茶屋を四か所つくりました。そこでは女中達がお餅や、お湯を振る舞ったことから、「茶町」と呼ばれるようになったのだとか。

こちらにも素敵なお店がたくさんありましたので、ぜひお気に入りのお店を発掘してみて下さい。

パスタファクトリー オルタッジョ
島根 / 洋食・西洋料理 / ランチ
住所:島根県松江市末次本町82地図で見る
電話:0852-28-0101
Web:http://brocs-industry.com/4
松江京店商店街
島根 / 商店街 / 女子旅 / 穴場デートスポット
住所:島根県松江市末次本町地図で見る
Web:http://www.mable.ne.jp/~kyo-mise/index.html

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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