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【4】12:00 小泉八雲旧居(ヘルン旧居)
文学者・小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)が、松江で暮らしていた約1年3か月のうち、約5か月間住んだとされる屋敷です。
もとは、根岸家という旧松江藩士の武家屋敷でした。家主の根岸氏が出雲地方で暮らしていたため、こちらは空家となっていました。「庭のある侍の屋敷に住みたい」という八雲の希望を聞いて、屋敷を貸すことになったのだとか。
屋敷は1868年に造られたもので、庭は枯山水の鑑賞式庭園となっています。規模は小さいですが、屋敷の周囲にはめいっぱいの草木が丁寧に植えられていて、高い評価を受けているそうです。自然の山水を絡めた庭は小泉八雲の著書『知られざる日本の面影』のなかでもその魅力が書かれています。
ちなみに館内の撮影は自由に行えます。日がよく当たる屋敷なので、縁側でゆったりとした時間を過ごすことができます。
- 小泉八雲旧居
- 島根 / 建造物 / 一人旅 / 歴史的建造物
- 住所:松江市北堀町315地図で見る
- 電話:0852-23-0714
- Web:http://www.matsue-tourism.or.jp/kyukyo/
【5】12:20 塩見縄手
塩見縄手とは、簡単に言うと道路です。城下町では、縄のように長く伸びた道路のことを縄手と呼んでいます。この縄手に、かつて塩見氏という町奉行が居所を構え、大層栄えた家柄であったため、それをたたえて、「塩見縄手」と命名することになりました。
松江市伝統美観指定地区に選ばれています。武家屋敷の遺構としては、全国有数のものだそうで、今でもその名残を楽しむことができます。「日本の道百選」にも選定されています。ここまでご紹介してきた、【3】【4】【5】のスポットが塩見縄手に位置しています。
【6】12:40 松江城
松江城は、松江観光の中心地に位置しています。堀に囲まれた城はひときわ存在感があります。国宝松江城天守は、全国に現存する12天守のひとつなのだとか。平面規模では全国第二位、高さでは全国第三位の規模を誇ります。平成27年には国宝に指定されています。
下から見上げるお城はダイナミックで、迫力があります。天守閣からは、松江の様子が360度見渡せます。外観は4重、内部は5階と地下1階の構造です。てっぺんまでひたすらに階段を登り続けますが、城内の階段は幅が狭く、段差もあるためご注意下さい。
- 松江城
- 島根 / 城 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所
- 住所:島根県松江市殿町1-5地図で見る
- 電話:0852-21-4030
- Web:http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
【7】13:20 松江神社
松江城の敷地内にある神社です。松平直政公を御祭神としています。彼は、徳川家康公の孫にあたり、松江松平家の元祖とされています。家業繁栄、厄除開運、交通安全のご加護が顕著なスポットです。
砂利が丁寧に敷かれていて、さっぱりした雰囲気の神社です。松江城へ行かれる際はぜひ立ち寄ってみて下さい。