自分で具材や麺を選んでカスタマイズできるヨントーフ。野菜不足になりがちな旅行中にオススメのローカル料理です。野菜や魚の練り物をあっさりしたスープに入れて食べるところは、日本の「おでん」のよう。ホーカーズやフードコートに行くと、サラダバーのようにたくさんの具材が陳列された棚を見かけるかと思います。注文の仕方が分からずに通り過ぎてしまう人も多いかもしれませんが、意外と注文の仕方は簡単!あっさりした美味しさに、ハマってしまう人続出です!
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ヨントーフとは?
ヨントーフ(醸豆腐 Yong Tau Foo)とは、野菜の入ったシンガポール版おでんのようなもので、客家(はっか)という、昔々に中国大陸から東南アジアに移住してきた民族から伝わった料理だそうです。
さつま揚げやかまぼこのような魚の練り物、茄子の揚げたもの、豆腐、チンゲンサイや白菜などの葉ものの野菜などなど、たくさんの具材が並んでおり、その中から好きな具材を数種類選んで湯がいてもらい、麺とスープを入れて出来上がりです。
スープかドライ(スープなし)を選べ、ドライの場合はスープは別添えになり、麺はタレをつけていただきます。麺を入れないでスープだけで楽しむこともできます。お店によっては、通常のあっさりしたスープの他に、ラクサスープ、カレースープ、トムヤムスープなどを選ぶことができます。
つまり、ダイエット中なのでヘルシーなものが食べたいなという時も、お腹がぺこぺこなのでがっつり食べたいなという時も、その時の自分の気分によってカスタマイズできるということなのです。また、あっさりとした味わいで胃にもたれないので、朝食にもオススメです!
どうやって注文するの?
それでは、さっそく注文してみましょう!
【1】まず、陳列棚の横にあるどんぶりとトングを手に取りましょう。
ビュッフェのときのように、まずは、どんぶりとトングを持ってスタンバイします。このどんぶりのなかに、好きな具をいれていくんですね。
【2】メニュー表で具材の個数を確認しましょう。
通常は基本の数が5〜7個となっており、基本の数を超えると追加料金になります。基本の数が5個の場合、4個しか選ばなくても5個の料金になりますのでご注意を。
上の写真(メニュー)の場合は、基本の数は6個となっており、具材1個追加につき0.7ドルとなっていますね。
【3】お好きな具材を選んで、どんぶりに入れましょう。
チンゲンサイや白菜などの葉野菜に、女性に人気のトマトやおくら、そして、さまざまな練り物、豆腐などの具材があります。ヨントーフは栄養もとれていいですよね。
【4】レジでどんぶりを渡し、麺を選びましょう。
麺のサンプルが置いてあるので、指を指せば伝わります。お店によって麺の種類も違ってきますが、ビーフン、クイティアオ(平べったいライスヌードル)、イエローミー(黄色い卵麺)が主流です。
麺を入れたくない場合は「No noodle, please」と伝えましょう。
【5】スープかドライかを聞かれるので、どちらかを答えましょう。
好きな具をいれて、麺を選んだら、最後はスープかドライのセレクトです。スープの場合は麺がスープの中に、ドライの場合はスープと麺が別皿になります。
ラクサスープやトムヤムスープなど、通常のスープ以外を希望する場合は、ここで伝えます。
【6】お会計を済ませましょう。
ここでようやく、お会計になります。
【7】お盆の上のスタンバイをしましょう。
お盆にお箸とれんげを置き、小皿に醤油やチリソースなどを入れて出来上がるのを待ちます。
基本のスープはとても薄味なので、色々なソースを小皿に取ってみて、具につけながら食べたり、スープに直接入れたり、お好みで調節してみましょう。
【8】注文完了です!
ほとんどのお店では、カウンターに乾燥した大豆が置いてあるので、出来上がったヨントーフを受け取ったらお好みでトッピングしてみましょう。
これで、注文完了です!
どんな具材・麺・スープがあるの?
具材について
具材の数は、お店によって様々。ここではほとんどのヨントーフ屋さんに置いてある、基本の具材についてご紹介します。
・野菜
- チンゲンサイ、白菜、ブロッコリー、空芯菜などの葉もの野菜
- トマト、オクラなど
・練り物、豆腐など
- 日本でいうさつま揚げに似たもの
- がんもどきのようなもの
- 餃子の皮のようなものを揚げたもの
- フィッシュボール
- 茄子に魚のすり身を挟んで揚げたもの
- 海苔で唐揚げのようなものを巻いたもの
- ゴーヤの輪切りの穴の部分に魚のすり身をつめたもの
- 唐辛子に魚のすり身をつめたもの
- 薄い塩味のついた三角形のお豆腐で魚のすり身を挟んだもの
- 卵豆腐
以上、たくさんの具材がありますが、「海苔で唐揚げのようなものを巻いたもの」と「茄子に魚のすり身をはさんだもの」を選ぶ人が多いようです。女性には、トマトが人気です。
麺について
麺もお店によって数が違いますが、以下の麺が置いてあるところが多いです。
- ビーフン
- クイティアオ(平べったいライスヌードル)
- イエローミー(黄色い卵麺)
スープについて
基本のスープだけのお店もあれば、ラクサスープ、カレースープ、トムヤムスープがあるお店もあります。行くたびに変えてみるのも楽しいですね。まずはメニュー表をチェックしてみてください!
ヨントーフが食べられる場所は?
ほとんどのフードコートやホーカーズには、ヨントーフのお店があります。フードコートではありませんが、サマセット駅前のカッページプラザにあるOrchard Yong Tau fuは、常に行列ができる人気店です。(ここは麺はなくて、スープだけで食べるスタイルです。)
その他のお店は、以下にご紹介します。
ヘルシーでバリエーション豊かなヨントーフは、一度試したらやみつきになること間違いなしです。まずは勇気を出して、トングを手に取ってみましょう!
オーチャードエリア
- フードリパブリック・313@サマセット店
- オーチャード / フードコート
- 住所:313@somerset 5F, 313 Orchard Road, Singapore地図で見る
- 電話:6509-6643
- Web:http://foodrepublic.com.sg/stores/313-somerset
- フードリパブリック・ウィスマアトリア店
- オーチャード / フードコート
- 住所:4F Wisma Atria, 435 Orchard Road, Singapore地図で見る
- 電話:6737-9881
- Web:http://foodrepublic.com.sg/stores/wisma-atria
マリーナ地区
- ラサプーラ・マスターズ
- マリーナ / フードコート
- 住所:#B2-50 The Shoppes at Marina Bay Sands, 2 Bayfront Ave, Singapore地図で見る
- 電話:6506-0161
- Web:https://jp.marinabaysands.com/restaurants/hawker-a...
シティエリア
- フードリパブリック シティースクエアモール店
- リトルインディア / フードコート
- 住所:City Square Mall #04-31/32, 180 Kitchener Road Singapore地図で見る
- 電話:6636-5941
チャイナタウン
- ラオパサ
- チャイナタウン / フードコート
- 住所:18 Raffles Quay, Singapore地図で見る
- 電話:6220-2138
- Web:http://www.laupasat.biz/