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【タイ北部】古都「チェンセーン」とタイ・ミャンマー・ラオス3カ国の国境「ゴールデントライアングル」巡り!

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:23ヶ国

2018年11月6日更新

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写真:ある通訳案内士

素朴なタイの良さを残すタイ北部。1327年にチェンセーン王国の都として建設された「チェンセーン」や、かつて麻薬の密売地帯として名を馳せた、タイ・ミャンマー・ラオス3カ国の国境がある「ゴールデントライアングル」は、メコン川再開発に伴い再び注目を集めています。今回は、そんなタイ北部国境沿いにある2つのエリアを巡るご紹介です!

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チェンセーン

  • 写真:ある通訳案内士これぞタイの田舎町といった感じのチェンセーン

「チェンセーン」は小さな町ですが、メインロード沿いに残された遺構の数々が、かつての繁栄を静かに物語っています。また、ミャンマーとラオスの国境に近く、入国管理局があります。メコン川再開発により、今後の発展も期待されている町です。

チェンセーン
タイ / 町・ストリート
住所:Chiang Saen地図で見る

チェンセーン市内

  • 写真:ある通訳案内士道端には、看板さえなかったらなんなのか見当がつかなそうな遺構の数々

ごく普通に人々が暮らすのどかな町です。道の脇にところどころ遺構があり、説明のパネルも設置されています。中には名前が判明していないものもあり、歴史の長さを感じますね。

ワット・プラタート・チェディルアン

  • 写真:ある通訳案内士周りの動物は金色なのに、中央のお方は黒い。ちょっと不思議

チェンセーンで一番有名であろうお寺で、チェンセーン王国の初代王メンライの孫・セーンプー王によって1332年に建立されました。高さ88mの仏塔が特徴です。2014年の大地震により損害を受けましたが、修復作業がなされています。

ワット・プラタート・チェディルアン
タイ / 社寺・教会 / 寺
住所:Wat Phra That Chedi Luang地図で見る

チェンセーン国立博物館

  • 写真:ある通訳案内士この仏像たちは今まで何を見てきたのだろうか

全体的に素朴な博物館ですが、国立博物館というだけあって、展示品はそれなりに充実しています。様々な仏像があったり、少数民族の民族衣装の展示などがあり、この地の民族や歴史に興味がある人は、かなり楽しめるでしょう。

  • 写真:ある通訳案内士少数民族による織物の、独特の模様が興味深い

外国人の入場料は100バーツ(350円)です。館内では、あまり大きくない荷物を預けるロッカーが無料で使えます。

チェンセーン国立博物館
タイ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Chiang Saen National Museum地図で見る
電話:53 777 102
Web:http://www.virtualmuseum.finearts.go.th/chiangsaen...

ゴールデントライアングル

  • 写真:ある通訳案内士国境が眼下にある光景にワクワクしてしまう

かつては大規模な麻薬密売地帯だったという「ゴールデントライアングル」ですが、現在は特に怪しい雰囲気もなく、のんびりとした雰囲気漂う観光地となっています。雄大なメコン川を見ていると、自分の人生についてなど、色々物思いにふけってしまいそうですね。

ゴールデントライアングル
タイ / その他スポット
住所:Golden Triangle park地図で見る

ゴールデントライアングルパーク

  • 写真:ある通訳案内士黄金の仏像と船とガネーシャと

色鮮やかに装飾された大きな船や、これまた大きな黄金の仏像があります。ベンチも多いので、近くのセブンイレブンで飲み物やお菓子を買い、ここでメコン川を眺めるのがオススメです! 

  • 写真:ある通訳案内士対岸の開発が頓挫しなければ、この地もどんどん人が増えそう

対岸のラオスでは、中国資本による開発が行われている様子が見えます。中国バブルが弾けなければ、この地はより発展していきそうです。

ゴールデントライアングルパーク
タイ / その他スポット
住所:Golden Triangle Park地図で見る

212アヘン博物館

  • 写真:ある通訳案内士今やゴールデントライアングルで指折りの観光名所

麻薬密売地帯としてのゴールデントライアングルの歴史を伝えているのが、この212アヘン博物館です。アヘンの効果やアヘン中毒者の生活などを知ることができます。アヘン中毒者の人形は生々しいので、これを見たらアヘンに手を出したくなくなるでしょう。

  • 写真:ある通訳案内士掲載するか迷ったリアルなアヘン中毒者の人形

アヘンを吸うパイプやアヘンを吸うときに使う枕は様々な種類があり、興味深いです。枕は固そうに見えたので、寝心地がいいのかはわかりません・・。

  • 写真:ある通訳案内士アヘン中毒者は枕にもこだわる

また、アヘンの重さを計るときに使われた重りは、デザインが凝っていて、見ていて面白いです! 一つの芸術ですね。

  • 写真:ある通訳案内士アヘン密売が盛んだったため、重りのデザインも発展

入場料は50バーツ(175円)です。入場券がわりに、ポストカードを一枚もらえます。

お土産屋さんも併設されており、見ているだけでも楽しいです。アヘンクッキーなど、ここでしか食べられなさそうなものも売っていました! 食べても捕まらない程度の、微量なアヘンしか含まれていないそうです。そのように明記されているとはいえ、手を出すのはやはり躊躇しますね・・。

ちなみにですが、外国で麻薬に手を出すと、下手したら死刑になる国もあるので、絶対にやめましょう!

212アヘン博物館
タイ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:212 House of Opium ( MUSEUM )地図で見る

ワット・プラタート・プカオ

  • 写真:ある通訳案内士ここから登ると、ゴールデントライアングルがよく見渡せる展望台へ

212アヘン博物館の右隣にある、階段を登っていくとあるお寺です。このお寺が有名というよりは、こちらをさらに登るとゴールデントライアングルがよく見渡せる展望スポットがあるので、観光客がよく通ります。

  • 写真:ある通訳案内士左側の尖っている陸地がミャンマー、右上の陸地がラオス

国境と言っても人間が勝手に地図上で線引きしただけなので、何も知らなければただの川にしか見えません。海に囲まれた島国で暮らす日本人からすると、川が国境になっている風景というのは、新鮮なことこの上ないです。

ワット・プラタート・プカオ
タイ / 社寺・教会 / 寺
住所:Wat Pra That Pukhao地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
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