2018年6月5日から、上野動物園の赤ちゃんパンダ【シャンシャン】の観覧方法が、整理券配布式から「並んだ順」に変更されました。連日混雑が続く中、できるだけ並ばずにシャンシャンを観覧できる方法を教えます!愛らしいシャンシャンの激写ショットも♪
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空前のパンダブーム到来!赤ちゃんパンダ【シャンシャン】って?
待望のパンダの赤ちゃん!同園で生まれたパンダの公開は29年ぶり
2017年6月12日に東京・恩賜上野動物園(以下、上野動物園)にて誕生した、パンダの赤ちゃん【シャンシャン】。1972年から始まった上野動物園でのパンダ飼育において、「自然交配で生まれて」その後も「順調に育っている」初めてのパンダなんです♪せっかく生まれても生後すぐに亡くなってしまうことが多く、同園で生まれたパンダの公開は29年ぶりとのこと!
シャンシャンのお母さん「シンシン」の妊娠が発覚して以来、上野の街には空前のパンダブームが到来!こんなに誕生を待ち望まれたパンダは、なかなかいないでしょう。
あまりの人気ぶりに、観覧方法もたびたび変更に
生後の発育も順調で、2017年12月19日からは一般公開が始まりました。当初は「抽選」による観覧方式だったため、“生シャンシャン”を見れた人は相当ラッキー。その倍率は宝くじ並みとも…。そして2018年2月1日から「整理券配布方式」となりましたが、夕方16時までの整理券が開園から1時間ほどで無くなる日もあるほど。
その後、GWにはいったん抽選方式に戻すなど、試行錯誤してシャンシャン観覧方法を決めてきた上野動物園。それもひとえに、愛くるしい赤ちゃんパンダを一人でも多くの方に観覧してほしいという、「パンダ愛」の表れでしょう。
2018年6月5日から、誰でも「並んだ順」に見られることに!
そしてシャンシャン一歳のお誕生日を控えた2018年6月5日からは、「並んだ順」に誰でもシャンシャンが見られることとなりました。この一番シンプルで確実な方法になったことで、それまで最大9,500人程度だった一日の観覧人数が、一気に15,000人まで増えるとか!これは朗報ですね♪
開園前から長蛇の列!混雑を回避する裏ワザとは?
筆者が訪れたのは「並んだ順」の観覧方法が始まった初日の、2018年6月5日。観覧方法が新しくなり、いったいどれほどの混雑に巻き込まれるのか、戦々恐々としながら向かってみると…意外やスムーズにシャンシャンと会うことができたのです!
こちら↓が2018年6月5日(火)朝9時の上野動物園「表門」前。整理券方式の時期に比べると、かなり行列は短くなっている印象ですが、やはり開園30分前でも長蛇の列です。ざっと300人以上は並んでいるでしょうか。
行列の正体は「チケット購入」の順番待ち。事前に買うことで回避!
しかし実は、この行列は「チケットを購入する」ために並んでいるもの。入園券を事前購入している方、年間パスポートを持っている方には専用の列が設けられ、この行列に加わらなくともいいんです!
こちら↓が入園券。購入時の日付は書かれていますが、「入園」のスタンプが押されない限り半永久的に使用可能だそう。シャンシャンに限らず、混雑しそうな日に上野動物園に行く予定がある場合は、「事前購入」がおすすめです。
チケットさえ持っていれば、あとはスムーズ❤
筆者はこれまで2度ほどシャンシャン観覧に訪れており、この日も当然チケットは事前購入済みです。開園30分前の9時ジャストに「表門」前に到着。「チケット購入済み」の列も100名以上は並んでいる感じですが、動き出せばチケットにスタンプを押すだけなので、途中で詰まることもなく順調に流れていきます。
当日は9時半ぴったりに開門され、1~2分後には中に入ることができました。門の前での待ち時間は実質30分ほどですので、かなりスムーズです!
入園後は早足で「パンダ舎」へ!
9時半の開門&入園後は、ゲート向かって右手の「パンダ舎」へ一目散で移動します。たくさんの警備スタッフの方が「走らないでください!」と拡声器で呼びかけていますので、ここは慌てずに、早足で移動しましょう。
当然ながらパンダ舎前は行列ができていますが、列はずっと動き続けていて、あまりのスムーズさに「ひょっとしたらシャンシャンの前で止まれなくて、歩きながらの流れ方式で見ることになるのかも⁉」と、不安の声を上げる方もそこかしこで見られます。(筆者も、若干同じような不安を感じました…)
しかしパンダ舎の「室内飼育場」に差し掛かる辺りで、行列はストップ。この日はシャンシャンが屋外に出ているようです!(実際には下図↓の「屋外放飼場A」にいました)
ついにシャンシャンとご対面!
その後もじりじりと列は動き続け、9時35分前後にはシャンシャンがいるエリアまで到達。しかし!そこには運動場の中央にある木のてっぺんで、眠りこけるシャンシャンが…。朝一のご対面にもかかわらず、起きて動いている姿は見られませんでした。
観客の全員が、ため息交じりでシャンシャンが眠りから覚めるのを待っています。並んだ順の観覧方法に変更されてからは時間の制限がなくなったので、筆者も10分ほど粘りましたが、一瞬寝返りを打った以外はまったく起きる気配がありません。警備の方もさほど厳しく誘導することもなく、意外と長く観覧することができました。
爆睡する娘をよそに、お母さんパンダの「シンシン」はマイペースで食事中。ちょっと面白い構図のツーショットをおさめ、隣の「屋外放飼場B」にいたお父さんパンダ「リーリー」を眺めて、パンダ舎とお別れします。この時点でまだ9時45分。整理券方式に比べ、圧倒的にスピーディーです!
2018年6月5日(火)シャンシャン観覧の時系列まとめ
- 9:00 開園30分前から「チケット購入済み」の列に並び始める
- 9:30 開門後、パンダ舎へ移動
- 9:32 「室内飼育場」手前から行列
- 9:35 シャンシャンのいる「屋外放飼場A」に到着
- 9:45 観覧終了