鳥取県西部の温泉地・皆生(かいけ)温泉。その温泉街の真ん中に建つ松涛園(しょうとうえん)は、皆生温泉観光に最適なお宿です。今回は皆生温泉と、その皆生温泉の魅力をゆったりと満喫できる松涛園についてご紹介します。
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皆生温泉とは?
皆生温泉で温泉が発見されたのは、明治はじめの1900年ごろのことです。
昔、皆生海岸はイワシやアジの好漁場として栄えており、浜辺で漁をしていた地元の漁師が偶然、海に噴き出す泡を見つけたそうです。
海底から湧くお湯は県下一の湧出量を誇っており、泉質は含土類食塩泉の「塩の湯」。保湿力が高く、新陳代謝を活発にする働きがあるといわれています。
また最近では、海水を用いた自然療法である「タラソテラピー」の効果も期待されています。
1世紀以上も前から温泉として利用されてきた皆生温泉の塩の湯は、「元祖タラソ」の異名を持ち、今では山陰屈指の名湯として人気を集めている温泉地です。
- 皆生温泉
- 鳥取 / 町・ストリート / 温泉地
- 住所:鳥取県米子市皆生温泉地図で見る
- 電話:0859-34-2888
- Web:http://www.kaike-onsen.com
松涛園に泊まって温泉街や塩の湯を満喫しよう!
皆生温泉街や塩の湯をゆったりと楽しむのに、ぜひオススメしたいのが、水産会社直営の温泉宿「松涛園」です。
皆生温泉の中心に建ち、和風な造りに心が癒されます。
館内の様子
風情あるエントランスを抜け、フロントでチェックインを済ませると、お部屋に行く前に浴衣を選びます。
全部で5種類の浴衣があり、好きな色を選べます。ピンクや花柄の可愛い浴衣もそろっていて、浴衣を着て温泉街をぶらりと歩く楽しみが増します。
子供用の浴衣もあるので、小さいお子さんとの宿泊にもオススメです。
浴衣を選び終えると、お部屋へと向かいます。筆者が訪れた際に泊まったお部屋は、窓から海が見えるスタンダード和室のお部屋です。
テーブルの上には、皆生温泉銘菓の塩蒸し饅頭があり、一息つくのに最高のお供です。
塩加減が絶妙で、お茶ともピッタリ。お土産に選びたくなる美味しさです。
全室にウォーターサーバーがあり、館内には無料無線LANが完備されているので、お食事までの時間や夜の時間も有意義に過ごすことができます。
温泉
温泉は、屋上露天風呂の「大空海」と、大浴場の「金波の湯」、屋上貸切露天風呂があり、いずれも泉質は塩化物泉で、皆生温泉の塩の湯を楽しむことができます。
開放感溢れる屋上露天風呂は特にオススメで、潮風の香りを感じながら、心も体も癒されます。
お食事
夕食の会席料理では、市場から直送された新鮮な食材を使った郷土料理を楽しむことができます。
四季に合わせて旬の食材が使用されており、海の幸はもちろん、山の幸やお肉料理も楽しめます。
なかでも、山陰で水揚げされた鳥取県名物の松葉がには特にオススメです。ぜひ、召し上がってみて下さいね。
皆生温泉街の見どころ
松涛園は皆生温泉の中心に建っているので、温泉街をお散歩するのにも最適です。チェックイン後に選んだお好きな浴衣を着て巡りたい、宿周辺の見どころをご紹介します。
皆生横丁きないや
温泉街に建つ、皆生温泉旅館組合の直営店皆生横丁きないや。
地元の特産品や限定商品などが種類豊富に販売されており、お土産選びなどにオススメです。
- 皆生横丁きないや
- 鳥取 / おみやげ屋
- 住所:鳥取県米子市皆生温泉3丁目2−7地図で見る
- 電話:0859-30-3220
- Web:https://www.kaike-onsen.com/new/JP/kinaiya.php
皆生温泉海水浴場
皆生温泉の目の前に広がる皆生温泉海水浴場は、環境省の「日本の水浴場55選(2001年に88選へ改定)」にも選ばれています。
弓ヶ浜半島の根元に位置し、独特な地形をした砂浜で、夏には多くの海水浴客で賑わいます。
海水浴以外にも、海沿いから見える大山の朝日や、西の出雲へと沈んでいく夕日など、自然の美しい姿を楽しむことができます。
有本松太郎翁の胸像
皆生温泉海水浴場のすぐ前の遊歩道沿いに建つ有本松太郎翁の胸像。
有本松太郎翁は皆生温泉の生みの親といわれています。
この辺り一帯の土地の整備や、本格的な都市計画を策定、さらに泉源を安全な場所に確保し、米子駅から電車を走らせる等の交通計画までをも進めた、皆生温泉開発の祖です。
ちょうど見上げるほどの高さの像で、海岸の景色もよく目に入ります。周囲の風景と共に、温泉地を切り開いた偉人とその歴史にも触れてみて下さいね。
- 有本松太郎翁の胸像
- 鳥取 / その他スポット
- 住所:皆生温泉 海岸遊歩道地図で見る
- Web:http://www.yonago-navi.jp/onsen/summary/
おわりに
鳥取県西部の温泉地・皆生温泉と、その皆生温泉の魅力をたっぷりと満喫できる松涛園はいかがだったでしょうか?
美しい景色や美味しい料理、そして名湯と魅力が満載です。
境港や松江方面へのアクセスもとてもいいので、山陰を旅行される際には、ぜひプランの1つに加えてみて下さいね。
- 松涛園
- 鳥取 / ホテル / 旅館
- 料金(目安):4,860円〜56,857円
- 宿泊時間:15:00〜10:00
- 住所:鳥取県米子市皆生温泉4-25-15地図で見る
- Web:https://www.shotoen.net/
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