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【6】ココナッツ
今回は、ココナッツウォーターをご紹介します。現地では、ココナッツの実に大きな包丁で切れ目を入れて、ストローを差し、ココナッツウォーターを頂く文化があります。ココナッツの実を抱えて飲むスタイルになります。
ココナッツウォーターの色は透明で、水のようにサラサラしています。ほんのりココナッツの香りがするかな?という程度で、大変飲みやすいドリンクです。ミネラル成分も豊富で、汗をかいた日にはぴったりです。ココナッツミルクとはまったくの別物ですので、ご注意を。
ココナッツは高さ10~15センチ程度のものまで、大小様々あります。小さくて形が丸っこいものの方が、甘みを強く感じます。いずれにしても天然フレッシュジュースですので、ぜひお試しください。
筆者は、レストランや空港でココナッツウォーターを見かけました。ベトナム以外の国(例えばタイ、ラオス、カンボジア等)では、氷に載せられて、道ばたで販売したりもしています。
【7】パイナップル
パイナップルジュースをご紹介します。ベトナム(及びその他、東南アジア諸国)のレストランへ行くと、メニュー中の「フレッシュフルーツジュース」という項目が目に入ります。こちらは、名前のとおり生のフルーツを絞った飲み物です。
筆者はベトナムで、パイナップルジュースを頂きました。天然ですので、甘さ控えめ、何杯でも頂けそうな軽やかなお味です。
パイナップルはお料理でも重宝されています。牛肉との炒め物や、パイナップルチャーハンなどが有名です。お肉はパイナップルの酵素で柔らかくなるのだとか。
【8】ドリアン
ドリアンとは、大きさ約20~30センチ程度の大ぶりサイズで、トゲトゲした黄色い見た目のフルーツです。匂いが強烈ということで有名ですね。匂いはさておき、果肉は甘みが強く、大変栄養価が高いことから、「果物の王様」とも呼ばれているのだとか。
筆者は、ベトナムでドリアンの果肉に出会うことはできませんでしたが、フレッシュジュースを頂くことができました。バナナとココナッツの香りを濃くしたような、独特の香りがするものの、鼻をつまむようなことはありません。
【9】キャッサバ
キャッサバとは、タピオカの原料としてよく知られた野菜です。世界中の熱帯で栽培されており、根っこの部分を「芋」として頂きます。食感や見た目は、サツマイモに似ていますが、甘みは少なく、ほんのり感じる程度です。
ベトナムでは、コメ、サトウキビに次いで生産量が多い野菜なのだとか。土壌が乏しい土地でも育つことから、小規模農家の重要な収入源になっているそうです。
筆者が訪問した際は、蒸しキャッサバを頂きました。ほくほくしていて、舌触りよく、クセもなく食べやすい野菜です。蒸した後の食べ方は様々です。味付け無しでそのまま頂いたり、胡麻をまぶしたり、練乳をかけたりします。
【10】もちトウモロコシ
蒸して食べるとお餅のようにモチモチしている白色のトウモロコシです。一般的なスイートコーンのようなシャキシャキ感はありません。見た目はシャキシャキのトウモロコシが白くなっただけでほぼ同じですので、初めて食べるときには、その食感にびっくりしてしまうかもしれません。
東南アジアではよく食されるトウモロコシで、筆者はベトナムのほか、韓国でももちトウモロコシに遭遇したことがあります。腹持ちがよく、ベトナムではもち米の代わりに、もちトウモロコシを使っておこわ料理を作ることもあるのだとか。
粒の中のでんぷんに「もち性」があることで、もっちりしたトウモロコシが生まれるそうです。筆者はホテルの朝食ビュッフェで頂きました。