ベトナムと聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?東南アジアに位置するベトナムは、南北に伸びた細長い形をしています。エリアによって特徴が異なり、様々な楽しみ方ができるベトナム。この記事でご紹介するハノイは、北部に位置し、湖と緑に囲まれたノスタルジックな古都です。ベトナムの首都でもあるハノイでは、どんな過ごし方ができるのか?さっそくおすすめの過ごし方を5つご紹介していきます!
この記事の目次表示
【1】フォーを食べる!
わざわざこのために現地訪問してもよいと思うほど、至るところで味わい深いフォーを食すことができます。
フォーとは、幅5mm程度に薄く伸ばした米粉麺を指します。日本のベトナム料理店で提供されるフォーは乾麺のところが多いですが、現地は生麺です。そのため、歯切れがよく、独特の食感を楽しむことができます。
具材はネギと鶏肉(もしくは牛肉)と大変シンプルです。鶏肉は色々な内臓の部位が入っており、旨みたっぷり。スープは少しぬるめというところがポイントです。
北部のハノイではシンプルなフォーが多いですが、南部のホーチミン方面に行くと、もやしや香草のトッピングなどが増え、具だくさんになるようです。
屋台のフォーは、日本円で一杯100円~食べられることもあり、リーズナブルです。
【2】ホアンキエム湖を散歩する!
ハノイの中心地にあるホアンキエム湖は、絶好のお散歩スポットです。湖の周りが遊歩道になっており、道を歩いているだけで癒されます。湖畔にはベンチもあります。
湖の真ん中には亀の塔と言われる史跡が建っています。古くからベトナムでは亀を神聖な生き物としています。
また、湖の真ん中に、ゴックソン島という小さな島があります。橋を渡ると玉山祠(正殿)があり、学問や武の神様、大亀が祀られています。
ホアンキエム湖はハノイ市街地の中心地にあるため、観光する際は湖を目印に動くこともおすすめです。ちなみにホアンキエム湖は一周約30分程度で歩くことができます。夜になるとライトアップされているので、夜景鑑賞もおすすめです。
【3】タンロン水上人形劇を鑑賞する!
水上人形劇は、ベトナムに古くから受け継がれてきた伝統芸能です。歴史をたどれば11世紀までさかのぼるとか。
人形劇のステージはプールのようになっています。人形遣いたちがプールに入り、下半身を水につけた状態で人形を操ります。ステージ横には楽器演奏団もいるので、民謡音楽も合わせて楽しめます。
劇の内容は、農村の生活風景や、龍、麒麟、鳳凰、亀などの四霊獣の踊りなど様々です。全部で14編の物語になっており、全体で1時間程度の鑑賞になります。途中水を吹いたり、花火が上がったりと、どの年代層も飽きがこないステージです。
水上人形劇は外国人の観光客にも大変人気です。チケットは事前購入することがおすすめです。料金は、大人1人10万ドン(約500円)とお手軽の価格です。上演前日~数時間前には受付へ寄ってチケットの在庫を要確認です!
- タンロン水上人形劇場
- ハノイ / エンターテイメント
- 住所:57B Dinh Tien Hoang, Quan Hoan Kiem, Ha Noi地図で見る
- Web:http://thanglongwaterpuppet.org/en/
【4】ハロン湾クルージングに挑戦する!
ハロン湾は世界遺産
ベトナム北部、クアンニン省に位置するハロン湾は世界自然遺産に登録されています。1994年の登録後、2000年に拡大指定されています。1,600もの島が点々としているその風景は、一度は見ておきたい絶景です。
ハロン湾の名前の由来として、ハ(降りる)ロン(龍)という説があるそうです。その昔、この地に龍が降り立ち、口から炎を吹いて敵を倒したと同時に、宝玉が数々の奇岩となって海面に突き刺さったのだとか。
ツアー参加がおすすめ!
ハノイからハロン湾までは車で片道約3時間で、約170キロメートルの移動が必要です。往復するとそれなりの長旅となります。そこでおすすめなのは、バスツアーに参加すること!
ホテルのオプショナルツアーか、街中にあるツアー会社へ行けばすぐに手配可能です。前日に相談すれば翌日にはハロン湾へ訪問できます。
また、日帰りツアーと宿泊ツアーの用意があるところが多いですが、筆者は日帰りツアーで十分楽しめました。ハロン湾クルージング、船上ランチ、カヌー体験、ティエンクン洞窟散策と盛りだくさんのスケジュールをこなします。
特にティエンクン洞窟散策は、気象条件がよければ光の届き具合により神秘的な景色を見ることができます。また、動きやすい服装で行くこと、事前に飲み物は購入しておくことをおすすめします。
筆者が参加したバスツアーの料金は80万ドン(約4,000円)でした。ツアー参加者は10名程度で、各国から参加者が集っていました。日本人は筆者のみでした。
- ティエンクン洞窟(天宮洞)
- ベトナム / 自然・景勝地
- 住所:Dau Go Islan d Vietnum地図で見る
【5】お気に入りのバッチャン焼きを見つける!
バッチャン焼きとは?
バッチャン焼きとは、陶器の村バッチャンで作られた焼き物を指します。バッチャンでは古くから煉瓦造りが盛んだったそうで、陶器が作られ始めたのは600年以上も前のこと。
村民の9割が陶器に関係する仕事に就いているそうで、村には約100軒もの工房があります。村は小さく、30分もあれば歩いて巡れるそうです。ハノイからだと車で約30分程度、約10キロメートルの距離に位置します。
そしてありがたいことにこの村で作られた陶器はハノイでも購入可能です!雑貨屋さんに行けば陶器が積み上げられているので、探してみましょう。
どんな柄なの?
よくある柄は、菊の花、トンボ、葉、蔦、など自然をモチーフにしたものです。色は上品な赤や青、黄色など落ち着いたものが多いです。なかには柄がないタイプもあります。
大皿、小皿、マグカップやどんぶりなどいろいろな種類のものがあります。大皿は1枚10万ドン(約500円)、小皿は1枚2万ドン(約100円)、マグカップは1個6万ドン(約300円)、どんぶりは1個15万ドン(約750円)程度で販売されています。持ち帰る際は荷物が重たくなりますが、ぜひお気に入りの柄を見つけてみてはいかがでしょうか?