ホーチミン
ホーチミン観光
”東洋のパリ”と呼ばれるベトナム最大の都市

ホーチミンから日帰りで大満足!メコン川クルーズツアーで出来ること&ざっくりタイムスケジュール

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:13ヶ国

2019年2月27日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

ベトナム南部に位置するホーチミン。活気あふれる街は、観光客で賑わいます。本記事では、ホーチミンから日帰りで行ける、人気のメコン川クルーズツアーの様子をレビューします。

この記事の目次表示

メコン川クルーズツアーの概要

メコン川とは?

メコン川とは東南アジアを代表する河川で、東南アジアでは最も長いとされています。チベット高原に源流があり、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの6か国にまたがって流れています。その距離およそ4,200キロメートルです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi「メコンデルタ」は、メコン川の下流域に広がる肥沃な地域

ベトナムは、メコン川の下流域に位置しています。特に、メコン川クルーズで訪問する「メコンデルタ」エリアには、長い年月をかけて、栄養価の高い土壌が堆積しています。肥沃な大地は、ベトナム経済のさまざまな分野に恩恵をもたらしているそうです。

ツアーはどこで申し込む?

メコン川クルーズツアーの出発地は、ホーチミン市内です。大型バスで目的地のメコンデルタまで向かい、その後船に移動し、メコン川流域観光に入る流れとなります。基本的には団体行動です。

メコン川クルーズツアーは人気のアクティビティですので、ホテルに宿泊される方であれば、前日までにホテルのオプショナルツアー等で申し込むことができます。また、町中にはたくさんのツアー会社がありますので、そちらでも予約可能です。

現地対応が心配な方は、事前にインターネットでの申し込みも可能です。どこで申し込んでも似たような行程になりますが、ガイドさんがベトナム語&英語のみ対応という場合もありますので、気になる方は事前に対応言語をご確認下さい。

ツアー会社の一例

筆者が利用したツアー会社は、「Nam Trip Travel」です。店舗は、ホーチミン観光の中心市街地、マックティブオイ(Mac Thi Buoi)通りにあります。ツアー参加希望日の前日までに、直接店舗に出向いて申し込みが可能です。

インターネットでも事前に予約ができます。ご参考までに、筆者が参加したのは、ホームページ内、以下のスクリーンショット画面のツアーになります。対応言語は、ベトナム語と英語のみでした。

金額は、日本円で約2,000円/1人です。ベトナム表記は、400,000d(ドン)です。ドン表記を簡単に日本円に換算する方法があります。ドン表記のゼロを二つ消して、残った数字を半分(÷2)にすれば、大体の日本円金額がわかります。

ただし、インターネットでの申込み画面はベトナム表記ですので、ベトナム語に不慣れな方は、現地で店舗を訪問した方が安心かもしれません。直接店舗訪問すれば、値引き交渉も可能な場合があります。

ナムトリップトラベル
ホーチミン / 体験・アクティビティ
住所:34 Mac Thi Buoi, Quan 1地図で見る
Web:http://namtriptravel.com/tour-hang-ngay/tour-mien-...

それではさっそく以下より、当日の見どころ&タイムスケジュールをご紹介していきます!

【1】9:00 ホーチミン市内よりバス出発

ツアーの参加人数

事前予約の際に、待ち合わせ場所が示されますので、時間に遅れないように向かいます。筆者が参加したツアーは、20~30人程度の規模でした。日本人はおらず、大半が3人くらいの少人数での申し込みのようでした。移動はきちんとした大型バスです。

バスの乗車時間

ホーチミンから目的地のメコンデルタまで、車でおよそ2~3時間です。道中はでこぼこしていて、大きな揺れがあります。交通量が多く運転も荒めですので、バス酔いが心配な方は、酔い止めを用意しましょう。

トイレ休憩は途中1度挟みました。休憩所にはトイレットペーパーがない場合がほとんどですので、ポケットティッシュは持参必須です。売店も併設されていますので、気になるお土産がある方は購入もできます。

【2】11:15 大型ボート乗船

湖上暮らしの人々に注目

目的地のメコンデルタに到着後は、バスを降りて船に乗ります。屋根とエンジンが付いた大型木製船です。

  • 写真:Sosyu Kikuchiホーチミン→メコンデルタに移動後、船に乗る
  • 写真:Sosyu Kikuchi屋根と座席が完備されている

途中、湖上で生活している人々の暮らしを見ることができます。船が家となっており、洗濯物が干されている様子、ハンモックでお昼寝をしている様子など、湖生活の文化に触れる貴重な機会となります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi湖で生活する人達の様子が見られる

メコン川の景色を堪能しよう

筆者がツアーに参加した日は曇りでしたが、メコン川の様子をよく見ることができました。せっかくのメコン川クルーズですので、思い切りメコン川を堪能してみると気持ちがいいです。

  • 写真:Sosyu Kikuchiメコン川の景色を味わおう

ちなみにメコン川は、「生物多様性の宝庫」とも言われていて、たくさんの生き物が発見され続けている場所です。メコン地域で発見されている種は、哺乳類430種、両生・爬虫類800種、鳥類1,200種、魚類1,100種、植物2万種にもなるのだとか。

  • 写真:Sosyu Kikuchiメコン川では絶えず新種の生物が発見され続けている

【3】12:15 ココナッツファクトリー見学&試食

ポン菓子づくりに注目

ツアーの途中で、ココナッツファクトリーという、お菓子工場に立ち寄ります。ベトナムならではの伝統菓子を、昔ながらの製法で作っている場所です。

米粉を焼いたせんべいや、ココナッツキャラメルを試食することができます。菓子職人の技術は必見です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi菓子職人が手掛ける「米粉のせんべい」
  • 写真:Sosyu Kikuchiココナッツキャラメル

特にベトナム風ポン菓子を作る工程は、詳しくレクチャーして下さいます。一粒のお米から、砂糖で固められたポン菓子になるまで、素早く見事な手さばきで、披露してくれます。出来立てを袋詰めする前に、試食もさせてもらえます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi弾けたばかりのお米
  • 写真:Sosyu Kikuchi煮詰めた砂糖と弾けたお米を混ぜているところ

気に入った方は、お土産として購入することも可能です。筆者もこちらの工場で作られたポン菓子をいくつか購入しました。ベースにココナッツの香りがついていて、アジアンなお味です。なかにはドリアンの風味がするものなど、ベトナムならではのものもありました。

  • 写真:Sosyu Kikuchi砂糖と絡み合ったお米が、台の上でカットされていく
  • 写真:Sosyu Kikuchiできたてのベトナム風ポン菓子

巨大ヘビと写真を撮ろう

ココナッツファクトリーでは、巨大ヘビを飼育しています。希望者は首に巻いて、一緒に写真を撮ってもらうことができます。普段はおとなしく、人を襲うことはないそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi希望者は巨大ヘビと記念撮影できます

筆者もせっかくなのでと、持たせてもらいました。つるつるしつつも硬い鱗がびっしりついていて、舌をチロチロ出す姿に抵抗感はありましたが、貴重な体験となりました。動物が好きな方はチャレンジしてみて下さい。追加料金等はかかりません。

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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