ベトナムの食文化と言えば、フォーが一番有名ですよね。その他にも地方によって「ご当地麺料理」があり、各都市を訪れる楽しみの一つにもなっています。今回はベトナム中部の都市「ダナン」の名物麺料理「ミークアン」を紹介します。そしてそのミークアンが美味しくいただける名店「Mì Quang 1A」をご紹介します。
この記事の目次表示
ミークアンとは?
- 出典:www.flickr.comMì Quảng by charlotteinaustralia
「ミークアン」は小麦から作られた麺を使った料理。幅広の麺で、日本の「きしめん」にも似ています。それもそのはず。ある説では、このミークアンは貿易が栄えた江戸時代初期に日本から伝わり、平打うどんから変化したものと言われています。
この麺にたっぷりの野菜と、砕いたピーナッツ、お肉やエビ、ゆで卵などが乗り、魚介から撮った出汁をベースにした甘辛のタレで和えた「汁なし混ぜそば」がミークアンです。
ミークアンの名店「Mì Quang 1A(ミークアン1A)」
今回は、ダナンで一番美味しいミークアンが頂ける名店中の名店「Mì Quang 1A(ミークアン1A)」をご紹介します。ダナンの中心地にある「ダナン大聖堂」から徒歩で13分というアクセスの良さも魅力です。実はこのお店は1975年に創業した、3代続くご当地麺の老舗中の老舗です。
店の外観
お店の外観はローカルの雰囲気が漂う地元レストラン。ハイフォン通りにあり、壁にお店の名前も大きく書いてあるので、迷うことはありません。
お店の中の雰囲気
ローカルレストランとしては広めのお店です。清潔感もあり、「ローカルレストランは衛生的に抵抗感を感じる」という方も大丈夫でしょう。
オーダーしよう
英語メニューあり。そしてシンプル!
メニューは3種類。
鶏肉入りミークアン 30,000ベトナムドン(約145円)
全部のせミークアン 40,000ベトナムドン(約190円)
テーブルには英語のメニューがありますので、オーダーで困ることはありません。
RICE PAPERはオーダー必須!
ちなみに、サイドメニューのように書かれている「ライスペーパー(RICE PAPER)(5,000ベトナムドン:約24円)」はオーダー必須です。理由は以下参照!
実食!
山盛りの野菜が付いてくる
今回は鶏肉入りミークアンとライスペーパーをオーダーしました。お皿に山盛りにされた野菜も付いてきます。この野菜を好きな分だけ入れ、そして先ほどオーダー必須と紹介したライスペーパーを好きな分だけ砕いて入れ、全てを混ぜて食べるのがミークアンの美味しい食べ方です。
麺はモチモチ、食べ応えあり!
麺だけをまず食べてみると、ツルツル、モチモチ、食べ応えがあり。日本のうどんのような感覚でスルスル食べられます。そして砕いて入れたライスペーパーがまたいい仕事をしています。香ばしさもありつつ、タレに絡まってちょっとふやけた歯ごたえ、汁の美味しさも含んでいるのでいいアクセントになっています。これが、オーダー必須の理由です。
タレは甘辛でおいしい
上の写真は食べ終わった後の器。この「タレ」は肉や魚介を出汁にした甘辛いもの。優しい味で、体調が悪い時でも食べられるような味です。そしてピーナッツが入っているので香ばしさも感じられます。
最後に
ダナンの名物麺料理「ミークアン」とその名店「ミークアン1A」をご紹介しました。昼間は地元の人々で大混雑になる日が多いそうですが、お昼の時間を外したり、夕方早めに行くと比較的空いているとのことです。ダナンに訪れた際はぜひ行ってみてくださいね。