横浜発祥グルメのひとつ「牛鍋」。口の中でとろけそうな美味しいお肉を堪能したいなら、創業1895年の老舗「荒井屋」がおすすめです。この記事を読めば「すき焼き」との違いも分かりますよ!
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そもそも「牛鍋」と「すき焼き」の違いって?
「荒井屋」の紹介に移る前に、そもそも「牛鍋」と「すき焼き」って何が違うの?と疑問に思いませんか?
「すき焼き」は、はじめに鉄鍋でお肉をジュージュー焼き、そのあとに野菜を加えていく調理法。それに対して「牛鍋」は、最初から鉄鍋にお肉と野菜を入れ、割り下を注ぎグツグツ煮るものなんです。
「すき焼き」は関西から流れてきたものという見解が多いのに対し、「牛鍋」は横浜が発祥と言われています。横浜港が開港した際、外国人が牛肉を食べているのを真似した日本人が、牛肉特有の生臭さを消すために味噌や醤油で煮込んだというのが「牛鍋」のはじまりだそうですよ。
創業120年以上の老舗「荒井屋」の牛鍋がこちら!
こちらが牛鍋の老舗「荒井屋」万國橋店ランチ限定の「開花牛鍋膳(3,240円税込)」。鉄鍋に最初からお肉、野菜、割り下がセットされています。野菜は椎茸・葱・春菊・焼き豆腐・白滝の5種類。
お肉は厳選した黒毛和牛を1頭買いしており、つやつやとした色合いが期待をさらに膨らませます!ちなみに、セットでついてくる「牛しぐれ」も味がしっかり染みており絶品!これだけでご飯3杯くらい食べられてしまいそうです。(ご飯は無料でお代わりできます)
グツグツ煮込むこと10分ほど
小鉢や牛しぐれをいただきながら、待つこと10分程度。目の前にはお肉が煮える良い香りが漂います。生卵をからめていただきましょう。
ふんわりとして柔らかい牛肉には割り下がしっかりと染み込んでおり、噛まなくても口の中でとろけていく感覚!「上等なお肉を食べているなぁ!」という満足感でいっぱいになりますよ。「牛鍋」を考案した昔の横浜の人に感謝したくなるほどの美味しさです!
葱もシャキシャキ、焼き豆腐も弾力があり箸が進みます。白滝はじっくり煮て、しっかりと茶色くなってから食べるのがおすすめです。
「牛鍋」をメインに扱う「荒井屋」は横浜に2店舗
本店
老朽化により建て替えられ、2017年にリニューアルオープンした「荒井屋」本店は、古き良き雰囲気を残しつつも和モダンでスタイリッシュな内装が特徴です。
1階はテーブル席、2階はお座敷、3階はテーブル個室になっているので、どんなメンバーと訪れても美味しくて楽しいひと時が過ごせます。
万國橋店
本店よりもこちらの方が主要な観光スポットにも近いので、横浜に遊びに来られる方には万國橋店がおすすめです。玄関で靴を脱いで入る造りになっており、ゆったりくつろぎながらお料理を楽しめます。
横浜発祥グルメ「牛鍋」を食べて、お腹も心も満たされよう!
少々値は張りますが、目の前でグツグツ煮えていくお肉を頬張る瞬間、口の中でとろけていく感覚を体験してもらえれば、納得のいく内容だと思います。横浜に遊びに来られた際は、ぜひ横浜発祥の「牛鍋」を楽しんでくださいね!
- 荒井屋 本店
- 横浜 / 和食 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:横浜市中区曙町2-17地図で見る
- 電話:045-251-5001
- Web:http://www.araiya.co.jp/