異国情緒ただよう港町、神奈川県横浜市。そんな横浜での大人デートでの大定番が「ホテル ニューグランド」内にあるイタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」です。横浜の主要な観光スポットが集中しているエリアのみなとみらい線「元町・中華街駅」から歩いて1分の好立地にあります。ホテル ニューグランドは、横浜の中で最も格式がある老舗ホテル。見目よし!味よし!雰囲気よし!で、絶対に後悔しないレストランをご紹介します。
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ホテルニューグランドとイル・ジャルディーノ
筆者はわりと横浜の近くに住んでいるので、横浜に遊びに来る友達から「デートでどこのレストランにいったら後悔しない?」と聞かれることがあるのですが、まずお勧めするのが、今回ご紹介するホテルニューグランド内の「イル・ジャルディーノ」。なぜお勧めするのかその理由からご紹介しましょう。
立地がいい
何といっても立地の良さ。横浜と言えば、中華街、山下公園、マリンタワー・・・と挙げたらきりがない程の見どころがあります。
そんな横浜でも観光スポットが集中しているのが、みなとみらい線「元町・中華街駅」。ホテルニューグランドはそこから歩いて約1分の場所に位置しています。横浜を観光して、ちょっと一休みというのにちょうどいい立地なんです。
横浜でダントツの老舗ホテル
ホテルニューグランドの何が素敵かと言えば、異国情緒のただようクラッシックな建物。異国からの風を日本でどこよりも敏感にとりいれ、それを形にしてきた横浜ならではの老舗ホテルともいえます。
1927年開業の老舗で、経済産業省が選ぶ近代化産業遺産の認定も受けているこちらのホテル。外国のお客様にも誇れるホテルを、という想いから地域の人の協力を受けながら、外国風のデザインで建造されました。
当時は外国人専用ホテルとしてスタート。さまざまな著名人が宿泊していますが、マッカーサーも公私両方で宿泊しています。お付きの人達は目の前の山下公園に野営したので、このホテルがとても立派に、そして手の届かないホテルに思われたそうですよ。それはお付きの方が20歳くらいの出来事だったそうですが、のちにだいぶお年を召してからここに訪れ、ようやく宿泊できたと、感激されたそうです。
気さくな隠れ家的雰囲気のレストラン
お食事がとれるところはホテル内にいくつかありますが、今回推すのはイタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」。観光客だけでなく、横浜在住の方々にもファンが多く、家族数代で通い続けている人も少なくありません。
愛される理由はいくつかあります。ホテルニューグランドは、横浜市民が株主となり、市民の出資によりホテル建設やこれまでの増築・改修を行ってきた地域と一体化した珍しいホテルなのです。
そんな老舗なのに、気軽な雰囲気でランチをいただけるので、頑張りすぎない・でも外さない大人のランチにはちょうどいいんです。ディナーももちろん素敵ですが、明るい時間に来ていただきたい理由があるのです。
雰囲気がいい秘密
さて、それでは早速レストランに。ホテルの奥まったところにあります。
イル・ジャルディーノはすごく過ごしやすいんです。そこにはお店のコンセプトと造りの秘密が。
中庭に面した位置にレストランがあり、噴水を眺めながら、まるで外国に旅したかのような、優雅でしっとりした時間を過ごせます。噴水のまわりには宿泊客、またホテルニューグランドを見学にきた観光客が写真撮影にしばしば訪れます。そんな風景も、観光地のそばにたたずむレストランという感じで素敵です。
実はどちらかといえばホテルニューグランドの食事処で有名なのは「コーヒーハウス ザ・カフェ」。こちらは、横浜から全国へと広まった「シーフードドリア」「スパゲッティ・ナポリタン」 「プリン・ア・ラ・モード」の発祥のカフェ。てっきり外国の料理かと思っていましたが、まさか日本生まれだったとは!そういうこともあって、その発祥の味を求めて、いつも行列ができています。大人のランチはそこまで頑張りすぎない、肩の力を抜いて楽しみたいもの。
イル・ジャルディーノのコンセプトは、「イタリアの郷土料理を、旅をするように味わう」。中庭とのつながりを意識した店内のつくりで、まさにそんな旅の一日にふと立ち寄った雰囲気になります。「イル・ジャルディーノ」とはイタリア語で「庭」という意味だそうですよ。ニューグランドの中でもちょっと奥まったところにあるので、隠れ家的な雰囲気もただよい、知る人ぞ知るという感じです。