横浜
横浜観光
海のある風景から西洋の町並みまで魅力いっぱいの港町

老舗ホテル「ホテルニューグランド」で味わう、横浜発祥の洋食グルメ3品♪

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:33都道府県

2018年8月16日更新

3,307view

お気に入り

写真:ソマ

開港当初からさまざまな外国文化を受け入れてきた横浜。アイスクリームやサイダーなど、外国から入ってきた食文化が横浜から日本に広がるなど、横浜発祥とされるグルメは意外と多いのです。その中でも「スパゲティナポリタン」「シーフードドリア」「プリン・ア・ラ・モード」の3品は、山下公園の目の前に建つ老舗ホテル・ホテルニューグランドで生まれたと言われています。今回は歴史あるホテルで、洋食文化の先駆けとなった3品を堪能してみましょう。

この記事の目次表示

横浜の歴史を刻んできた老舗「ホテルニューグランド」

  • 写真:ソマ

ホテルニューグランドは、1927年に開業した横浜の老舗ホテルです。横浜の名所のひとつ山下公園の目の前に建ち、クラシックな外観からも大人の気品が漂います。ホテルは新館と本館に分かれており、タワーと呼ばれる現代的な新館とは違って、本館は重厚な佇まいが現在まで残り、開業当時そのままの雰囲気を味わえます。

  • 写真:ソマ

本館に入ると目の前に現れるのが、鮮やかなコバルトブルーの絨毯を敷いた大階段。開業当時から変わらぬイタリア製のタイルがはめ込まれており、週末ともなると花嫁さんの撮影が行われています。

  • 写真:ソマ

階段を登ると、これまたクラシックな青銅のランプが趣深いロビーが広がります。このノスタルジックな雰囲気は映画やドラマなどの撮影でも重宝され、映画『有頂天ホテル』やドラマ『華麗なる一族』のロケにも使われました。

  • 写真:ソマ

ロビーと同じく2階にある大宴会場フェニックスルームは、開業当時、多くの外国人客をもてなすダイニングルームとして使用されました。あたたかな明かりが灯る灯籠など、まるで東洋のモダニズムの代名詞のような空間は、異国を演出する格好の場となったようです。

それもそのはずホテルニューグランドには、チャーリー・チャップリンやベーブ・ルース、マッカーサー元帥など多くの外国人要人をもてなした記録があります。特にマッカーサー元帥は第二次世界大戦後、日本に上陸してすぐの滞在先としてホテルニューグランドを選び、3日間宿泊したそうです。使用された315号室は現在マッカーサーズスイートと呼ばれており、実際に使用したデスクなどが残されています。

  • 写真:ソマ
  • 写真:ソマ

本館1階には、当時使われていたタイプライターや、リーフレット、インボイスなどが展示されており、ホテルの歴史的価値をも垣間見ることができます。

ホテルニューグランドで生まれた洋食3品

本館1階にあるコーヒハウスザ・カフェでは、オムライスやカレーといった日本の代表的な洋食のほか、ホテルニューグランド発祥の「スパゲティナポリタン」「シーフードドリア」「プリンア・ラ・モード」を堪能できます。

スパゲティナポリタン

  • 写真:ソマ

終戦後、GHQ将校の宿舎として接収されたホテルニューグランド。そこで夜食としてアメリカ軍人が食べていたケチャップ味のスパゲティをヒントにつくりだされたメニューがナポリタンです。

厚切りのハムとマッシュルームという、定番の具材を使用しています。味付けはそんなに濃くなく、喫茶店のこってりケチャップナポリタンというより、上品なトマトソース風味が特徴です。

シーフードドリア

  • 写真:ソマ

初代総料理長を務めたサリー・ワイルが、宿泊していた銀行家から「体調が悪いので、何かのど越しの良いものを」と頼まれて即興でつくった料理。バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、チーズをかけてオーブンで焼いたもので、当時はシュリンプ・ドリアと呼ばれたそうです。

現在のドリアは、ホタテやマッシュールームなども加えられています。クリーミーなのに、あっさりいただける味わいに現在でもファンの多い一品です。

プリン・ア・ラ・モード

  • 写真:ソマ

戦後宿泊していたアメリカ人将校夫人たちを喜ばせたいと、当時のパティシエが考案したデザート。プリンとアイスにアメリカから送られてきた缶詰の果物を添えて、見た目も華やかでボリューミーなスイーツをつくりあげたそうです。

現在食べられるプリン・ア・ラ・モードは、甘さ控えめのクリームと、フルーツの酸味、それに上品なプリンの甘さが絶妙にマッチして日本人好みに仕上がっています。

おわりに

  • 写真:ソマ氷川丸が係留されている山下公園 

船が行き交い、横浜が日本の玄関口であった時代から、終戦、そして華やかな開発区みなとみらいを抱える現在まで、横浜の歴史を静かに見守ってきたホテルニューグランド。宿泊しなくてもレストランで食事はできますし、目の前には氷川丸が係留されている山下公園、大桟橋埠頭と観光スポットも事欠きません。ぜひ横浜散歩の立ち寄りスポットに加えて、横浜発祥グルメにトライしてみてくださいね。

コーヒーハウス ザ・カフェ
横浜 / カフェ・喫茶店 / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 女子旅 / パンケーキ / プリン
住所:〒231-8520 神奈川県横浜市中区山下町10 ホテル ニューグランド本館1F地図で見る
電話:045-681-1841
Web:https://www.hotel-newgrand.co.jp/the-cafe/
ホテルニューグランド
横浜 / ホテル
4.5 (1,715件の口コミ)
料金(目安):8,750円〜67,895円
宿泊時間:15:00〜11:00
住所:神奈川県横浜市中区山下町10地図で見る
Web:https://www.hotel-newgrand.co.jp/

横浜の旅行予約はこちら

横浜のパッケージツアーを探す

横浜のホテルを探す

横浜の航空券を探す

横浜の現地アクティビティを探す

横浜のレンタカーを探す

横浜の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2022最新】全国の人気水族館TOP35!旅行好きが行っている水族館ランキング

沖縄美ら海水族館や海遊館をはじめとする全国の人気水族館を、トリップノートの7万5千人の旅行好きトラベラー会員(2022年1月現在)が実際に行っている順にランキン...


【2021年版】みんなが行った国内の人気観光スポットランキングTOP50!

2021年の1年間にトリップノートアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、トラベラーのみなさんが実際に行った国内の人気観光スポットラン...

関東のデートスポット35選!カップルのお出かけにおすすめ

展望や食事が楽しめる東京スカイツリーや、ライトアップもロマンチックな横浜赤レンガ倉庫、「天空のペンギン」が人気のサンシャイン水族館など、カップルで行きたいデート...

日帰りで楽しむ!関東近郊の女子旅おすすめスポット30選

イギリスのお城を移築した「ロックハート城」や、『ラピュタ』の世界を思わせる「猿島」、ムーミンバレーパークも人気の「メッツァビレッジ」など、東京から日帰りできる、...

【関東】6月のおすすめ花畑29選!6月に見頃を迎える花の名所ガイド

6月は、春バラにあじさい、ハナショウブ、ラベンダーに蓮などの花々が見頃を迎える季節。しっとりした梅雨空の下に広がる花畑の光景を見に出かけませんか。6月に見頃を迎...

この記事を書いたトラベルライター

大人もこどもも楽しめる旅を
本当はゆっくりと静かなリゾートや美味しいものを求めて旅をすることが好きです。でも今は子育て中のため、こども中心の旅行プランに偏りがち。そんな中でも、大人も満足できることを探して、家族みんながハッピーな旅を求めていきたいと思っています。密かな野望は、こどもが成長したら夫と2人でビジネスクラスに乗って南仏に行くこと!

「山東」横浜中華街初のミシュラン掲載店で絶品水餃子を堪能!

横浜中華街には、なんと200以上の中華レストランがあるそうです。これだけあると、どこに入ったらよいのか迷いますよね。せっかくの中華街なんだから美味しいものを、で...


横浜のオシャレなパン屋といえば!ブラフベーカリー&アンダーブラフコーヒー

横浜のパン屋といえば、真っ先に名が挙がるブラフベーカリー。本格ニューヨークスタイルのパンを提供しています。2010年に山手にオープンして以来、わざわざブラフベー...


【横浜ランチ】ランドマークタワー周辺のキッズメニュー提供レストラン6選

こどもと一緒にお出かけすると、ランチの場所って結構気を遣いますよね。こどもと大人、食べたいものが違うこともしばしば。そこで今回は、横浜・みなとみらいにあるランド...

【パン発祥の地・横浜】元町周辺のおすすめベーカリー8選

横浜は日本人が初めてパンの製造・販売を始めた「パン発祥の地」だということ、ご存知でしたか?そんなパン発祥の地には、現在もワクワクするような素敵なベーカリーがたく...

【横浜】雰囲気抜群のレトロな大人カフェ10選

横浜には、古くても手入れが行き届いた洋館や歴史的な建物など、開港当時を彷彿させるノスタルジックな建造物が数多く残っています。中に一歩踏み入ると、当時の雰囲気その...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります