1951年に開園した横浜・野毛山動物園。横浜最大の動物園、ズーラシアと比べると小規模ですが、この動物園の最大の特徴は、なんと「入園無料」ということ。無料だと、満足度もそれなりなんじゃないの?と思っているあなた!野毛山動物園には、入園無料なのにスゴいポイントがたくさんあるんです!さっそくご紹介していきましょう。
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入園無料なのにここがスゴい6選!
①動物の種類が多い!
キリンやライオンなどのメジャーな動物からレッサーパンダ、ペンギン、さらには爬虫類まで、100種類以上、1,500点以上の動物が展示されています。無料なのにここまでの展示数を誇るのは、素晴らしいの一言ですよね。
しかも動物がとってもアクティブ!筆者が訪れた日は最高気温30度、しかも昼過ぎだったのですが、寝ていたり屋内施設に入ってしまった動物はほどんどおらず、トラやライオン、ペンギンまでもが屋外でアクティブに動き回っていました。
1頭あたりの飼育スペースが広いので、動物の生活環境がよいというのも理由かもしれませんね。
②動物との距離が近い!
動物の前にスロープが設置されていたり、柵のつくりを工夫して間近で見学できるようになっているので、動物の生態や行動をじっくり観察できます。キリンだって、ほらこんな近くでご飯を食べていますよ。
③動物についてしっかり学べる!
各動物の展示スペースのそばなど、いたるところに動物について学べる看板が立っています。手作り感あふれる解説も、とっても分かりやすいです。
また飼育員さんが、パネルを使って動物の説明をしている場面にも何度も遭遇しました。生の声で説明を聞けると、より理解が深くなりますね。
④えさやりの見学ができる!
もちろん、ほかの動物園でも行われているような、えさやりの見学もできます。
こちらはチンパンジーのえさやりタイム。ヨーグルトからはじまって、フルーツ、野菜と食欲旺盛です。こちらも飼育員さんがチンパンジーの好物や、家族構成など、面白いエピソードを交えながら説明してくれるので、とっても楽しめますよ。
⑤日本で野毛山動物園にしかいない動物がいる!
ヘサキリクガメの赤ちゃん
ヘサキリクガメは、マダガスカル島北西部の一部にだけ生息するリクガメで、世界で最も絶滅の危機にあるカメの種類です。そのヘサキリクガメの繁殖に野毛山動物園が2016年、日本で初めて成功しました。
「爬虫類館」では、メサキリクガメの赤ちゃんが展示されています。カメなので、笑うこともなく芸もしませんが、小さな甲羅にほっこりしますよ。
カグー
カグーは、ニューカレドニアの森林にのみ生息する鳥。絶滅危惧種に指定されており、日本では野毛山動物園でしか見られない貴重な種類です。薄い青色とグレーが混じったような美しい色が特徴で、鳥なのに飛ばないという不思議な一面も。
⑥「なかよし広場」で動物と触れ合える!
野毛山動物園では、無料で動物とのふれ合いだってできちゃいます。「なかよし広場」でふれ合えるのは、モルモット、ハツカネズミ、ニワトリの3種類。
広場に入る前に、係員さんが動物の抱っこの仕方や注意点をきちんと教えてくれるので、安心して触れます。モルモットの柔らかさに感激したり、ニワトリの逃げ足の速さに苦戦したり、楽しい時間になること間違いなし!
ちなみに週末や祝日、繁忙期などは、整理券による入れ替え制です。なかよし広場前で時間ごとの整理券をもらいましょう。
入園無料でも満足度120%の野毛山動物園!
野毛山動物園の見学所要時間は、園内をゆっくりまわって1時間半程度。そこに、えさやりの見学やふれあいタイム、昼食休憩(園内のレストランにて、またはお弁当の持ち込みもOK)などを含むと、半日めいいっぱい楽しめます。
また園内もとても綺麗に整備されていて、トイレやおむつ替えも快適。来園者の満足度が高いのも頷けます。
入園無料なのにこんなにスゴい、野毛山動物園。デートでもお友達同士でも、家族と一緒でも、みんなで楽しんでくださいね。
- 横浜市立野毛山動物園
- 横浜 / 動物園
- 住所:神奈川県横浜市西区老松町63−10地図で見る
- 電話:045-231-1307
- Web:http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/