世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、各国で渡航制限や行動制限が行われています。この記事では該当する国の情報をお知らせするとともに、今の時期だからこそ普段以上に気を配っておきたい、海外渡航前に確認しておきたいことを解説します。
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はじめに:感染症危険情報を引き続き発出中【2021/2/2現在】
2021/2/2現在、世界保健機関(WHO)等国際機関の対応や発生国・地域の流行状況に応じて、外務省より4段階の感染症危険情報が各国に発出されています。
多数の国を対象に渡航の中止あるいは自粛が呼び掛けられていますので、止むを得ない理由で渡航を検討されている方は、以下のリンクより最新の情報を確認の上で行動してください。
・【更新日:2020年10月30日(2021年1月5日現在有効)】各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き下げ、引き上げ又は維持)
1.日本からの入国が制限されていないかどうか確認しよう
複数の国で、コロナウイルス感染者が確認された国(日本を含む)からの入国制限が行われています。2021年1月29日の午前6時時点で、該当する国/地域は74ヵ国/地域となっています。
直近の14日間、非感染国・地域への滞在が確認できれば入国可能など、条件を満たせば入国できる国もありますが、状況は刻一刻と変化しますので、やむを得ない理由で入国制限を行っている国/地域へ渡航を希望する場合は、あらかじめ各国当局のホームページを参照あるいは在京大使館に確認するなどして、最新の情報を元に行動してください。
2.入国後の行動制限措置を行なっていないかどうか確認しよう
一部の国で、コロナウイルス感染者が確認された国(日本を含む)からの入国後の行動について制限措置が取られています。2021年1月29日の午前6時時点で、該当する国/地域は151ヵ国/地域となっています。
行動制限の内容は国によって異なりますので、以下に記載した外務省の案内を参照の上、行動してください。
3.国ごとの詳細な安全情報を外務省の「海外安全ホームページ」でチェックしよう
コロナウイルス関連の情報を含め、渡航予定の国の安全情報は外務省の海外安全ホームページでチェックできます。渡航予定の国が、コロナウイルス感染者が確認された国からの入国制限あるいは、入国後の行動制限措置を行なっていない国であっても、今後の状況変化に対応するため、常に最新の情報を確認しておきましょう。
4.渡航前に外務省の「たびレジ」に登録しよう
外務省では、渡航者向けの登録サービスたびレジを提供しています。
旅程や連絡先を登録しておくと、現地の大使館・総領事館から、日本語で最新の安全情報をメールで受け取ることができます。また、外務省海外安全ホームページに掲載されている危険情報・スポット情報・広域情報についても更新されるごとにメールで案内が届くようになります。
登録は無料ですので、渡航前にぜひ登録しておくことをおすすめします。
5.海外旅行保険に加入&補償内容と保険金額をチェックしておこう
止むを得ず現地の病院で診察をうける・あるいは入院するといった不測の事態に備えて、あらかじめ海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。
海外旅行保険の内容は会社によって異なりますので、補償の対象となる事項の確認及び、渡航する予定の国で診察あるいは入院した場合にかかる一般的な金額をチェックし、十分な保険金額かどうかを確認しておくことも大切です。
また、クレジットカードにも海外旅行保険が付帯している場合も多いですが、補償内容と保険金額はカードによって全く異なりますので、保有しているクレジットカードの補償内容と保険金額についてあらかじめ確認しておくと良いでしょう。