カナダ
カナダ観光
スケールの大きい自然や美しい自然を感じられる国

【カナダ】モントリオールの二大美術館「モントリオール美術館」と「モントリオール現代美術館」を楽しむ完全ガイド

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:30ヶ国

2019年1月24日更新

7,565view

お気に入り

写真:jihen2

フランス文化が根付くモントリオールは、アートも盛んなので訪問先としておすすめです。モントリオールに来たら外せない二大美術館「モントリオール美術館」と「モントリオール現代美術館」の回り方と、合わせて立ち寄りたい周辺カフェを紹介します。

この記事の目次表示

Musée des beaux-arts de Montréal (モントリオール美術館)

モントリオールで最もメジャーな美術館で、西洋画や彫刻から近代デザインまで幅広く展示されています。道路を挟んで新館と旧館に分かれており、2つは地下でつながっています。旧館はなんとカナダ最古の美術館なんです!

  • 写真:jihen2新館
  • 写真:jihen2旧館

ダウンタウンを通るメトロの駅「Peel」と「Guy-Concordia」の真ん中辺りにあり、両駅から徒歩10分ほど。大通り沿いにあるので、出発地によっては他の駅とバスを使うほうが便利かもしれません。

館内の見どころ

  • 写真:jihen2旧館の家具コレクション
  • 写真:jihen2新館は絵画・彫刻が中心

旧館には家具デザインのコレクションがあり、スタイリッシュかつダイナミックな展示は見どころの一つです。主だった企画展はこの旧館で行われますが、新館の展示もよく入れ替えがあるので見逃せません。カナダ出身の作家を中心に、フロアごとに異なる時代の絵画や彫刻を見ることができます。

  • 写真:jihen2旧館の階段を上ると・・・
  • 写真:jihen2カルダーの世界が広がっています

上と下の写真は2018年秋〜2019年初頭まで行われていた、アレキサンダー・カルダーというアーティストの大規模な企画展のときのものです。カルダーはモビールの生みの親で、その良さを最大限に見せるための空間演出がされています。

  • 写真:jihen2

来館時の注目ポイント

なんと30歳以下は常設展の入場料(15ドル/約1,242円)が無料!モントリオールには国際的な大学がいくつかあり学生が多いので、若者に対してアートが開かれているといえます。また、毎週水曜17時以降は誰でも企画展の入場料が半額だったり、毎日のようにある無料のガイドツアー、冬の毎月最初の日曜には誰でも無料になるミュージアムデーなど、内容の充実度に対してかなりお得なものになっています。

王道旅でも必見のスポットです

モントリオールで美術館といえばここ!という広く知られたスポットであり、ダウンタウンにあるのでアクセスも良好です。ぜひ一度は訪れてみてください。

モントリオール美術館
カナダ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:1380 Sherbrooke StreetO Montreal, QC地図で見る
Web:https://www.mbam.qc.ca/

モントリオール美術館のあとにひと休み「cafe aunja」

  • 写真:jihen2

「cafe aunja」は、モントリオール美術館から徒歩5分程のところにある、ほんのりイスラム色漂うカフェです。静かで居心地がよく、美術館を満喫したあとに立ち寄るのにぴったりの場所。

  • 写真:jihen2コーヒーとビスコッティ (計4.9ドル/約406円)
  • 写真:jihen2

コーヒーやケーキをお手頃価格で食べられ、店内にある画集や本(もちろん英語かフランス語)を自由に見ることもできます。ダウンタウンのメインストリートからは外れているのでそれほど混雑することもありません。ぜひモントリオール美術館とセットで訪れてほしいお店です。

Cafe Aunja
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:1448 Sherbrooke West Montreal, Quebec地図で見る
Web:https://www.aunja.com/

Musée d'art contemporain de Montréal (モントリオール現代美術館)

  • 写真:jihen2

通称「MAC」、カナダ屈指の現代アートの美術館です。この辺りは最寄りのメトロ駅の名前が「Place des Arts」(フランス語でアートの地という意味)というくらいアートに特化したエリアで、ミュージカルなどが上演されるシアターも周辺に複数あります。

  • 写真:jihen2駅からのアプローチ。かっこいい!

館内の見どころ

MACは体験型のイベントがとても充実しています。申込み不要で誰でも参加できるワークショップもたくさんあり、アートをエンジョイするにはとてもおすすめです。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

写真は2018年10月〜2019年2月に開催された企画展に関連したもので、現代アーティストの制作プロセスを真似して作品をつくり、考えや表現を体感するというワークショップ。シンプルでわかりやすい内容でありつつ、ちょっとしたアーティスト気分を味わえます。子どももたくさん参加していました。

来館時の注目ポイント

アートに特化しているエリアだけあって、駅から美術館に行く途中のアトリウムではパフォーマンスイベントが不定期で行われています。下の写真は2018年12月に行われていたもの。サーカス並みのアクロバティックなものからみんなでフラフープを回すものまで、その内容もさまざま。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

美術館のみならずエリア全体でアートを楽しめる場所になっているので、人それぞれいろいろな楽しみ方ができるのではないでしょうか。

現代アートを気軽にエンジョイ

  • 写真:jihen2

現代アートというと敷居が高いイメージですが、ここはとてもわかりやすく楽しみやすい美術館です。筆者はいわゆる美術畑の人間ですが、私たちでも理解が難しいこともある現代アートを、サクッとエンジョイできる見せ方をしている、とても優れた美術館だと思います。

美術からパフォーマンスまで幅広く見せてくれるアートエリアに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

モントリオール現代美術館
カナダ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:185 rue Sainte-Catherine Ouest Montréal地図で見る
Web:https://macm.org/en/

MACでのアート気分とともに「Eggspectation」

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

MACと合わせて立ち寄りたいのがこのお店。MACから道路を挟んだ向かいにあり、Complexe Desjardinsという大きなモールの外側の角に位置しています。ワッフルやベーグルなど、カナダらしくて見た目も素敵なメニューが豊富!

  • 写真:jihen2PEARS, BACON AND MAPLE SALTED CARAMEL WAFFLES (14.95ドル/約1,238円)

モールの中はファストフード系チェーンが多めですが、ここは窓からMACの大きな看板も見え、一味違った雰囲気です。MACで現代アートに触れるとともに、ハイセンスなお店でのランチやディナーはいかがでしょうか?

Eggspectation Complexe Desjardins
カナダ / カフェ・喫茶店
住所:190 Sainte-Catherine West Montreal Quebec地図で見る
Web:https://eggspectation.com/

次のページを読む

カナダの旅行予約はこちら


カナダのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

カナダのホテルを探す

カナダの航空券を探す

カナダの現地アクティビティを探す

カナダのWi-Fiレンタルを探す

カナダのレンタカーを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


イギリス文化漂うカナダ・ビクトリアの歩いて回れるお茶専門店5選

かつてイギリスの植民地であったカナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC州)の州都であるビクトリアには今もなお、アフタヌーンティーなどのイギリス文化が色濃く残って...


アート好きがオススメする、世界の気になる専門ミュージアム6選

世界には「名美術館」だけでなく、一風変わったユニークな美術館・博物館が点在します。靴専門の美術館や失恋にまつわる博物館など、他では見られないものばかり。ひとつの...

カナダの大都市トロント、在住者が目的別にオススメするおしゃれカフェ7選

トロントはカナダ第一の大都市で、飲食店も激戦区!東京同様に、良いお店は山ほどあります。でも旅のテーマや街歩きの目的は人それぞれ。たくさんの素敵なカフェの中から、...

コーヒーのメッカ、バンクーバーのサードウェーブコーヒーカフェ5選

バンクーバーは、実は世界でも有数のコーヒーの聖地。ニューヨーク発のトラベルサイトMatadorでも、コーヒー好きのための11の都市のうち、世界で第3位にランクイ...

【カナダ】心ときめくチョコレートホリックなカフェ3選

モントリオールやトロントなど、カナダ東部の都市の多くは、冬になると気温が−30℃まで下がる雪国エリア。そんな寒い地域だからこそエンジョイできるのが、チョコレート...

この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
instagramでの発信に力を入れているのでぜひチェックして下さい。

車なしでも見どころ攻略!淡路島めぐり完全ガイド

兵庫県と徳島県の間にある淡路島は、瀬戸内海の自然美と、その立地ならではの見どころがたくさんある場所です。車がないと巡るのは難しい…というのが一般的ですが、公共交...


かわいくて喜ばれる、ハズさない栃木みやげ5選

栃木といえばいちご、宇都宮餃子、日光東照宮、などなど。観光地らしい定番のおみやげももちろん良いですが、ときには「おっ!」「かわいい!」と言われるような、ちょっと...


かわいくて喜ばれる、ハズさないカナダ土産10選

カナダといえばメープルシロップが有名で、観光地ならどこにでもあります。そんな定番をお土産にするのももちろん良いですが、せっかくなら「おっ!」「かわいい!」と言わ...

【岩手】三陸の恵みもスイーツも!宮古のご当地グルメ&おみやげ4選

岩手県宮古市は県東部の三陸海岸沿いのまち。三陸といえば海産物のイメージが強いですが、具体的にどんなご当地グルメがあるかご存知でしょうか。これを食べるのを目的に行...

【アメリカ】大人も女子も必見!ヒューストン・NASAジョンソン宇宙センター

テキサス州・ヒューストンといえばNASAのジョンソン宇宙センターが有名。でも実際なにがあるのか?どんな楽しみ方があるのか?アミューズメント施設とあなどることなか...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります