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【中国】癒されること必至!パンダ天国・成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

取材・写真・文:

京都在住
訪問エリア:20ヶ国

2018年12月6日更新

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写真:safarina

上野動物園のシャンシャン公開により再びパンダが人気を呼んでいますが、中国には、パンダ・パンダ・パンダ!パンダづくしのパンダ天国な施設があります。パンダ好きの人も、そうでない人も、訪れたら癒されること間違いなしの成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地をご紹介します。

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成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地って?

  • 写真:safarina

成都(せいと)ジャイアントパンダ繁殖研究基地(中国語では成都大熊猫繁育研究基地)は、中国四川省の成都市にある、絶滅危惧種のジャイアントパンダの保護を目的に立てられたパンダの繁殖や研究を行っている施設です。研究施設とはいえ、一般公開されており、施設内のパンダを見ることができます。

どうやって行くの?

成都市内からだと地下鉄が便利です。地下鉄3号線に乗り、熊猫大道(Panda Avenue)で降り、そこから目的地へ直通バスで行くことができます。

また中国はタクシーが安いので、手っ取り早く行きたい方にはタクシーの利用もおすすめです。乗車の際には、英語が話せないドライバーがほとんどなので「成都大熊猫繁育研究基地」と目的地を中国語で書いたメモなどを見せるといいです。所要時間は30分程度、料金の目安は50元(約800円)です。

営業時間

営業時間は毎日朝8時から夕方5時半まで。ただし、パンダが活発に動き回るのは午前中なので、動き回るわんぱくなパンダが見たい方は、朝一番に来られることをおすすめします。入場料は大人58元(約930円)です。

  • 写真:safarina

お昼になると、パンダ達は大抵こんな状態です。これでも十分可愛いですが!

施設内の回り方

  • 写真:safarina

施設の敷地は約130haもあり、かなり広いです。歩道はきれいに舗装され、周りは竹林となっており、雰囲気を味わいながら歩いて回ることができます。

ただ、広い上に坂も多く、くまなく歩くのはけっこう大変です。そんな時にはパンダカーと呼ばれるカート(10元・約160円)を利用できます。子ども連れの家族やお年寄りも、これを利用することで安心して楽しめます。

施設内のパンダたち

  • 写真:safarina

パンダたちがいる建物は「幼年パンダ館」や「成年パンダ館」などの年齢で分けられています。また、成年パンダを例にあげると「パンダ1号館」、「パンダ2号館」とさらに数カ所の建物に分けられており、パンダを見られる場所はたくさんあります。

最初に行った場所が混んでいても、空いている場所に行けば、パンダたちをよりじっくりゆっくり見ることができます。

成年パンダ

  • 写真:safarina

成年パンダは、とにかくじゃれるじゃれる!筆者が施設を訪れたのが午前中だったこともあってか、成年パンダの半分くらいがパンダ同士でじゃれ合っていました。

それ以外は基本的に、食べるかだれるか寝るかです。日本の動物園では、いま挙げた3つの行動のどれかしか見たことがなかったので、こんなに動き回るパンダが見られるのは貴重な体験です!

  • 写真:safarina

つ〜かまえた!うぎゃ〜!やめて〜!

  • 写真:safarina

丸め込み〜!!などの声が聞こえてきそうです。

幼年パンダ

  • 写真:safarina

幼年パンダエリアでは、癒しの子パンダが木の上でお昼寝中でした。その愛くるしい姿を一目見ようと、集まった人たちでこのエリアはごった返しになっていました。それでも、絶対見ておきたい可愛いさです!

  • 写真:safarina

こちらは室内の別の幼年パンダの様子。笹の葉でごはんタイムです。

赤ちゃんパンダ

施設内には2つの産室(さんしつ)「太陽産室」と「月産室」があり、生後間もない赤ちゃんパンダを見ることができます。恐らくここが最も人気のあるエリアではないでしょうか。

「太陽産室」はあまりの人気で、入り口前は長蛇の列。建物に入るとすぐさまスタッフの方に列になって進むよう促されます。そのため赤ちゃんパンダを見られるのは一瞬なので、気合い?を持って挑みましょう!

  • 写真:safarina

上の写真は、生後約1週間の赤ちゃんパンダです。まだ体の色がはっきりしていません。

  • 写真:safarina

こちらは生後約2カ月の赤ちゃんパンダ。くぅ〜。たまらなく可愛いです。

  • 写真:safarina

くぅ〜〜〜。集まるともっとたまらなくなります。

レッサーパンダ

  • 写真:safarina

パンダはパンダでもこちらはレッサーパンダ。日本の動物園の人気者ですが、実はレッサーパンダも絶滅危惧種の一種です。この子たちはパンダが大人しくなる昼間でも活発に動いていました。

その他の施設

  • 写真:safarina

パンダ館の他には、レストランやお土産ショップもあり、ぬいぐるみなどのパンダグッズが購入できます。パンダについて学べる建物もあり、この機会にパンダについての知識を深めるのもいいですね。

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