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エストニア観光
メルヘンの世界が広がるタリン旧市街

ここはテーマパーク!?エストニア・タリン旧市街が楽しすぎると話題!!

取材・写真・文:

訪問エリア:41ヶ国

2020年1月3日更新

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写真:Emmy

バルト三国のひとつであるエストニア共和国。城壁でぐるりと囲まれたタリン旧市街には、14~15世紀の街並みが色褪せることなく息づいています。城壁の門をくぐると、そこは別世界。中世の美しい建物や教会、遊び心満載の看板、民族衣裳を着た売り子さんと、まるでテーマパークのような賑やかさ。ヘルシンキからフェリーで約1時間半と気軽に行けるため、フィンランド人や北欧旅行者にも人気のスポットなんです。これを見たら絶対行きたくなる、タリン旧市街のお楽しみポイントをたっぷりお届けします。

この記事の目次表示

絵画のようなタリン旧市街を堪能する

まずはタリン旧市街を丘の上から眺めてみましょう。旧市街は山手のトームペアと下町に分かれており、トームペア地区にはいくつかの展望スポットがあります。中でも丘の北端に位置するパットクリ展望台(Patkuli vaateplats)がおすすめ。

  • 写真:Emmy

とんがり屋根の塔がかわいい、まるで絵画のような街並みが広がります。天気が良い日は遠くのフィンランド湾まで眺めることができ、その光景はいつまでも目に焼きつきます。

パットクリ展望台
エストニア / 展望・景観
住所:Rahukohtu 3, Old Town, Tallinn地図で見る
Web:http://www.visittallinn.ee/eng/visitor/see-do/sigh...

歩いてるだけで楽しい!世界遺産の街並み

良港に面するタリンは、貿易を中心に栄えてきました。他のバルト三国同様に様々な国から支配されてきましたが、伝統や文化は守られてきました。旧市街は世界遺産に登録されており、中世の建物が大切に残されています。活気ある素敵な街並みに、心躍ります。

  • 写真:Emmyヴィル門からラエコヤ広場に向かう通り

街の中心に位置するラエコヤ広場には、パステルカラーのかわいらしい建物が並びます。かつてお祝い事以外に処刑場にも使われていたというこの広場ですが、現在は夏は市場やお祭り、冬にはクリスマスマーケットが開催され多くの人で賑わいます。

  • 写真:Emmyラエコヤ広場に面する建物の多くはレストランになっている

レストランやお土産屋さんでは、中世の衣装を着た売り子さんに遭遇することも。街並みに溶け込んでいて、思わずカメラを向けたくなります。こうやって観光客を楽しませてくれるのも嬉しいですよね。

  • 写真:Emmy見て楽しい中世のコスプレ

迷路のように道が入り組んでいる旧市街ですが、タリン散策には迷子という文字はありません。どの道に迷い込んでも正解。ガイドブックには載っていない素敵な場所を発見したり、かわいいお店やカフェに巡り合えたり。下の写真のような、素敵な中庭を眺められるカフェもありますよ。

  • 写真:EmmyPierre CHOCOLATERIE ピエールショコラトゥリー 自家製チョコレートで有名な小さなカフェ
市庁舎広場/ラエコヤ広場
エストニア / 観光名所
住所:Raekoja plats 1, Tallinn Estonia地図で見る
ピエールショコラトゥリー
エストニア / カフェ・喫茶店
住所:Meistrite Hoov Vene tn 6, Tallinn地図で見る
Web:http://www.pierre.ee

未だに残る城壁や石造りのエリアは必見!

  • 写真:Emmy

14世紀以降、農民や他国との紛争に備え、タリンでは城壁造りが強化されました。現在は約2kmの城壁が残されており、タリンで最も重要な建築物であると共に観光スポットとなっています。場所によっては城壁の上を歩けたり、見晴らしの良いカフェになっている所もあります。

セーターの壁

セーターの壁と言われるエリアは、城壁を利用した露店がずらりと並んでいます。セーターはもちろんのこと、エストニア伝統のミトンや靴下などの編み物が売られており、お店の人と値段交渉しながら楽しくお買い物ができます。

  • 写真:Emmy中にはムーミン柄の編み物も 掘り出し物を見つけましょう
セーターの壁
エストニア / その他スポット
住所:Muurivahe Tallin地図で見る

カタリーナ通り

突然現れる石造りの壁に囲まれた道は、カタリーナ通りです。ここに立つと自分はいつの時代にいるのかと、不思議な感覚におちいります。この通りには小部屋を改装したアトリエがいくつかあり、陶器やガラス製品、ジュエリーなど女性職人による伝統工芸品が売られています。

  • 写真:Emmyタリンで最も美しい場所と言われるカタリーナ通り
聖カタリーナ通り
エストニア / 町・ストリート
住所:St. Catherine's Passage地図で見る

遊び心満載の装飾や素敵な扉を探す

街中にはユニークな装飾やエストニアらしい看板がいたるところに見られ、きょろきょろしながら街歩きを楽しむことができます。その遊び心満載の様子に、思わずここはテーマパーク?と疑ってしまうほど。

  • 写真:Emmy旧市庁舎にはドラゴンが
  • 写真:Emmy思わずほっこりするレストランの看板
  • 写真:Emmy思わず入りたくなるかわいい店構えのお土産やさん

中世の装飾が目を引く素敵な扉もたくさんあります。世の中にはこんなに美しい扉があるのかと、タリンに来て初めて知る人もいるのでは。おしゃれな扉探しに、つい夢中になってしまいます。扉だけを収めたフォトブックなんてものを作ってみてもいいかもしれません。

  • 写真:Emmy看板の役目も果たしている扉
  • 写真:Emmy中世の装飾が素敵な扉があちこちに

ユニークな名前がついた建物にも注目!

旧市街には、ユニークな呼び名で愛されている建築物がいくつかあります。ぜひガイドブックを見ながら探してみましょう。今回は、中でも有名な2つの建物をご紹介します。

三人姉妹

  • 写真:Emmy

15世紀の商家の住宅です。すらりとした三軒が寄り添うように建ち並び、その女性的な雰囲気から三人姉妹と呼ばれています。現在は高級ホテルとなっており、伝統的なエストニア建築を改装した内部はまるで博物館のよう。天皇陛下や英国のエリザベス2世も宿泊されたことがあるようです。

三人姉妹
エストニア / ホテル
住所:Three sisters, Pikk 71, 10133 Tallinn Estonia地図で見る
Web:http://www.threesistershotel.com

ふとっちょマルガレータ

  • 写真:Emmy

どっしりとした丸いシルエットが特徴的な鉄塔、その名もふとっちょマルガレータ。砲塔の役目を終えた後は倉庫や牢獄など様々な用途を果たし、現在は海洋博物館になっています。牢獄時代に囚人のお世話をしていた、太った女将さんの名前が由来だそうですよ。

ふとっちょマルガレータ(海洋博物館)
エストニア / 建造物
住所:Pikk 70, Tallinn Estonia地図で見る
電話:641−1408
Web:http://meremuuseum.ee/

おまけ 〜やっぱり楽しい雑貨巡り〜

タリンはその街並みだけでなく、雑貨や小物もかわいいんです。温もり感じる伝統品からモダンな雑貨まで、女子にはたまりません。北欧やロシアの影響を受けた雑貨もたくさんありますが、他国に比べかなりリーズナブル。買いすぎに注意です。

  • 写真:Emmy北欧でも見られる木製品はずっと安く手に入ります
  • 写真:Emmy日本ではなかなか売られていないマトリョーシカ お土産にいいかも
  • 写真:Emmyどれもキュンとするものばかり タリンにしかないお店がたくさんあります

旧市街は徒歩で回れる広さのため、日帰りで訪れることも可能ですが、できれば一泊することをお勧めします。古い建物を改装したおしゃれなブティックホテルも多くあるので、利用しなきゃもったいないです。ショッピングやグルメも、ぜひゆっくり楽しんで下さいね。

終わりに

  • 写真:Emmy

いかがでしたか?

他のバルト三国に比べ、一番観光客が多く活気もあるエストニア。それでもやっぱりバルトの国、愛らしい素朴さも残っているのがまた魅力。街の人やユニークな建物達が、訪れる人を楽しませてくれます。可愛いと楽しいがいっぱい詰まった街!ぜひ一度は訪れ、探検気分で散策してみて下さい。

タリン旧市街
エストニア / 町・ストリート / 観光名所
住所:City Center, Tallinn, Estonia地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

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