ヨーロッパ

バルト周遊で泊まりたい、コスパ抜群な各都市のおすすめホステル

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:30ヶ国

2019年11月14日更新

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写真:jihen2

近年旅行先として注目されているバルト三国。他のメジャーなヨーロッパの国々とは毛色の異なる文化を持ち、周遊することでその違いを感じて楽しめる国々でもあります。そこでおすすめなのが、格安で泊まれて、プランに合わせて選択肢も多いホステル旅。各都市の特徴とともにおすすめホステルを一挙ご紹介。

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バルト三国って?

バルト海に面したエストニア・ラトビア・リトアニアを指します。中世にはそれぞれ交易で発展し、近代は旧ソ連の影響を大きく受けました。エストニアはフィンランドなど北欧、ラトビアは北欧やドイツ、リトアニアはお隣ポーランドと歴史的に深い関わりがあり、一括りにはされていてもそれぞれ全く異なる文化や歴史を持ち、旅先としてもとても魅力のある国々です。

  • 写真:jihen2ラトビアのリガ

三国間は陸移動も簡単なので、各国の首都を中心に周遊するのがおすすめ。各都市には最低2日程度は滞在したいので、ツアーでない場合には、コスパ良く快適に各地を回れるような宿泊先がポイントになります。

  • 写真:jihen2リトアニアのヴィリニュス

ホステルって?

ホステルは、呼び名は似ていますがホテルとは異なり、下記のような特徴があります。

  • 部屋は二段ベッドを複数配置した、ドミトリー(相部屋)がほとんど
  • シャワーやトイレは共用、アメニティは無いか有料提供
  • 共用のラウンジやキッチンがあり自炊ができる

サービスを制限している分ホテルより格安で宿泊でき、宿泊客同士で交流したり、そこを拠点にしてフレキシブルに周辺を回るなど、ホテル旅とは違う楽しみ方ができます。下の写真はメキシコのホステルですが、どの国も最近はかなりオシャレなものも多く、バックパッカー宿のような以前のイメージからはだいぶ変わりました。

  • 写真:jihen2

バルトの周遊ツアーは便利で楽チンな一方、行程面や価格面で制約があるのも事実。複数の国をコスパ良く自分だけのプランで楽しむなら、ホステル旅はとってもおすすめです!普段ホテルを使っている人でも気軽に楽しめる条件として、

  • 観光のメインエリアが徒歩圏内で、周囲も安全
  • 日本人でも納得できる清潔さ
  • 宿泊者でないと建物に入れない設備があり、施設内にも鍵付きロッカーがある
  • 女性専用の部屋や個室も選べる
  • ドミトリーなら一泊2,000円未満

これら共通の必須条件+オススメポイントのあるホステルを都市ごとに紹介します。

【エストニア/タリン】Imaginary Hostel(イマジナリーホステル)

◎オススメポイント◎
三方よしの立地の良さ
衝撃的なコスパの良さ
  • 写真:jihen2タリン旧市街
  • 写真:jihen2タリン旧市街

エストニアはバルト海を挟んで北欧諸国に面し、フィンランドのヘルシンキからはフェリーで2時間の距離。歴史的にも地理的にも他の二ヶ国に比べると北欧色の強い国です。首都タリンの街も港のすぐ近くにあり、商業エリアと旧市街も隣接しています。

  • 写真:jihen2

Imaginary Hostel(イマジナリーホステル)は①旧市街散策にすぐ行ける、②大きなショッピングモールにも行きやすい、③フェリーで到着する際もアクセスしやすい、という滞在期間が短い場合でもタリンをフルにエンジョイできる、つまり三方よしの場所にあります。

  • 写真:jihen2

そして驚くのがその値段!一番安い大部屋で一泊1,000円程度、女性専用の4人部屋でも1,500円程度。何かあるのかと疑いたくなる価格ですが問題は全くなく、むしろとても快適に過ごせるキレイな設備です。ラウンジも広くてゆったりとしていて、Wi-Fiも快適、ただただ脱帽のコスパ◎なホステルです。

イマジナリーホステル
エストニア / ホステル
住所:Vene street 33, Tallinn 10123地図で見る
Web:https://www.facebook.com/imaginaryhosteltallinn/

【ラトビア/リガ】Red Nose Hostel(レッドノーズホステル)

◎オススメポイント◎
小規模なホステルなので静かにゆっくりできる
徒歩圏内におしゃれなカフェがたくさんある
  • 写真:jihen2リガ旧市街

三国の真ん中にあるラトビアの首都リガは、中世に海上貿易で早くから発展した都市。現在でも三国の中では総合的な先進性が抜きん出ています。アール・ヌーボー様式の建築が有名で、旧市街も商業エリアも建物のおしゃれさが目につきます。

Red Nose Hostel(レッドノーズホステル)は南北に細長い旧市街の南のほうにあり、写真スポットでもある聖ペテロ教会の近くにあります。敷地は小さめで、スペースを有効活用した感じのコンパクトなつくり。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

とはいえ部屋の広さは充分確保されています。ラウンジは申し訳程度のサイズのため部屋でくつろぐ人が多く、ホステルによくある共有スペースのざわめきがないのが特徴的です。なので静かにゆっくり過ごしたい場合はぴったり。広さや設備の充実はタリンのImaginary Hostelほどではないですが、基本は揃っていて価格は同程度です。

  • 写真:jihen2

部屋だけで過ごすのに飽きたら、徒歩圏内におしゃれなカフェがたくさんあるのもポイントです。バルト三国に展開するコーヒーチェーンや個人店など、ちょっと歩けばローカル気分になれる場所。街歩きの楽しいリガにステイするのにおすすめのホステルです。

レッドノーズホステル
ラトビア / ホステル
住所:Jana 14, Riga LV-1050地図で見る
Web:http://rednose.lv/lv/welcome

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プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
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