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空を彩る熱気球に感動♪福島「会津塩川バルーンフェスティバル」

取材・写真・文:

福島在住
訪問エリア:30都道府県

2020年2月21日更新

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写真:Olive

秋の空を彩るバルーンフェスティバルが、福島県会津地方の北部、喜多方市で開催されます。バルーンフェスティバルは、全国各地で行われていますが、喜多方市のフェスティバルは、結構ねらい目です。激混みすることもなく、熱気球を間近で見られて、のんびり、ゆったり過ごせます。また、空に浮いたら風まかせの熱気球に、競技種目があることをご存知ですか?空の上の熱い戦いを知ると、熱気球の観方も変わってくるかもしれません。もちろん、難しいことを考えず、ただぼ~っと空を見上げているだけでも幸せです。

この記事の目次表示

熱気球の競技とは?

  • 写真:Olive

熱気球の競技とは、一般的なスポーツのように速さを競うのではなく、一定の時間内で、「いかに正確にゴールに近づけるか」や、「上空からターゲットへのマーカー投下の正確さ」を競うものだそうです。競技の種類は数種類あるようですが、会津塩川バルーンフェスティバルでは、その中の2種類を予定していて、どちらの競技になるかは、その日の天候によって決定されます。では、その2種類の競技について簡単に説明しましょう。

ヘア・アンド・ハウンド(Hare And Hound)

  • 写真:Olive

別名「うさぎ狩り」とも言われます。ヘア気球(うさぎの役目をした気球)が飛び立ち、15分から30分後に競技気球(ハウンズ気球)が離陸し、先に飛んだヘア気球を追いかけます。ヘア気球は30分から1時間ぐらい逃げ回りながら飛行し、着陸した場所にターゲット(ゴール)を展開します。追いかけてきた競技気球がマーカー(砂袋)を投下します。ターゲットとマーカーの距離が近いほど高得点となり、総合得点を競い合うのです。

ミニマム・ディスタンス( Minimum Distance)

  • 写真:Olive

この競技は、パイロットは一定時間(例えば30分や45分など)飛行後、マーカー(砂袋)を投下します。こちらも、マーカー(砂袋)の投下地点と離陸地内に設定されたターゲット(ゴール)との距離が最も近い競技者が高得点になります。

どちらの競技も、いかに空中で動かないか、もしくは、いかにして離陸地に戻って来るかが見所だそうです。空に浮かんでからは、風まかせになる熱気球が、どれだけ風をうまく捕まえられるかが、ポイントになるようですね。

スタート前から見ごたえ満点!

  • 写真:Olive

喜多方市の競技フライトは、午前6時30分から。熱気球は、どこでも朝早いのが特徴ですね。その理由は、太陽がでてくると上昇気流がおこり、風が吹き始めるので、早朝の風が安定している時間に飛行するためです。

  • 写真:Olive

可能なら、少し早めに現地に到着してみましょう。フライト開始の1時間前ぐらいから、空の色が刻々と変わります。そんな中、出場選手たちが着々と準備する様子を見られます。

  • 写真:Olive

バーナーが点火され、朝陽が差し込んできた空に、しぼんでいた気球が次々とふくらんでいく様子は、命を吹き込まれているかのような光景で、それを見守る観客も期待に胸が膨らみます。

  • 写真:Olive

ひたすら、空を見上げて……

  • 写真:Olive

澄み渡った空に、ふわふわと浮かぶ色とりどりのバルーンが、行きつ戻りつ、頭上を通過したり、選手が手を振ってくれたり、間近で見られるからこその迫力を感じます。

  • 写真:Olive

雲の流れやバルーンの並び方、光の加減で空の表情が次々と変わるので、どんなに見上げていても、飽きることがありません。

  • 写真:Olive

空の上では、熱い戦いが繰り広げられますが、地上ではバルーンを眺めて、ただただうっとりです。

チャレンジ!体験搭乗!

  • 写真:Olive

せっかく早起きしたのだから、体験搭乗の列に並んでみましょう。先着100名限定で係留飛行に搭乗できます。

  • 写真:Olive

係留なので、移動はしませんが、地上20mまで浮かび上がるので、貴重な熱気球体験です。喜多方の広々とした里山風景を空から眺めるのも爽快です。降りるころには、熱気球ファンになってしまうかも?

・熱気球体験搭乗受付時間:両日 午前6時~午前7時
・定員:両日先着100名限定
・協力金:未就学児無料、小学生まで500円、中学生以上1000円
※気象条件等により実施できない場合もあり。

ワンポイントアドバイス

  • 写真:Olive

早朝は気温が低く冷え込むことが予想されるので、温かい服装で出かけましょう。石段に座るようになるので、厚手の敷物があると良いかもしれません。簡易トイレが設置されており、お店も数軒出ています。

会津塩川バルーンフェスティバルの概要

開催場所

福島県喜多方市塩川町「日橋川緑地公園自由広場」

開催期間

※年によって変動。例年10月開催。

※気象条件等により延期、中止となる場合あり。

開催時間

午前6時30分 ~ 午前9時

入場料

無料

アクセス方法

・電車の場合:JR塩川駅より徒歩20分

・車の場合:磐越道会津若松ICから国道121号経由10km

駐車場

300台 無料

会津塩川バルーンフェスティバル
福島 / イベント・祭り / インスタ映え
住所:福島県喜多方市塩川町 日橋川緑地公園自由広場地図で見る
電話:0241-27-2111(喜多方市塩川総合支所)

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この記事を書いたトラベルライター

お出かけ、食べることが大好き!
日帰りドライブから、国内、海外を問わずお出かけするのが大好きです。ずっとタウン重視でお買い物に夢中の旅でしたが、10年ほど前にアメリカ・サンフランシスコに在住。国立公園めぐりをしたことをきっかけに、自然も大好きになりました。少し歴史を知ってから出かけると楽しいこと、美味しい食べ物や綺麗な風景に出会えると幸せなこと。小さな情報が、誰かの楽しい!や嬉しい!につながったらいいなと思っています。これからも、いろんなところへ出かけて、たくさんの情報を発信してゆきたいと思っています。少しでも参考になれますように!

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