グアム
グアム観光
日本から3時間半ほどで行けるビーチリゾート

グアムの壮絶な歴史を知る旅【恋人岬・ラッテストーン公園・スペイン広場・ガアンポイント・スペイン橋】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2020年1月30日更新

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写真:まき子

グアムといったらリゾートや海のレクリエーションが注目されがちですが、グアムの面白さはそれだけではありません。グアム内の各所に、グアムの歴史を物語る場所があり、その歴史を知るとまた旅も一層楽しくなると思います。

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リゾートだけじゃない!グアムの歴史巡りも面白い

グアムというと、そのイメージはリゾート!エメラルドグリーンの海に、白い砂、青い空!まった〜りビーチで過ごしたり、海の中で魚と戯れたりするのが醍醐味…ではあるのですが、海で遊ぶ以外にもグアムには魅力がいっぱいあります。

その一つが歴史を巡る旅。

今のグアムはアメリカによって平和に統治されており、原住民であるチャモロの人権も尊重され、リゾートを求めて多くの観光客が訪れる島ですが、はるか昔、1521年にかの有名な マゼラン が大航海でグアムを発見して以来、グアムは壮絶な歴史を刻んで行くことになります。

「チャモロ」の意味

グアムでは「Chamorro チャモロ」という言葉をたくさん見かけますが、これは侵略してきたスペイン人が、先住民を「チャモロ」と呼んでいた名残りです。

その意味は当時のスペイン語で「刈り上げ」とか「ハゲ」とか、そんな意味だったとか。当時のチャモロの男性の髪型が、一部だけ伸ばして編み込み、それ以外の頭部を刈り上げていたからだとは思うのですが、先住民は自分たちのことは「タオタオ・タノ(地元の人)」と呼んでいたそうです。

とは言っても “今は昔” 、もう今は「チャモロ」がグアムの先住民の一般的な呼び方なので(決して蔑んでいるわけではないです)、この記事の中でも先住民のことは、わかりやすく「チャモロ」と記載します。

歴史的なチェックポイントは5つ

歴史順にチェックポイントを挙げると…

1:先史時代のグアム
2:1521年 初めて、スペインが統治
3:1898年 次に、アメリカが統治
4:1941年 太平洋戦争で一時、日本が占領
5:1944年 再びアメリカが奪回して、今に至る

この歴史をなくして今のグアムは語れない!ということで、今回は、グアムの歴史を感じられる観光ポイントをご紹介します。全てグアムの北海岸、リゾートホテルが立ち並ぶタモン湾からも近い場所なので、半日で巡ることができます。

なお、歴史順にご紹介できるのが本当は良いのですが、実際に皆様が巡るルートを考えるのに参考になるよう、「北東→南西」の順でご紹介します。

グアム屈指の景勝地【恋人岬 Two Lovers Point】

ここは グアム屈指の景勝地 とも言われる【恋人岬 Two Lovers Point】。グアム観光のテッパンで、大型バスもたくさん来ます。

「恋人岬」に伝わる伝説

なぜ、ここが歴史に関係あるかというと、グアムがスペインに占領された頃の伝説があるからです。

チャモロの美しい娘には、地元に恋人がいましたが、スペイン人との結婚を強要されます。その結婚式の日、娘と恋人は逃げ出すもこの岬に追い詰められ、2人は離れないようお互いの髪の毛を縛って、この断崖から身を投げた…という非恋伝説です。

展望台からの景色は絶景!!

お土産屋さんのある場所からも海は少し見えるのですが、有料で展望台に上がった方が、もっと良い景色が見えます。大人$3(約330円)、6歳以下のお子様は無料です。

「恋人岬」ということで、あちこちに絵馬のようなハートの鍵が括り付けられており、これは圧巻!

でも、なんといっても圧巻なのは、そこからの絶景!リゾートホテルが密集しているタモン湾から、その向こうにあるイパオ岬まで一望できちゃいます。

伝説の「娘」と「青年」を見つけてみよう!

高台からの景色を眺めていると、この伝説の娘と青年を観ることができますよ!

わかるでしょうか?女性の上半身を横から見たような姿…ちょっとカッパ口みたいな横顔ですが、白い岩が娘の肌、森の木々が娘の髪の毛、という感じです。

そして、タモン湾の方を見下ろすと、海岸が青年が顎をあげているような横顔に!海の中の盛り上がった黒い砂や、波の形が見事に青年の髪型になっています。

まぁ…観光地なだけに、こじつけな部分もあるかもしれませんが、せっかく来たらこういう場所でしっかり記念写真は押さえておきたいものですネ。

恋人岬
グアム / 自然・景勝地 / 観光名所
住所:Dededo, Guam 96929地図で見る

先史時代のグアム【Latte Stone Park ラッテストーン公園】

ハガニア(アガニア、ハガッニャとも言います)地区には、先史時代のチャモロ人たちが残した遺跡が見られる【ラッテストーン公園】があります。

グアムだけではなく、マリアナ諸島のあちこちに見つかっているサンゴの石で出来たこの遺跡は、スペイン人に支配される以前に建てられたことは分かっているのですが、チャモロ人は文字を使わない文明だったため何の記録もなく、今だにこの石の用途は不明とされています。

大きさは場所によって色々あるらしく、ラッテストーン公園にあるのは2mくらい。これは中サイズで、もっと大きな5mサイズくらいの遺跡が、周囲のマリアナ諸島にはあるんだそう。

この石だけ見ると、「儀式的なもの? お偉いさんのお墓?」という印象を受けますが、今では、この柱の上に建物を作っていた説が有力だとか。確かに、石柱上部の半円は「ねずみ返し」のような感じでもありますね。

なお、どのガイドブックにも「Latte Stone Park ラッテストーン公園」とありますが、正式名称は「Senator Angel Leon Guerrero Santos Latte Stone Memorial Park」、長〜〜い!

古代チャモロ文化の復興を目指した故人の議員、 Angel Leon Guerrero Santos さんの功績を称えて、2003年に名称が上記に変更されています。一般的には「Latte Stone Park」で通じると思いますが、WEBのMAPなどでは正式名称になっているのでご注意ください。

ラッテストーン公園
グアム / 公園・動植物園
住所:232 West O'Brien Drive Agana, Guam 96910地図で見る

スペイン統治時代の中心地【Plaza de Espana スペイン広場】

ラッテストーン公園のすぐ向かいには、スペインがグアムを統治していた中心地【Plaza de Espana スペイン広場】があります。ここには、スペイン提督の邸宅を中心に政治や軍事にまつわるいろいろな建物が集まっています。

ただ、1898年に勃発した 米西戦争(アメリカ vs スペイン)で、アメリカにほとんど爆撃されてしまったため、今あるものはほとんど修復されたものだそう。

写真左は 「スペイン提督邸」、右は 「チョコレートハウス」 と呼ばれている建物です。スペイン提督の夫人が、客人をチョコレートドリンクでもてなしていたから、そう呼ばれるようになったとか。他にも武器庫などもあり、要するにここはスペイン統治の拠点だったわけですね。

提督邸の目の前には、とても広々とした芝生が広がっていて、気持ちがいいです。中心にある建物は 「KIOSK キオスク」 、日本でいう「東屋」みたいなものです。

ちなみに、KIOSKの前に立っている大きな木は、日本ではCMで有名な 「この〜木、なんの木、気になる木〜♪ by 日立」の モンキーポッド 。あのCM撮影はハワイですが、ここにも大きなモンキーポッドがあちこちにありますヨ。

でも、こんなのほほーんとした広場も、戦時下では、スペイン → アメリカ → 日本 → 再びアメリカ…と軍事的な本部として使われていたそう。

スペイン広場
グアム / 公園・動植物園 / 広場
住所:Hagatna, Guam 96910地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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